Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AIコードエディタは開発を変えるか?Cursorをチームに導入して1ヶ月経った本音
Search
Sponsored
·
Ship Features Fearlessly
Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
→
Itaru Ota
May 28, 2025
Technology
2
1.1k
AIコードエディタは開発を変えるか?Cursorをチームに導入して1ヶ月経った本音
2025年5月28日 Qiita Bash 最近ハマっている生成AI活用法を語ろう!のLT登壇資料です。
https://increments.connpass.com/event/351227/
Itaru Ota
May 28, 2025
Tweet
Share
More Decks by Itaru Ota
See All by Itaru Ota
Trayce, a Raycast Extension for Tokyo AI Hackathon 2025
ota1022
1
470
GitHub Actions × AWS OIDC連携の仕組みと経緯を理解する
ota1022
2
500
DockerからECSへ 〜 AWSの海に出る前に知っておきたいこと 〜
ota1022
5
2.4k
放送コンテンツに対する ツイートの<一様率>分析
ota1022
0
67
Twitterを用いたラジオ番組圧縮手法の提案
ota1022
0
55
Other Decks in Technology
See All in Technology
君はジョシュアツリーを知っているか?名前をつけて事象を正しく認識しよう / Do you know Joshua Tree?
ykanoh
4
130
Embeddings : Symfony AI en pratique
lyrixx
0
350
FastMCP OAuth Proxy with Cognito
hironobuiga
3
210
Phase10_組織浸透_データ活用
overflowinc
0
1.8k
Change Calendarで今はOK?を仕組みにする
tommy0124
1
120
Phase08_クイックウィン実装
overflowinc
0
1.9k
ハーネスエンジニアリング×AI適応開発
aictokamiya
1
200
Oracle Cloud Infrastructure(OCI):Onboarding Session(はじめてのOCI/Oracle Supportご利⽤ガイド)
oracle4engineer
PRO
2
16k
昔話で振り返るAWSの歩み ~S3誕生から20年、クラウドはどう進化したのか~
nrinetcom
PRO
0
100
モジュラモノリス導入から4年間の総括:アーキテクチャと組織の相互作用について / Architecture and Organizational Interaction
nazonohito51
7
4.2k
AI時代のオンプレ-クラウドキャリアチェンジ考
yuu0w0yuu
0
240
大規模ECサイトのあるバッチのパフォーマンスを改善するために僕たちのチームがしてきたこと
panda_program
1
400
Featured
See All Featured
More Than Pixels: Becoming A User Experience Designer
marktimemedia
3
360
Crafting Experiences
bethany
1
94
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.8k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
281
24k
職位にかかわらず全員がリーダーシップを発揮するチーム作り / Building a team where everyone can demonstrate leadership regardless of position
madoxten
62
53k
Deep Space Network (abreviated)
tonyrice
0
96
Designing for Timeless Needs
cassininazir
0
170
The agentic SEO stack - context over prompts
schlessera
0
720
Become a Pro
speakerdeck
PRO
31
5.9k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2.3k
Believing is Seeing
oripsolob
1
96
B2B Lead Gen: Tactics, Traps & Triumph
marketingsoph
0
86
Transcript
AIコードエディタは開発を 変えるか? Cursorをチームに導入して 1ヶ月経った本音 2025/5/28 Qiita Bash 最近ハマっている生成AI活用法を語ろう! 太田 暢
