Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
アジャイルと設計 / Design in Agile Development
Search
岡本卓也
April 18, 2023
Technology
0
40
アジャイルと設計 / Design in Agile Development
2023/04/18
社内発表資料
岡本卓也
April 18, 2023
Tweet
Share
More Decks by 岡本卓也
See All by 岡本卓也
AI活用時代のUML再評価/UML collaborate with AI
okamototakuyasr2
0
13
私が好きなUMLダイアグラム / The UML Diagrams I Love.
okamototakuyasr2
0
36
スクラムチームだけどエクセルで要件定義書を書くことにしました / Requirements-Specification-Document-in-Scrum
okamototakuyasr2
1
1.4k
合宿はいいぞ / Training camp is so good.
okamototakuyasr2
0
650
幸運を科学する ~アジャイルチームの成功を再現する方法~ / How to reproduce nice team at ESM webiner.
okamototakuyasr2
0
43
幸運を科学する ~アジャイルチームの成功を再現する方法~
okamototakuyasr2
0
1.4k
なぜアジャイルをやるのですか
okamototakuyasr2
0
160
コミュニティと人の縁〜まずは楽しんで、そしてその先にあるもの〜
okamototakuyasr2
0
450
アジャイル開発の中の設計
okamototakuyasr2
0
850
Other Decks in Technology
See All in Technology
型情報を用いたLintでコード品質を向上させる
sansantech
PRO
2
220
AWS re:Invent 2024 Recap in ZOZO - Serverless で好きなものをしゃべってみた
chongmyungpark
0
1.1k
20241218_マルチアカウント環境におけるIAM_Access_Analyzerによる権限管理.pdf
nrinetcom
PRO
3
150
知っててうれしい HTTP Cookie を使ったセッション管理について
greendrop
1
110
新しいスケーリング則と学習理論
taiji_suzuki
9
3.6k
Bring Your Own Container: When Containers Turn the Key to EDR Bypass/byoc-avtokyo2024
tkmru
0
330
20241125 - AI 繪圖實戰魔法工作坊 @ 實踐大學
dpys
1
440
React Routerで実現する型安全なSPAルーティング
sansantech
PRO
4
880
UI State設計とテスト方針
rmakiyama
4
940
DUSt3R, MASt3R, MASt3R-SfM にみる3D基盤モデル
spatial_ai_network
3
500
「完全に理解したTalk」完全に理解した
segavvy
1
270
Evolving Architecture
rainerhahnekamp
3
220
Featured
See All Featured
Docker and Python
trallard
43
3.2k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Speed Design
sergeychernyshev
25
720
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
10
850
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
406
66k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
244
12k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
22
1.3k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
335
57k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
RailsConf 2023
tenderlove
29
960
Making Projects Easy
brettharned
116
6k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
132
33k
Transcript
アジャイルと設計 1 2023年04月18日 株式会社永和システムマネジメント Agile Studio 岡本 卓也
はじめに 1. アジャイル開発でも設計は必要 2. 設計のやり方はどこにも書かれていない 2
設計の目的 1. 記録する 2. 承認する 3. 共有する 3
設計のステップ 1. 調査する 2. 発見する 3. 理解する 4. 共有する
4
設計のステップ 1. 調査する 2. 発見する 3. 理解する 4. 共有する
5 ステップ1 ステップ2
ステップ1:調査と発見 • 調べる • 決める • 一番詳しい人がやる • 他の人はまだ理解できない
6
ここでやめるとこうなる 7 工程 工程 工程 工程 工程を設計書でつなぐ
ステップ2:理解と共有 • 分かったことを書き出す • 他の人に説明する • 見直す • チーム全員が理解している
8
作るもの 1. ユースケース 2. ドメインモデル 3. アーキテクチャ KEEPS しっかり書いて、できればメンテナンスする 9
ユースケース • 主要なケースだけ書く • 場面(ユース)を書く ※機能を書かない • ユーザを意識する 10
ドメインモデル 11 • 利用者の言葉で書く • 開発物の抽象を書く • 書くもの ◦ 仕事する箱
◦ 箱の責務 ◦ 最小限のデータ
アーキテクチャ 12 • 開発者の言葉で書く • 開発物の具象を書く • 書くもの ◦ 利用するサービス
◦ フレームワーク ◦ それらの連携
オススメの順番 13 ユーザーストーリーマッピング(または要件定義書) ユースケース ドメインモデル アーキテクチャ
なぜモデルを使うのか? 14
なぜUMLを使うのか? • 特に強い理由はない • オレオレ記法よりは混乱が少ない ◦ 書くための目的と記法に一定のルールがある ◦ それらの知見は世の中にあるので学習可能
◦ 細かいルールは無視してOK 15
ポイント • 全てを設計しない • 変わりにくい部分にフォーカスする • 作成には時間をかけない • 説明には時間をかける 16
設計の目的 1. 記録する 2. 承認する 3. 共有する 4. 会話を誘発する 17
参考 • 【アジャイル時代のモデリング①】システムの「全体像」の理解共有がなぜ必須なのか • 【アジャイル時代のモデリング②】共通理解を作るための、最もシンプルなモデルセット • アジャイル開発の中の設計 18
おしまい 19