SREは何を⽬指すのかSansan株式会社Bill One Engineer Unit 上司陽平
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写真が入ります上司陽平(Kamitsukasa Yohei)Sansan株式会社技術本部 Bill One Engineering UnitSREチームTwitter : @paper2parasol
Bill Oneは、Sansan株式会社が提供するインボイス管理サービスです。郵送やメールといったさまざまな⽅法・形式で届く請求書をオンラインで⼀括受領し、素早く正確にデータ化。請求書をクラウド上で⼀元管理することで、アナログで⾮効率な請求書業務をデジタル化します。インボイス制度や電⼦帳簿保存法にも対応し、⽉次決算業務を効率化することで、企業経営における意思決定のスピードを加速します。※月次決算業務毎月の営業成績、財政状況を明らかにするために行われる業務。経理担当者が行う業務で、毎月の数字の締め処理作業として発生します。
プロダクト開発チーム4拠点(+海外拠点)12チーム4人前後(1チーム)関西支店福岡支店表参道本社中部支店 海外拠点フィリピン・セブ島
SREは何を⽬指すのか
それはあなた達が決めるのです!!
⾃組織におけるSREのミッション定義と組織全体への共有をしましょう今⽇伝えてみたいこと
なんで、、、?
SREは多様化しているため
- SREの探求- Google以外の企業でSREの導⼊がどのように⾏われているのかを紹介しており、様々なSREのカタチを知れる- SRE NEXT 2022- 国内の企業がどのようなSRE活動をしているかなどを知れる- 動画やスライドもまだみれるのでおすすめ- 7種類のSRE実践パターン- SREの実践パターンを整理している記事(参考)多様性の理解に役⽴ったもの
SREの多様化により⾊々な⼈が⾊々な期待を持っている
- インフラ・セキュリティといえばSRE、とりあえず頼もう!⇨ SLI/SLOやトイルに向き合いたいのにインフラ管理タスクが集中いつの間にかインフラを運⽤するだけのチームに、、、- 信頼性??SREに全部任せてあるんで⼤丈夫っす!⇨ 組織が⼤きくなるのに⽐例してSREの負荷が単純増加気づいたらボトルネックに、、、※上記は⼀例であり、SREの多様性を否定するものではありません。期待の不⼀致期待の不⼀致により不幸になる
期待を合わせるためにもミッションを定義しましょう
- 組織⻑とミッションを決定することで期待を明らかにし、⾃組織においてSREが何をすれば価値を創出できるか明確にできる- ミッションを共有することで組織全体でミッションの達成に向き合える- SREは組織横断な取り組みが多いので、各メンバがミッションを理解しているかどうかで推進⼒は桁違いになるミッション定義の効果⾃組織におけるSREのミッションを定義することで効率的に価値を創出できる
Bill One SREのビジョンとミッション
ビジョン⾃律的に⾼い信頼性を維持できる開発チームを⽀えるための触媒となるミッション開発チームが⾃律的に動ける仕組みを整えつつ、信頼性と開発効率の向上をリードする
背景や意図を含めて説明していきます
アジリティの⾼い開発組織Bill Oneでは可能な限りの権限を委譲し、各メンバが最終判断をすることでアジリティの⾼い組織を⽬指しているグループリーダ全部決めたい!!(⾨番)承認伺い権限委譲しない組織忙しい、、判断するから待って、、権限委譲する組織チーム チーム チームグループリーダ相談チームチームチーム承認待ちがないアジリティの⾼い組織相談を重ねて⾃らが最終判断をするええやん
SREチームも⾨番にならないことが重要
例:SREが⾨番になってしまう組織変更依頼 環境構築依頼性能問題調査依頼インフラ全部やる!信頼性全部やる!なんでもやる!!忙しすぎる、、、ごめん構築2週間待って、、開発チーム 開発チーム 開発チームSREチーム
Bill One SREのビジョン
- 触媒とは化学反応の反応速度を速める物質で、⾃⾝は反応の前後で変化しないものをいう- ⾼い信頼性を開発チームが⾃律的に維持する世界を⽬指す- SREはそれらの活動を間接的に促進する触媒のような存在になるVision⾃律的に⾼い信頼性を維持できる開発チームを⽀えるための触媒となる
⾃律的に⾼い信頼性を維持できる開発チームを⽀えるための触媒となるサービス サービス サービス開発チーム 開発チーム 開発チーム
⾃律的に⾼い信頼性を維持できる開発チームを⽀えるための触媒となるサービス サービス サービス開発チーム 開発チーム 開発チームSREチームSREチームなんかめっちゃ信頼性維持しやすい!
Bill One SREのミッション
- SREチームメンバの専⾨性が必要なタスクはSREが主導していく- 並⾏してそれらを開発チームに委譲する仕組みづくりを検討・推進するMission開発チームが⾃律的に動ける仕組みを整えつつ、信頼性と開発効率の向上をリードする
- 性能改善- 負荷試験による性能劣化原因の特定・解消によって信頼性を向上- SREチームで週次のメトリクス確認、懸念点等を開発チームに共有- 可観測性強化- SLI/SLOの定義、アラートの作成- サービスダッシュボードの作成- 開発者の⾃律的な信頼性向上の⽂化づくり- SREのミッション・ビジョンの定義、開発組織全体への共有- ポストモーテムの推進- 開発チームと週次でメトリクス確認を実施- インフラの課題解決をSREの⽀援を前提に適宜担当開発チームに依頼具体的な取り組みの例
- 開発チームがミッション達成に向けて⼀緒に動いてくれること- 開発チームがSREのミッションを理解しているため、信頼性向上のためのタスクを依頼しても快く受けてくれること- SREチーム内でミッション達成に関連するタスクなのかで優先度を会話できるようになったこと…etcミッションを定義・共有して良かったこと
⾃組織におけるSREのミッション定義と組織全体への共有をしましょうまとめ
Bill OneのSRE募集中です!!