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アジャイルと設計 / Design in Agile Development
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岡本卓也
April 18, 2023
Technology
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36
アジャイルと設計 / Design in Agile Development
2023/04/18
社内発表資料
岡本卓也
April 18, 2023
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Transcript
アジャイルと設計 1 2023年04月18日 株式会社永和システムマネジメント Agile Studio 岡本 卓也
はじめに 1. アジャイル開発でも設計は必要 2. 設計のやり方はどこにも書かれていない 2
設計の目的 1. 記録する 2. 承認する 3. 共有する 3
設計のステップ 1. 調査する 2. 発見する 3. 理解する 4. 共有する
4
設計のステップ 1. 調査する 2. 発見する 3. 理解する 4. 共有する
5 ステップ1 ステップ2
ステップ1:調査と発見 • 調べる • 決める • 一番詳しい人がやる • 他の人はまだ理解できない
6
ここでやめるとこうなる 7 工程 工程 工程 工程 工程を設計書でつなぐ
ステップ2:理解と共有 • 分かったことを書き出す • 他の人に説明する • 見直す • チーム全員が理解している
8
作るもの 1. ユースケース 2. ドメインモデル 3. アーキテクチャ KEEPS しっかり書いて、できればメンテナンスする 9
ユースケース • 主要なケースだけ書く • 場面(ユース)を書く ※機能を書かない • ユーザを意識する 10
ドメインモデル 11 • 利用者の言葉で書く • 開発物の抽象を書く • 書くもの ◦ 仕事する箱
◦ 箱の責務 ◦ 最小限のデータ
アーキテクチャ 12 • 開発者の言葉で書く • 開発物の具象を書く • 書くもの ◦ 利用するサービス
◦ フレームワーク ◦ それらの連携
オススメの順番 13 ユーザーストーリーマッピング(または要件定義書) ユースケース ドメインモデル アーキテクチャ
なぜモデルを使うのか? 14
なぜUMLを使うのか? • 特に強い理由はない • オレオレ記法よりは混乱が少ない ◦ 書くための目的と記法に一定のルールがある ◦ それらの知見は世の中にあるので学習可能
◦ 細かいルールは無視してOK 15
ポイント • 全てを設計しない • 変わりにくい部分にフォーカスする • 作成には時間をかけない • 説明には時間をかける 16
設計の目的 1. 記録する 2. 承認する 3. 共有する 4. 会話を誘発する 17
参考 • 【アジャイル時代のモデリング①】システムの「全体像」の理解共有がなぜ必須なのか • 【アジャイル時代のモデリング②】共通理解を作るための、最もシンプルなモデルセット • アジャイル開発の中の設計 18
おしまい 19