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OCI技術資料 : ファイル・ストレージ 概要

OCI技術資料 : ファイル・ストレージ 概要

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) の技術説明資料、ファイル・ストレージ・サービスの概要編 (Level 100) です。

VCN内にエンド・ポイントを持つマネージドNFSサービスである、OCIファイル・ストレージについて解説しています。ユースケースの他、サービスを構成する基本的なコンポーネントと役割、インスタンスからのアクセス、セキュリティ、スナップショット機能についてカバーしています。

更新履歴
2024/12 高性能マウントターゲットの章を追加
2023/3  squash機能スライド追加
2023/3  レプリケーションに関するスライド追記
2022/12 価格の更新
2022/8  クローンに関するスライド追記
2021/12 転送中暗号化に関するスライド追記
2021/9  PPT内容修正
2021/5 PPTテンプレート、アイコン更新
2020/2 初版

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Transcript

  1. 目次 3 セキュリティ 3.01 セキュリティ 3.02 セキュリティ・リスト 3.03 NFSエクスポート・オプション 3.04

    ファイル・ストレージの転送中TLS暗号化の使用 4 スナップショット 4.01 スナップショット 5 クローン 5.01 クローン 6 レプリケーション 6.01 レプリケーション Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal/Restricted/Highly Restricted 2 1 ファイル・ストレージ概念 1.01 OCIファイル・ストレージ・サービス 1.02 ファイル・ストレージ・サービス – ユースケース 1.03 ファイル・システム 1.04 マウント・ターゲット 1.05 エクスポート・パス 1.06 ファイル・システムのマウント 2 高性能マウント・ターゲット 2.01 高性能マウント・ターゲット(HPMT) 2.02 高性能マウント・ターゲット(HPMT)があると嬉しいこと 2.03 ファイル・ストレージ・サービス これまでとこれから 2.04 高性能マウント・ターゲット(HPMT)のリリースに伴う影響
  2. Oracle Cloud Infrastructure ストレージ・サービス Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 3 ローカル NVMe ブロック・ ボリューム ファイル・ ストレージ オブジェクト・ ストレージ アーカイブ・ ストレージ タイプ NVMe SSDベースの 一時ストレージ NVMe SSD ベースの ブロックストレージ NFSv3 互換 ファイル・システム 耐久性の高い オブジェクトストレージ 長期アーカイブと バックアップ 耐久性 耐久性はないが、 再起動後もデータは存続 耐久性あり (1AD内に複数のコピー) 耐久性あり (1AD内に複数のコピー) 高耐久性 (AD間で複数のコピー) 高耐久性 (AD間で複数のコピー) 容量 テラバイト以上 ペタバイト以上 エクサバイト以上 無制限 無制限 ユニット サイズ BM : 51.2 TB VM : 6.4~25.6 TB 50 GB ~ 32 TB/Vol 32vol/インスタンス 最大8エクサバイト 10 TB/オブジェクト 10 TB/オブジェクト ユース ケース ビッグデータ、OLTP、高パフ ォーマンスのワークロード SAN のような機能を 必要とするアプリ (Oracle Database、エン タープライズアプリケーション) 共有ファイル・システムを 必要とするアプリ (EBS、HPC) ログ、画像、動画など 非構造化データ 長期的なアーカイブと バックアップ(Oracle Database バックアップ)
  3. ファイル・ストレージ概念 File Storage Consepts Copyright © 2023, Oracle and/or its

    affiliates | Confidential : Internal/Restricted/Highly Restricted 4
  4. • NFS v.3でアクセスするPOSIX準拠の共有ファイル・ストレージのマネージドサービス • 最大8エクサバイトまでスケーリング • 使った分(容量 x 時間)だけ課金 機能

     NFS v.3、 POSIX準拠、Network Lock Management (NLM)  任意の時点での状態を保存するスナップショット機能  スナップショットを切り離して独立させるクローニング機能  同一/他リージョンへのレプリケーション  ファイル・システムはデフォルトで暗号化  オプションで転送中TLS暗号化もサポート (oci-fss-util / stunnel)  NFSエクスポート・オプションによるセキュリティ  Kerberos認証、LDAP認可  管理コンソール、API/CLI、Terraform  Linux用のパラレルツール (partar, parcp, parrm) OCIファイル・ストレージ・サービス Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 5 NFSマウント ・・・ インスタンス ファイル・ストレージ
  5. ファイル・ストレージ・サービス – ユースケース Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates.