@iorandd
太田 暢 @iorandd 株式会社スリーシェイク SRE伴走型コンサルティングサービス「Sreake」事業部 アプリケーション開発支援チーム エンジニア このスライドもCursorとMarpで作成しました! 2
本日のスコープ 話すこと クライアントワークにおける事例 AIエディタ導入の実体験とチームの適応プロセス 話さないこと 自社サービス開発における事例 AIエディタの機能・コスト比較 具体的なコーディング手法や実装例 3
弊社サイトより 4
Cursorについて Visual Studio CodeをベースにしたAI統合型のコードエディタ プロジェクト全体のコードベースをインデックス化し、 自然言語での検索やAIによるコーディングが可能 Pro・Businessプランでは各種最新モデルを 月500まで高速リクエスト可能 以降はスローリクエストまたは従量課金 新しいモデルが使える(最近もClaude
Sonnet 4にすぐ対応) 無料で使えるモデルも多数 5
6
Cursorの導入 導入に至った理由 Vibe codingの高まりを踏まえ、アプリケーションチームとしてAI活用推進したい 個人契約で使っているエンジニアも多く、導入してほしいという要望 導入前の環境 原則、各自が好みのエディタを使用(VS Code、Vim/Neovimなど) GitHub Copilot
Business経由で各種最新モデルを利用可能 個人で任意のAIエディタ・エージェントを使用していたメンバーも多数 7
懸念点:クライアントワーク 少人数単位での案件進行 案件あたり2-3名単位かつ、複数の業務が並走 案件ごとに異なる開発環境 言語、フレームワーク マネージドIDEの制約 Google Cloud Workstationsなどの開発環境 8
懸念点:急速なAI環境の変化 エンジニア個々の嗜好・習慣 エディタ設定やプラグイン構成の個人最適化 avante.nvimなど各コミュニティAIプラグイン開発 AIコーディングエディタ・CLIの競争激化 Cline(2024年7月) Windsurf(2024年11月) Claude Code(2025年2月) VS
Code Agent Mode(2025年3月) Codex(2025年4月) 9
1ヶ月後...どうなった? メンバーにアンケートを依頼 10
生産性の向上 実装スピードが早くなった コード補完(tab) 自然言語によるコード生成・編集(Command K) AIチャットによるコード相談・修正(Chatパネル) リファクタリングやテストの負担が減った コードベース全体を対象とした質問により仕様理解が楽になった コーディング以外にもドキュメンテーション作成の補助になった 11
悩みどころ 機能認知の不足 機能が多すぎて全てを把握しきれず、なんとなく使いこなせていない感覚に陥る 良すぎるUX 詳細なドキュメンテーションを参照して他の機能まで深く掘り下げる必要性を 感じにくい 学習時間の確保困難 ツールの具体的な使い方が個人の裁量に任されていたため、体系的な学習機会や サポートが必要という声も 12
実際の浸透過程 急激な変化ではなく、1ヶ月かけて徐々に浸透 社内Notionを活用した知見の蓄積 Tips、案件事例、他社事例リンク、課題・要望 複数ツールの併用 Vimと同じフォルダを開き、コードベース全体への 質問など特定の場面でCursorを活用 特定の言語やプロジェクトでのみCursorを使用 PythonやTypeScriptはLLM自体の学習が進んでいる説 GoやPHPはあんまり?
(rulesをちゃんと書いた方がいいらしい) Awesome CursorRules 13
VS Codeの動向とフォークエディタへの影響 VS Codeによる機能追従 Cursor Composer(マルチファイル同時編集機能、2024年7月) ->GitHub Copilot Multi-file editing
(2024年10月) Cursor Agent Mode(2024年9月) ->VS Code Agent Mode(2025年3月) 基盤 VS Code バージョンの遅延 Cursor は VS Code 1.96(2024年11月)を基盤としており、 互換性問題も発生 Microsoft製拡張機能のフォークIDE非対応化(2025年4月) GitHub Copilot Chat extensionのOSS 化(2025年5月 ) 14
まとめ AI活用を促すきっかけとしてのエディタのチーム導入は効果あり クライアントワークの特性や、エンジニアファーストの観点から単一AIエディタの 全面導入がマッチするとは限らない 申請は希望制にしたり、複数の選択肢から選べるようにするのが理想 現状ベストは刻々と変わるのでキャッチアップと使い分けが重要 15
Cursor Meetup Tokyo 日本初のコミュニティイベント 参加者4000名オーバー! 日時: 2025年6月6日(金)18:30〜21:30 場所: 株式会社メルカリ+オンライン 16
ありがとうございました ご質問・ご相談はお気軽にお問い合わせください @iorandd | https://3-shake.com