Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
私が好きなUMLダイアグラム / The UML Diagrams I Love.
Search
岡本卓也
August 31, 2024
Technology
0
67
私が好きなUMLダイアグラム / The UML Diagrams I Love.
2024-08-31
LTS TechDay LT発表資料
岡本卓也
August 31, 2024
Tweet
Share
More Decks by 岡本卓也
See All by 岡本卓也
AI活用時代のUML再評価/UML collaborate with AI
okamototakuyasr2
0
170
スクラムチームだけどエクセルで要件定義書を書くことにしました / Requirements-Specification-Document-in-Scrum
okamototakuyasr2
2
2k
合宿はいいぞ / Training camp is so good.
okamototakuyasr2
0
750
幸運を科学する ~アジャイルチームの成功を再現する方法~ / How to reproduce nice team at ESM webiner.
okamototakuyasr2
0
72
幸運を科学する ~アジャイルチームの成功を再現する方法~
okamototakuyasr2
0
1.7k
アジャイルと設計 / Design in Agile Development
okamototakuyasr2
0
56
なぜアジャイルをやるのですか
okamototakuyasr2
0
200
コミュニティと人の縁〜まずは楽しんで、そしてその先にあるもの〜
okamototakuyasr2
0
500
アジャイル開発の中の設計
okamototakuyasr2
0
1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Snowflake Summit 2025全体振り返り / Snowflake Summit 2025 Overall Review
mtpooh
2
400
AWS テクニカルサポートとエンドカスタマーの中間地点から見えるより良いサポートの活用方法
kazzpapa3
2
540
変化する開発、進化する体系時代に適応するソフトウェアエンジニアの知識と考え方(JaSST'25 Kansai)
mizunori
1
210
解析の定理証明実践@Lean 4
dec9ue
0
180
A2Aのクライアントを自作する
rynsuke
1
170
急成長を支える基盤作り〜地道な改善からコツコツと〜 #cre_meetup
stefafafan
0
120
250627 関西Ruby会議08 前夜祭 RejectKaigi「DJ on Ruby Ver.0.1」
msykd
PRO
2
270
GeminiとNotebookLMによる金融実務の業務革新
abenben
0
230
2年でここまで成長!AWSで育てたAI Slack botの軌跡
iwamot
PRO
4
700
SalesforceArchitectGroupOsaka#20_CNX'25_Report
atomica7sei
0
170
データプラットフォーム技術におけるメダリオンアーキテクチャという考え方/DataPlatformWithMedallionArchitecture
smdmts
5
630
ハノーバーメッセ2025座談会.pdf
iotcomjpadmin
0
160
Featured
See All Featured
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.3k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.4k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
107
19k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
337
57k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
34
3k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
Practical Orchestrator
shlominoach
188
11k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
694
190k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
134
9.3k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Transcript
© 2024 ESM, Inc. LTS TechDay 2024 The UML Diagrams
I Love. 1 2024年08月31日 永和システムマネジメント Agile Studio 岡本 卓也
© 2024 ESM, Inc. 自己紹介 • 岡本 卓也 • EM@AgileStudio
• スクラムコーチ兼開発者 ◦ ガチWF :15 年 ◦ 過渡期 :5年 ◦ Agile :5年 • アジャイル開発導入支援 WFからの移行支援 • X:@haraguro3 好きなものはアジャイルとモデリングとトムデマルコ。 • note:https://note.com/haraguro3 • mail:
[email protected]
2
© 2024 ESM, Inc. 永和システムマネジメント 3 福井本社 WeWork 沖縄 Agile
Studio Park FUKUI BASE 9/20 OPEN
© 2024 ESM, Inc. モデリングしてますか? 4 モデリングしてますか?