    6 汎用 ファイル・システム 検証開発用 データベース Oracleアプリケーションの Lift & Shift HPC スケールアウト構成の アプリケーション マイクロサービス コンテナ ビッグデータ・ 分析
  6. • ファイル・システム・サービスにファイルを格納するためのリ ソース • ファイル・システムにアクセスするには、1つ以上のマウント・ ターゲットをアタッチする • 可用性ドメイン内リソース、他の可用性ドメインからも アクセス可能だが、遅延が大きくなる •

    FastConnect/VPN を介してオンプレミスからのアクセス も可能 ファイル・システム Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates | Confidential : Internal/Restricted/Highly Restricted 7 リージョン 可用性ドメイン1 可用性ドメイン2 VCN 10.0.0.0/16 サブネット 10.0.2.0/24 サブネット 10.0.0.0/24 NFSクライアント サブネット 10.0.1.0/24 NFSクライアント マウント・ターゲット ファイル・システム
  7. • 特定のサブネットに配置されるNFSエンドポイント • NFSアクセスのために固定された1つのプライベートIPアド レスとDNS名を持つ • 可用性ドメイン内に作成され、同じ可用性ドメイン内の ファイル・システムをアタッチできる • マウント・ターゲットあたり100個のファイル・システムをアタッ

    チ可能(異なるエクスポート・パスを割り当てる) • クライアントからのNFSアクセスに利用されるIPアドレス (VIP)1つの他に、内部フェイルオーバー・プロセス用にユー ザーには表示されない2つのIPアドレスが利用される → マウント・ターゲットを配置するサブネットには3つ以上 の空きプライベート IPアドレスが必要 (/30のサブネットは使用不可) → 独立したサブネットに配置することを推奨 マウント・ターゲット Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates | Confidential : Internal/Restricted/Highly Restricted 8 リージョン 可用性ドメイン1 可用性ドメイン2 VCN 10.0.0.0/16 サブネット 10.0.2.0/24 サブネット 10.0.0.0/24 NFS クライアント サブネット 10.0.1.0/24 NFS クライアント マウント・ターゲット ファイル・システム
  8. ファイル・システム作成時に、マウント・ターゲットと関連付けるために指定する一意のパス • 同じマウント・ターゲットに関連付けられた2つのファイル・システムが重複するエクスポート・パスを持つことはできない 例)/example と /example/path のようなパスはNG • エクスポート・パスは、マウント・ターゲットのIPアドレスとともにファイル・システムをインスタンスにマウントするために使用 例)

    のとき、マウント・コマンド実行例は ※ /mnt/mountpointA と /mnt/mountpointB は外部ファイル・システムがマウントされているNFSクライアント・インスタンス上のディレクトリ へのパス エクスポート・パス Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 9 マウント・ターゲット(NFS エンドポイント) : 10.0.0.6 エクスポート・パス 1 : /example1/path エクスポート・パス 2 : /example2/path $ sudo mount 10.0.0.6:/example1/path /mnt/mountpointA $ sudo mount 10.0.0.6:/example2/path /mnt/mountpointB
  9. • コンソールからインスタンスを起動 • ボリュームのマウントにはNFS v.3を利用 • nfs-utils(Linux、Red HatまたはCentOS)もしくは nfs-common(UbuntuまたはDebian)をインスタンス上に インストール

