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PharmaX 弱者の広報戦略を振り返る

 PharmaX 弱者の広報戦略を振り返る

PharmaXは2023年1月から特にconnpassでのイベント開催に注力してきました。
すべての会社に参考にできるものではないかとは思いますが、PharmaXが知名度が低い中で最大限の効果を得るために考えてきた戦略を共有します。

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Transcript

  1. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 2 自己紹介 上野彰大 PharmaX共同創業者・エンジニアリング責任者

    好きな料理はオムライスと白湯とコーラ マイブームは生成AIとRust X:@ueeeeniki
  2. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 6 今回の発表のスコープ PharmaXが限りあるリソースで最大限の成果をあげるために取った戦略を語ります •

    エンジニアチームが10名弱のPharmaXが何を考えどのように技術広報、特にテックイベントに 注力してきたのかをお話します ◦ 効果があるかどうかは各社の状況にもよるので他社に勧めるものではありません ◦ 広報施策には得意不得意もあると思いますが、考え方が参考になれば嬉しいです • 今回はあえて自社の知名度を向上させるために考えてきた技術広報戦略のみを語ります ◦ 技術広報が自社の技術力やチーム力に与えたプラスの影響などは全く語りません(他の 2 社様にお任せします 笑)
  3. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 8 医療アドバイザーに体調 のことをいつでも気軽に相 談できる

    相談型医療体験 30種類以上の漢方薬からあ なたに合ったものを月毎に 提案 パーソナライズ漢方薬 定期的に漢方をお届けし、 一人ひとりに寄り添うかか りつけ医療を提供 継続的なかかりつけ 一生涯にわたって寄り添うかかりつけ漢方薬局「YOJO」
  4. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 10 ソフトウェアに閉じないプロダクト開発 独自の薬局オペレーションシステムを構築し、最適化されたオンライン薬局を実現 ×

    自社薬局をプロトタイプラボ化 ソフトウェア オペレーション リモート 薬剤師組織 薬局業務を効率化す るオペレーションシス テム(薬局OS) 質の高い患者さま対応 のためのオンライン特 化組織 対人業務の質を高め るための対物業務効 率化 「ソフトウェア×オペレーション×薬剤師組織」を プロダクトとして開発
  5. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 11 LLMで薬剤師のチャット内容をサジェストしている 「作成可」ボタンを押すと再度提案サジェストされる ユーザーからのメッセージを

    受信すると自動で作成され 薬剤師がユーザーとのトーク画面に入った時には メッセージ作成欄に作成されている
  6. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 14 connpassでのテックイベントに注力した理由 • connpassのメンバー数、イベントの参加者数は一直線に増えるので、メンバーのモチベーショ

    ンも維持しやすいと考えた ◦ connpassのメンバー数が増える=会社の知名度が上がっていると単純に捉えやすく、実 感しやすいので続けられる • 会社の認知度が低い状態で技術記事を読んでいただいても会社名を認知することには繋がり づらいと考え、記事執筆ではなくイベントに注力した • connpassのメンバー数が増えてくれば、イベントの参加者数はそこまで上下せず単調増加して いるように感じる ◦ 記事は内容によって読まれる数が大幅に異なるが、イベントの参加者数はせいぜい数倍 程度のオーダーでしかブレない 記事とは違いconnpassでのイベントは徐々に会社の知名度が上がっていることを実感しやすい
  7. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 16 コラボイベントに注力した理由 • 2023年1月からconnpassメンバー数を増やすためにコラボイベントに注力してきた

    ◦ 知名度がないうちは自社単独イベントにはあまりご参加いただけないが、複数社集まるこ とでいろんな事例が聞けると感じた方にご参加いただけた • コラボイベントでconnpassのメンバー数が1000人を超えたら自社単独イベントも始めるつもり で、まずはメンバー数を増やすことに注力した ◦ 単独イベントは参加者が少ないと精神的負荷が大きいので最初は注力しなかった ◦ 個人の(StudyCoでの)経験から、connpassメンバー数が1500人を超えればイベントの 参加者数が100人を大幅に下回ることはないことが分かっていた まずはコラボイベントで connpassのメンバー数を増やすことに注力した
  8. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 19 • 特定の領域の内容を繰り返すことによって、より効果的に認知を得ることができると感じる ◦

    あの分野で名前をよく聞く〇〇社という認知を得ることができる • 特にLLM/生成AIは、本番運用をガッツリ出来ている企業は少ないので、「本番運用してみて」と いうテーマに絞って繰り返した ◦ 領域の中でも自社が得意としていて、他社があまり広報できていないテーマを中心に勉強 会を行うのが効果的 特定の領域(LLM/生成AI)に注力した理由 特定の領域にリソースを集中投下することでより効果的に認知を得ることができるように
  9. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 20 • コラボイベントも単独イベントも自分たちが今一番興味がある内容を話すのが吉 ◦

    自分たちが真剣に試行錯誤していて、探しても正解が簡単には見つからないことがある分 野は他の人にとっても”アツい”分野 ◦ イメージできない誰かのためではなく、現時点での自分たちのために知見をまとめ、自分な りの考えを盛り込み、分からないことこそ発信する • 特にコラボイベントは第一線で活躍するトップランナーを呼んで話を聞けるチャンスだと捉えれ ば、参加者数が少なくても精神的ダメージを受けない ◦ 各社の技術部門のトップ層の方々をお呼びして自分たちが今気になっていることを対等ナ 立場で聞ける”学習の機会”は滅多にない イベントのテーマ選びのコツ イベントのテーマ選びは
  10. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 22 • 外部のイベントに登壇した際などに社名を知ってると言われることが増えた ◦

    メンバーもモチベーションを維持しやすい • 今のPharmaXの知名度では技術広報経由で自主募集が増えることはほぼないが、採用の各 ファネルでの通過率は確実に高まった ◦ 例えば、声をかけたときに一度でも名前を見たことがあったり、調べて名前が出てくると、カ ジュアル面談に繋がりやすいなど • 登壇系の技術広報に注力するようになってから 1年近く経ってからは、誰かが作った資料を元に 次の資料が圧倒的に作りやすくなり作業効率が急上昇した ◦ 登壇は準備が大変だという声も聞くが、資料が 10〜20程度あると作るのは劇的に簡単に なる テックイベントに注力した1年半を振り返る イベントにリソースに集中させたことで効果的に知名度を向上させることができた
  11. (C)PharmaX Inc. 2024 All Rights Reserve 23 イベントとテック記事との比較(デメリットを中心に) • イベントは気軽に参加できて、参加してもらえれば覚えてもらえる一方で、新規の方にリーチでき

    る数には限りがある ◦ イベントはSNSにいて、イベントに参加する属性の方にしか届かない • 技術的な内容でググったときに良質な記事があると会社名を知らなくとも読んでいただけるの で、新規の方に読んでもらえる数は多い ◦ イベント資料も検索すれば表示されるものの、記事ほどは読まれないので注意が必要 • 特定の領域に注力して良質な記事を厚めに準備すれば、何度でも読まれる上に、回遊もされ、 会社にとってはストックになるだろう ◦ イベントは一定期間開催しなくなれば知名度は一気になくなりそう イベントは参加いただいた方には社名を覚えていただける一方で、リーチ数には限りがある