高市トレード(積極財政・金融緩和維持スタンス) 1. 日米金利差が縮小し、本来であれば140円割れ程度まで円高が進行 しても不思議ではない環境は不変。少なからずの違和感を得ながらもド ル高円安状況が続いている。その要因としては『まだ高市トレードの賞味 期限内』『根強い米国のインフレ懸念』『日本の財政懸念』『日本のマイ ナス実質金利』・・・等々色々考え得る。上記のひとつひとつは今のところ 決定打ではないように見えるが、逆にこれら全てが少しずつ影響を与え、 今のドル高円安水準が維持されているものと考える。 2. 日米金利差縮小はペースが緩慢になるとはいえ進む模様。溜まってい た円買いポジションが一掃され落ち着いた後(足元米政府機関の閉鎖 で公表が止まっている)、再びドル売り円買いPlayが再開されると想定。 ただし最大155円程度までの円安があり得る。 外貨投資の原則 外貨投資においては、為替の方向感にベットして為替差益を狙うような投機的な取引はしない。あくまでも、円資産への集中リスクを回避するための⾧ 期的な通貨分散、資産分散を目的とする。 よって、マーケットタイミングを判断するよりも、購入タイミングを分散することでリスクを軽減しながら、上記目的を達成することを推奨する。 1. 原則USDポジションをキープし、USD建運用のメリットを享受。 2. 各々の資産運用プラン(例:ドル建債券の購入)を実行するため に必要なドルの手当てについては積極的に進める。その際、購入する 資産の円高抵抗力の検証をすること、及び購入タイミングを分散する ことが重要。 3. 既にUSD比率が高い方については150円以上のドル高円安水準で はドルを購入する必要はなく150円割れを待ちたい(一方、ドル比 率を高めている途上のケースは、現状水準から慎重に押し目買いを 進めたい)。 【Mr.EのFXコメント】 トランプはドル安を好むためドルインデックスは年初来▲8.4%と弱いが、ドル円は ▲1.6%しか下げていない。実質金利の低い円は選好されず、資金は“円→ド ル以外の通貨”へ向かった結果、クロス円買いがドル円を下支えしたのだろう。10 月の“対中100%関税”発言で一瞬リスクオフも、米政府閉鎖回避や株高でド ル円は再びじり高。12月FOMCの利下げ観測後退で米金利が高止まりする一 方、高市政権で日銀の利上げ期待はさらに後退。今後1カ月も金利差構造は 変わりにくく、基本は押し目買い。最終的なブレイク方向は、米金利・関税・日 銀スタンスのいずれかが明確に動くタイミングになると考える。 5