    • ディレクトリを作成 • ファイル・ストレージ・サービスのコンソールでマウント・ターゲットをクリック • nfsコマンドを使用し、プライベートIPアドレスでボリュームをマウント 注)ファイル・ストレージ・サービスの性能を引き出すためには、マウントオプションを指定しないことを推奨。オプション指定し ないことで、クライアントからサーバーに対してread/write操作に最適なウィンドウサイズをネゴシエーションする。 ファイル・システムのマウント Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 10 opc@node01:~$ sudo mkdir -p /<ユーザーのターゲット・ディレクトリ> opc@node01:~$ sudo mount <IPアドレス>:<パス> /<ユーザーのターゲット・ディレクトリ> opc@node01:~$ sudo yum install nfs-utils opc@node01:~$ sudo mkdir -p /mnt/nfs opc@node01:~$ sudo mount 10.0.0.3:/fss-shared /mnt/nfs
  10. 高性能マウント・ターゲット Hight Performance Mount Target Copyright © 2023, Oracle and/or

    its affiliates | Confidential : Internal/Restricted/Highly Restricted 11
  11. https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/File/Tasks/managingmounttargets.htm#performance • マウント・ターゲットのタイプが、標準と高性能(スループット別に3種類)に分割 • 高性能マウントターゲットは、タイプ毎の容量資格/権利 (=最低限課金される容量)と最低利用期間(30日)が設定 • 標準マウントターゲットにReadスループット 1Gbpsの制限が追加* 高性能マウント・ターゲット(HPMT)

    [Date] Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal/Restricted/Highly Restricted 12 旧マウント・ターゲット Readスループット 容量資格/権利 最低課金月額 最低利用期間 (なし) 600MB/s ~ 1 GB/s (ベストエフォート) 0 GB ¥0 なし マウント・ターゲットのタイプ Readスループット 容量資格/権利 最低課金月額(定 価) 最低利用期間 標準(Standard) 1 Gbps* 0 GB ¥0 なし 高性能(High Performance) : HPMT-20 20 Gbps 20,000 GB ¥840,000 30日 高性能(High Performance) : HPMT-40 40 Gbps 40,000 GB ¥1,680,000 30日 高性能(High Performance) : HPMT-80 80 Gbps 80,000 GB ¥3,360,000 30日 *2025/12/10 時点では標準MTの1Gbpsのスループット制限はまだ実装されていません、今後実装が予定されています 2024/8/27
  12. ファイル・ストレージ・サービス これまでとこれから これまで これから マウント・ターゲットあたり固定 (実質的にはスループット600MB/s ~1GB/s程度 が上限) 性能 マウント・ターゲットのサイズによってスループット性能

    が変わる(1Gbps ~ 80Gbps) 1つのファイル・システムに複数のマウント・ターゲット をアタッチしてスケール・アウトさせる(同一ホストから はマウントポイントが複数になる) 1GB/sを超える スループット性能への対 応 スケール・アウトに加えて、高性能マウント・ターゲッ ト(HPMT)を利用したスケール・アップが可能に(同 一ホストから同一マウントポイントのままスループット 性能向上) 利用するストレージサイズのみの考慮でOK 課金に関する考慮点 (レプリケーションなどは 除く) ストレージのサイズに加えて性能の考慮が必要 HPMT利用時には最低利用期間、最低利用料 金の考慮が必要 14 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal/Restricted/Highly Restricted
  13. 1Gbps~8Gbps の性能が必要な場合に、特にご注意ください 対象 影響 既存ユーザー MTあたり1Gbps以上の帯域を利用していない、 今後も利用予定なし • 作成済のMTの継続利用には影響なし •