© 2024 ESM, Inc. UMLとの出会い(2010頃) • 大規模ネットワークシステムの設計 • ガチWF •
Word、Excelによる設計書 • テキストだと苦しいので工夫して図を書く • Rational Rose UML Modeling tool を知る • 便利なお絵かきツール • UMLに興味が湧いて勉強を始める 5
© 2024 ESM, Inc. かつての開発風景(2000〜2010前半) • 基幹系インフラシステム(光通信ネットワーク、TV中継システム) • 組み込み的(ハードの制御ソフト) •
超大規模(数十人&数年単位のリリース) • ウォーターフォール • 分業体制(ソフト開発チームに所属) 6 要求分析 要件定義 設計 実装 試験 この辺担当
© 2024 ESM, Inc. 私が好きだったUML Best3 7
© 2024 ESM, Inc. クラス図 目的 • 実装(クラス定義)の詳細設計書 • 厳密なドキュメント
好きなところ • コード(C++)に最も近い • クラス定義が厳密に記述できる(ロジック以外) • コードの自動生成ができる 8
© 2024 ESM, Inc. シーケンス図 目的 • 実装(クラス間メッセージ)の詳細設計書 • 厳密なドキュメント
好きなところ • クラス図と組み合わせると ロジックをかなり忠実に記述できる • UMLを知らなくても読み書きできる 9
© 2024 ESM, Inc. 状態遷移図 目的 • 実装(プロトコル/ハード制御)の詳細設計書 • 厳密なドキュメント
好きなところ • 組み込みソフトでは状態管理がとても大事 • 従来の状態遷移表よりも見やすい 10
© 2024 ESM, Inc. 最近の開発風景(2010後半〜現在) • Web&クラウド(業務システム) • 小〜中規模(数人&数週間〜数ヶ月でリリース) •
Agile/Scrum • 1チーム(プロダクト開発チームに参加) 11 要求分析 要件定義 設計 実装 試験 全部やる
© 2024 ESM, Inc. 私が好きなUML Best3 12
© 2024 ESM, Inc. クラス図 目的 • ビジネス環境の理解 • サービスのドメインモデル理解
• プロダクトのアーキテクチャ理解 好きなところ • エンジニアでなくても理解できる • UMLを知らなくても読み書きできる • 大体なんでもこれで表現できる 13
© 2024 ESM, Inc. ユースケース図 目的 • ビジネス理解 • 業務理解
好きなところ • エンジニアでなくても理解できる • ソフト開発の一歩手前で使える • 棒人間 14
© 2024 ESM, Inc. ユースケース記述 目的 • ビジネス理解 • 業務理解
好きなところ • UMLというか日本語 • 抽象→具象に振り切っている 15
© 2024 ESM, Inc. 現在 • ドメイン分析/要件定義 • ビジネスに近い領域 •
チーム全員のため • コミュニケーション • 分かりやすさが重要 役割のシフトレフト 16 要求分析 要件定義 設計 実装 試験 以前はこの辺 現在はここ 以前 • 詳細設計 • 実装に近い領域 • エンジニアのため • ドキュメント • 厳密さが重要
© 2024 ESM, Inc. UMLの盛衰 UML 1.1 • 統一記法 UML
1.x • 表現の拡張 UML 2.0 • 厳密/複雑 • 仕様の肥大 • MDD/MBD 17 (出典:UMTPモデリング技術部会 UML2.5勉強会成果物) 一般の開発者の手には負えなくなり UMLブームは終焉 自分が使うのはこの辺り もうこれで十分 革命が起きた
© 2024 ESM, Inc. UMLの復権 DDDの広がり 近年のDDD流行の中で、モデリングの重要性が再認識されている。 この中で、かつて広く使われていたUMLが再びモデリングツールとして見直されている。 コミュニケーションの強化 DDDはエンジニアとビジネス側のコミュニケーションを重視する。
UMLはコミュニケーションを視覚的に支援するツールとしての役割を果たし、利害関係者の間で 共通理解を形成するのに役立つ。 補完的アプローチ コンテキストマップやイベントストームなど、他のモデリング手法と併用することで、より包括 的で実践的なドメインモデリングが可能になる。 18
© 2024 ESM, Inc. さいごに 19 UML is not dead.