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出張の多い現場エンジニアをサポートするデバイス

pojiro
September 04, 2021

 出張の多い現場エンジニアをサポートするデバイス

pojiro

September 04, 2021
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Transcript

  1. 出張の多い現場エンジニア

    サポートするデバイスの開発
    第6回FA設備技術勉強会
    2021/09/04

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  2. はじまり
    ● twitter: pojiro3
    ● web: https://www.tombo-works.com

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  3. 出張の多い現場エンジニア

    サポートするデバイスの開発
    第3回FA設備技術勉強会オンライン
    2021/01/16

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  4. エンジンベンチSEの経験を振り返ると
    http://www.orientec.co.jp/products/
    ● 納入前に
    ○ 製造工場へ
    ● 納入時に
    ○ 客先現場へ
    ● 納入後に
    ○ トラブルで客先現場へ
    ○ 保守で客先現場へ

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  5. 現場エンジニア

    出張が多い

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  6. 出張の費用1:お金と時間
    ● 💴エンジニアが宿泊込みで出張すれば、すぐ二桁万円かかる💴
    ○ エンジニアリング費、宿泊費、交通費
    ● 🚙移動時間がかかる🚄
    ● ⌚開発が止まる⌚
    ○ 出張先で別現場の開発をされているエンジニアもいらっしゃるかと思います

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  7. 出張の費用2:メンタル
    ● 現場の情報はあるけど、同じものを見て相談できる同僚はいない
    (だって、今日現場オレ一人だし。。
    ● 時間はかぎられている
    ● お客さんは見ている
    ● 迫りくる時間
    ● (切り抜けられると、心臓の強さや瞬発的な集中力を得ることがあります
    ● (切り抜けられないと、メンタルを病むことがあります

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  8. 出張の多い現場エンジニア

    サポートするデバイスの開発

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  9. 社内と現場をつなぐポータブルデバイス
    社内 現場
    デバイス 装置
    LANケーブル
    PC モバイル
    WiFi
    装置はPCでもPLCでも、
    LANケーブルでつなげられれば
    同一LANにいるものとして扱える
    つまり
    社内PCから装置にアクセスできる
    192.168.1.1
    192.168.1.10

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  10. デバイス外観

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  11. 2021/01/16の発表から半年後

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  12. 2021/07/15 製品化
    ● Twitterで宣伝ツイートしたり
    ● Webサイトを紹介したり
    ● ツテを頼って営業したり
    と、営業活動を続けています
    https://engineer.fabcross.jp/archeive/210803_tomboworks.html

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  13. が、、思ったより反応がない😇
    ● 製品で達成可能なことが伝えきれていない?(かも
    ● 「本当に使えるの?」って思われている?(かも
    「Pocket LANcher」について、
    上記を解消できるよう説明させてください🙇🙇🙇
    https://www.pocket-lancher.com/

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  14. そもそも論:出張を減らすことの狙いは?
    ● Q:無ければ仕事が回らない類の製品ではないよね、、
    その上でどうして導入する意義があるの?出張減らして何が嬉しいの?
    ● A:出張にかかっていた費用を資源として投資できるようにし、
    改善サイクルを回せるようにします

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  15. 低減した費用を資源に、改善サイクルを回す
    出張費用低減
    資源投資
    品質向上
    トラブル、保守機
    会低減
    1. 出張費用(お金、時間、精神)を低減
    2. 資源(お金、時間、精神)を投資
    a. 学習/開発/研究
    b. 新部材の購入・試験
    c. 残業の低減、疲弊感の払拭
    d. さらに別の効率化ツールの導入/作成
    3. 品質向上🆙
    4. トラブル、保守機会を低減
    改善サイクルを回し、「情熱と力」を
    かけるべきところにかけられるようにする!
    ことをサポートしたいのが Pocket LANcher

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  16. 本当に使えるの?
    社内 現場
    PLB 装置
    LANケーブル
    PC モバイル
    WiFi
    装置はPCでもPLCでも、
    LANケーブルでつなげられれば
    同一LANにいるものとして扱える
    つまり
    社内PCから装置にアクセスできる
    192.168.1.1
    192.168.1.10

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  17. デモします

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  18. デモの構成①:遠隔地のPLCにつなぐ
    社内 現場
    PLB PLC
    LANケーブル
    PC モバイル
    WiFi
    192.168.1.1
    192.168.1.2
    横河電機製
    シーケンスCPUモジュール

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  19. デモの構成②:遠隔地のサーバーにつなぐ
    社内 現場
    PLB e-RT3
    LANケーブル
    PC モバイル
    WiFi
    192.168.3.1
    192.168.3.72
    横河電機製
    汎用OSモジュール

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  20. デモで確認したこと
    ● 横河電機製PLC
    ○ PLC編集ソフト(WideField3)を介し、接続できること
    ● 横河電機製e-RT3
    ○ HTTP接続, SSH接続ができること
    それぞれのデモを行いましたが、大事なことは同一LANに所属できることです。
    これはつまり、「通信遅延があることを除き、手元のLANにあるのと同じ」ということで
    す。
    よって、上記接続対象は例に過ぎず対象を選ばず接続することができます。

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  21. じゃあ、なんでも・いつでもつなげるのか?

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  22. 社内と現場回線の種類によっては❌かも
    社内 現場
    PLB e-RT3
    LANケーブル
    PC モバイル
    WiFi
    192.168.3.1
    192.168.3.72
    ● 社内・現場とも4Gの場合❌かも
    貸出先で確認されており、弊社でも現
    象確認できたかも。ただし、原因の特
    定・断定にはまだ至ってません
    モバイル
    WiFi

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  23. 使用環境などの見切れていないことについて
    ● 使用環境など、自社環境だけで見切れていないことが、おそらくまだある
    この点は本当に申し訳ありません
    ● お客様にご迷惑をおかけするつもりはありません
    ○ 貸出機での動作確認をまずいただくようお願いしております
    ● 様々な実地の使用環境(通信環境と装置)を試させていただけないでしょうか?
    ○ 愛知近郊でEthernetポートでアクセス可能な現場装置(
    PLC等)をお持ちの方
    ご検討よろしくお願いいたします。

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  24. まとめ
    ● Pocket LANcher
    ○ が本当に使えるの?を解消するためのデモをしました
    ○ で見切れていないことについて相談させていただきました
    ● Pocket LANcher は
    改善サイクルを回し、「情熱と力」を
    かけるべきところにかけられるようにするのサポートを目指しています

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  25. 最後にちょっとだけ発散
    ● 組み込みとWebが融合/統合されたシステムの到来にワクワクしている
    ○ ex.) Industry4.0
    ○ より短期間でソフト・ハードの更新サイクルが回せる製造現場へ(?
    ● 閉じられた領域に存在したテクノロジーが広がっていく
    ○ 工場単体機能が工場間連携で有機的な機能単位になる
    ○ モノづくり技術が他産業へ広がっていく
    ■ 農/漁業のような一次産業、それを加工する二次産業、それを提供する三次産業
    ○ FA技術勉強会で情報が繋がり・広がり、それが各々の働き方へ影響していく
    そして、次の勉強会で戻ってくる

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