    今後* 作成する標準MTも既存のMTと同等の価格で利用可能、ただし新設 MTの性能上限は既設のMT(8Gbps程度)より低い1Gbpsに制限される 現在MTあたり1Gbps ~約8Gbpsの帯域を利 用している、または今後の利用予定がある • 作成済のMTの継続利用には影響なし • 今後* 作成する標準MTは既存で作成済のMTより性能が劣る(1Gbpsの帯域 に制限) • 新規MTに既存MTと同等の性能(1~8Gbps)を期待する場合にはHPMTを利 用(HPMT20 : 20Gbps, 最低月額42万円~) 新規ユーザー MTあたり1Gbps以下で十分 • 特に影響なし(今までと同等の提案が可能) MTあたり1Gbps~8Gbpsの性能要求 • 今までは最低月額料金なし • これからはHPMT-20(最低1ヶ月、月額84万円以上)を含んだ見積もりが必要 MTあたり8Gbps以上 • 今までは対応不可だったが、今後はHPMTの提案が可能 高性能マウント・ターゲット(HPMT)のリリースに伴う影響 [Date] Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal/Restricted/Highly Restricted 15 *2025/12/10 時点では1Gbpsの帯域制限はまだ実装されていません、今後実装が予定されています
  14. セキュリティ Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 17 ファイル・ストレージ・サービスを使用する際に考慮する必要がある、4つの異なるセキュリティ層

    1ファイル・システムをマウントする場合は、nolock、rsize、wsize などのマウントオプションを使用しないこと これらのオプションを使用すると、パフォーマンスとファイルロックの問題が発生する場合がある セキュリティ層 使用する機能 制御内容例 IAM サービス OCIユーザー、ポリシー インスタンス(NFSクライアント)と ファイル・ストレージ・サービス VCNの作成 ファイル・システムとマウント・ターゲットの作成、一覧表示、および関連付け ネットワーク・セキュリティ IPアドレス、CIDRブロック、セ キュリティ・リスト マウント・ターゲットへの NFSクライアント・インスタンスの接続 NFSエクスポート・オプション エクスポート、IPアドレス、 CIDRブロック ネットワーク・セキュリティ・レイヤーとNFS v.3セキュリティ・レイヤーを経由するソースIPア ドレスまたはCIDRブロックに基づいて、ファイル・システム単位でのアクセス制御 NFS v.3 UNIX セキュリティ /NFS v.3 Kerberosセキュリティ UNIXユーザー(にマップされ た Kerberosプリンシパル (Kerberosの場合))、ファイ ル・モード・ビット ファイル・システムのマウント1、書き込みファイルの読み取り、ファイルアクセスセキュリティ
  15. セキュリティ・リストを仮想ファイアウォールとして使用して、 NFS クライアントが(同じサブネットにあっても) マウント・ター ゲットをマウントしないようにすることができる ファイル・ストレージ・サービスで利用されるプロコルとポート これらのポートを開くと、 NFSクライアント からのトラフィックが有効になる •

    ステートフル、受信TCP ポート111、2048–2050 • ステートフル、受信UDP ポート111および2048 1ファイル・システムにアクセスするために VCN 内のすべてのサブネット (例 : 10.0.1.0/24)に対して、宛先 CIDR を 10.0.0.0/16 に変更。 すべてのルールはステートフルとなる。 セキュリティ・リスト Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates | Confidential : Internal/Restricted/Highly Restricted 18 リージョン 可用性ドメイン1 可用性ドメイン2 VCN 10.0.0.0/16 サブネット 10.0.2.0/24 サブネット 10.0.0.0/24 NFS クライアント サブネット 10.0.1.0/24 NFS クライアント マウント・ターゲット ファイル・システム タイプ 送信元CIDR プロトコル 送信元ポート 宛先ポート 受信 10.0.0.0/241 TCP すべて 2048-2050 受信 10.0.0.0/24 TCP すべて 111 受信 10.0.0.0/24 UDP すべて 2048 受信 10.0.0.0/24 UDP すべて 111
  16. セキュリティ・リストは「all or nothing」アプローチ → クライアントはマウント・ターゲットにアクセス「できる」か「できない」のどちらか エクスポート・オプションを使用すると、 NFS共有環境でクライアントのファイル・システムへの接続、ファイルの読取り、 書込みなどアクセスを制御することができる • エクスポート・オプションの情報

    : ファイル・システムOCID、エクスポート・パス、クライアントアクセスオプション ファイル・システムと関連するマウント・ターゲットの作成直後は、ファイル・システムのNFSエクスポート・オプションは、すべての NFSクライアントに対してフルアクセスを許可するように設定されている ※デフォルトのエクスポート・オプションの内容 NFSエクスポート・オプション Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 19
  17. NFSエクスポート・オプション(続き) Console/CLI/API でクライアント・エクスポート・オプションを設定 例)クライアントはマウント・ターゲットを共有するが、それぞれファイ ル・システムを持ち、互いのデータにアクセスできない • 10.0.0.0/24 に割り当てられたクライアント X は、ファイル・システム

    A に 対する読取り/書込み権限は必要だが、ファイル・システム B にはアクセス しない • 10.0.1.0/24 に割り当てられたクライアント Y は、ファイル・システム B に 対する読取り権限は必要だが、ファイル・システム Aにはアクセスしない • ファイル・システム A と B の両方が単一のマウント・ターゲットに関連付けら れている ファイル・システム Aのエクスポート・オプションの設定例 20 Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. リージョン VCN 10.0.0.0/16 サブネット 10.0.0.0/24 NFSクライアント X サブネット 10.0.1.0/24 NFSクライアント Y サブネット 10.0.2.0/24 マウント・ターゲット ファイル・システム A ファイル・システム B 読取り/書込み 読取り
  18. NFSエクスポート・オプション(続き) : squash機能 ファイル・ストレージにアクセスするユーザーに対して、読書 き権限を与えないようにする機能 システム権限のないユーザーである「なし(nobody)」用の UID/GID 65534を与えることで権限を下げる(squash) Squashの対象は以下の3通り •

    なし (nobody) • rootユーザー • すべてのユーザ 2つのエクスポートパスに対してrootユーザーでアクセス 21 Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. リージョン エクスポート・パス Squash 対象ユーザー 読取り 書込み 実行 /mnt/none なし ◦ ◦ ◦ /mnt/root ルート ✕ ✕ ◦ VCN 10.0.0.0/16 サブネット 10.0.0.0/24 クライアント サブネット 10.0.2.0/24 ファイル・システム root user /mnt/none /mnt/root 読取り/書込み
  19. • 転送中暗号化(In-transit TLS Encryption)を使用すると、TLS v.1.3(Transport Layer Security)暗号化 を使用して、インスタンスとマウントされたファイル・システム間でデータを保護できる • 有効化するには、インスタンスに

    oci-fss-utils パッケージ をインストールする https : //docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/File/Tasks/intransitencryption.htm ファイル・ストレージの転送中TLS暗号化の使用 Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 22 1. oci-fss-utilsのインストール 2. oci-fss-utils を利用しマウント sudo mount -t oci-fss 10.x.x.x:/<ファイル・システムのエクスポート・パス> /mnt/<マウント・ポイント> TLSトンネル ファイル・ストレージ インスタンス インスタンス NFSマウント
  20. スナップショット 読取り専用でスペース効率の高い、ファイル・システムのポイント・イン・タイム・スナップショットを提供 • スナップショットを実行すると、ファイル・システムのルート・フォルダの下に、.snapshot という名前の隠しディレクトリが作成される • ファイル・システムごとに最大10,000のスナップショットを作成可能 • スナップショット内のファイルから復旧するか、cp または

    rsync コマンドを使用して、スナップショット全体をリストア可能 ターゲット・ファイル・システム内で、変更なしの状態でスナップショットを取得した場合、追加のストレージ容量は消費されない cp –r .snapshot/snapshot_name/*destination_directory_name 24 Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. [opc@testvm ~]$ ls -l /mnt/TutorialFileSystem/.snapshot/ total 0 drwxr-xr-x. 2 root root 0 Feb 21 2025 Snapshot1 drwxr-xr-x. 2 root root 0 Feb 21 2025 Snapshot2
  21. Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 26 既存のスナップショットに基づいて即座に新規ファイル・システムが作成される •

    親ファイル・システムと同じAD内でのみ作成可能 • クローン作成後は、クローンへのデータ変更も親ファイル・システムへのデータ変更も互いに反映されず、それぞれ独立 ‐ 共有データ(クローン作成時点までのデータ)については親のデータを参照する(変更の反映はしない) • クローン作成後すぐにクローンへのREAD、WRITE操作ができる ‐ ただしハイドレーション(ソースからクローンにメタデータをコピーする非同期プロセス)中に共有データにアクセスするとパフォーマンスに影響がある • クローン・ツリーのルートを削除する場合、そのすべての子孫クローンをあらかじめ削除する必要がある • クローンのサービス制限は、通常のファイル・システムと同じ • 同時にハイドレーションできるクローン・ツリー内の最大クローン数と深さ ‐ 最大クローン数 : 10 ‐ 最大の深さ : 5 • 親ファイル・システムからクローンをデタッチし、完全独立させられる ‐ 共有データは、親からクローンにコピー ‐ デタッチ・プロセスは即時ではないがbackground実行のため、クローンは使用可能 ‐ デタッチしたいクローンが、他クローンの親になっていない必要がある 可用性ドメイン クローン クローン クローン ルート クローン クローン クローン
  22. • ファイル・システムを別の可用性ドメインや別のリージョンにレプリケーションできる • コストはソースとターゲットのファイル・システムの容量の合計 • ソース・ファイル・システムに存在するスナップショットはすべてターゲット・ファイル・システムにレプリケートされる • 初期同期には数時間かかる可能性があるが、初期同期以降は差分データだけがレプリケーションされていく • レプリケーション間隔を選択できる(最低15分~)

    • レプリケーション見積り機能を使用すると、レプリケーションのサポート可否やコピーにかかる時間の見積もりができる • ターゲット・リージョンは事前定義済みの推奨ターゲット・リージョンから選択 ※ 推奨ターゲット・リージョン以外を選択したい場合は、そのリージョンでレプリケーション用ターゲット・ファイル・システムを作成/ API or CLIを使用 • 東京 → 大阪、シドニー、フランクフルト、シンガポール、シンガポール西部、春川、ソウル • 大阪 → 東京、春川、サンノゼ レプリケーション Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates | Confidential : Internal 28 東京リージョン VCN ファイル・システム 大阪リージョン VCN ファイル・システム
  23. Oracle Cloud Infrastructure マニュアル • マニュアル(日本語) - https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/home.htm • APIリファレンス

    - https://docs.cloud.oracle.com/iaas/api/ • テクニカル・ホワイト・ペーパー - https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/aqswhitepapers.htm • リリースノート - https://docs.cloud.oracle.com/iaas/releasenotes/ • 既知の問題(Known Issues) - https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/knownissues.htm • OCIアイコン・ダイアグラム集(PPT、SVG、Visio用) - https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/graphicsfordiagrams.htm ※ 日本語版は翻訳のタイムラグのため情報が古い場合があります。最新情報は英語版をご確認ください。 Oracle Cloud Infrastructure マニュアル・ドキュメント Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 31
  24. Oracle Cloud Infrastructure 活用資料集 • https : //oracle-japan.github.io/ocidocs/ チュートリアル -

    Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう • https : //oracle-japan.github.io/ocitutorials/ Oracle Cloud ウェビナーシリーズ • https : //www.oracle.com/goto/ocws-jp Oracle 主催 セミナー、ハンズオン・ワークショップ • https : //www.oracle.com/search/events/_/N-2bu/ Oracle Cloud Infrastructure – General Forum(英語) • https : //cloudcustomerconnect.oracle.com/resources/9c8fa8f96f/summary Oracle Cloud Infrastructure トレーニング・技術フォーラム Copyright © 2022 Oracle and/or its affiliates. 32