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AI時代に求められるエンジニア像と、AI活用の勘所
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わたり
June 15, 2025
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AI時代に求められるエンジニア像と、AI活用の勘所
わたり
June 15, 2025
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Transcript
AI時代に求められる エンジニア像と、 AI活用の勘所 エンジニアの価値創出とAIとの協調による持続可能な成長戦略
わたり • 現在はPOS開発 • AIツール ◦ 利用歴は約2年半 ▪ 転職とほぼ同時期 ▪
ChatGPTが公開されてすぐくらい ◦ 社内 ▪ AI利用のルール作り / AIツール価値検証や布教 ▪ プロダクトのAI開発最適化 ◦ プライベート ▪ AItuber作成(配信は10回くらい)
AI時代に求められるエンジニア像 AIに置き換えられやすいエンジニア • 「必要な情報を揃えて渡して」と中心業務以 外を避ける • 情報を揃えたらあとはAIで実現可能 AIに任せた方が効率的 価値を発揮するエンジニア •
AIへの指示出し=マネジメント力を発揮 • コンテキストを踏まえ自律的に業務を進める • 少ない指示で広く動ける総合力を持つ これから残るのは「AIを動かせる人」 状況を理解し、自ら考えて行動できる総合力と行動力がエンジニアにとって重要な資質となります。 AIという優秀な部下に的確な指示を出し、その能力を最大限に引き出せる人材が価値を高めていく 「エンジニア総マネージャー時代」の到来です。
AI時代にエンジニアが価値を出せる領域 AIが得意とする領域 短期案件 定型業務 独立したタスク • 「作って納品して終わり」の短期案件 • 新規の小規模システムをゼロから構築 •
明確な仕様が定義されている開発作業 AIは単発的‧短期的なタスクに強いが、長 期的な価値や複雑な要素が絡む判断は苦手 人間が価値を発揮する領域 長期運用 複雑なコンテキスト 関係者調整 • 長期のシステム運用と継続的な改善 • システムが成長し、関係者が増え、明文化さ れていないものが複雑に絡み合う中での判断 • ステークホルダー間の交渉や調整が必要な案件 人間のエンジニアは複雑な状況判断と長期 的な視点を持った意思決定に強み
AIとの協調:AI が理解しやすいコードを書く ポイント 無駄な独自実装を避ける 既存ライブラリと役割が重複 するメソッドは 極 力 作 らな
い。標準的な実装方法を採用 することでAIが元々持ってい る知識で対応でき、コードの 意 図 を 理 解 しやすくなりま す。 暗黙知を減らす 「この部分を修正する際は、 あちらも 変 更 する 必 要 があ る」等の暗 黙のルールは、コ メントとして 明 記 します。 調 査や質問を通じて判明したこ とも、今 後のためにコメント に残しましょう。 適切な命名 誤解を招く名前はAI/人間と もにバグの温床になります。 意図が明確に伝わる命名を心 がけ、コードの可読性と保守 性を高めましょう。 人間にとって理解しやすいコードは、AIにとっても解析‧拡張しやすいコードです。 明確で一貫性のあるコードは、開発効率を向上させAI との効果的な協調にも繋がります。
プロンプトエンジニアリングは「知識」であって「職種」ではない 知識としてのプロンプト技術 プロンプトエンジニアリングの知識は有用ですが、開発業務の中 心になるわけではありません。AIモデルによって最適な指示の出 し方が異なるのは、人間に対するコミュニケーションと同様です。 効果が検証された技術を活用することが重要であり、小手 先のテクニックに頼るべきではない 余計な情報を与えず、簡潔に指示を出すことが、現状ではAIの精 度を高めるコツとなる場合もあります。情報量が多すぎると本質 が見えにくくなり、AIの回答が浅くなる傾向があります。
モデルによって異なる最適な指示方法 一部のモデルに有 効 GPT-3.5/4な ど ステップバイステップで考 えて 箇条書きで回答し て むしろ 避けるべ き例 GPT-o1(公式ドキュメント記 載) ステップバイステップで考 えて 過度に詳細な指 示 プロンプトテクニックは「魔法の呪文」ではなく 、コ ンテキストに応じた適切なコミュニケーション手法です。AI に対する指示も、最終的には相手に合わせたコミュニケー ションが鍵となります。
AIツールとの賢い付き合い方 軸足を早めに決める 満点を求めて検討を繰り返すより、信 頼できる軸足となるツールを早めに決 める方が効率的です。検証や乗り換え のコストも無視できません。 プロ驚き屋に振り回されない まだ実務では使えない技術を過剰に持 ち上げる「プロ驚き屋」の情報発信に 惑わされず、本質を見極めることが重
要です。 情報収集を効率化する SNSや技術ブログで名前をよく 見るよ うになってから検証しても十分間に合い ます。信頼する企業や開発者の採用状 況を判断基準にしましょう。 開発に関わる AIツールの種類(私見) チャット系:ChatGPT, Gemini, Claude エディタ統合系:Cursor, Windsurf 自律Agent系:Devin, CodeRabbit AIで楽をしたいのに、AIに関する情報収集で疲弊してしまっては本末転倒です。 最初は多くの人が騒ぎ立て、その後実際に有用なものだけが淘汰されて残っていく傾向があります。 焦らず、自分のペースで取り入れていきましょう。
まとめ:AI時代のエンジニアが生き残るために 求められるエンジニア像 少ない指示で広く動ける「考える総合力」と「行動力」を持つ AIへの指示出し‧マネジメント能力を備えた 「マネージャー」としての役割 コンテキストを理解し、自律的に業務を進められる能力 エンジニアの価値創出領域 長期運用と複雑なコンテキスト管理が必要な領域 システムの成長と関係者間の調整が求められる状況 過去の経緯を踏まえた継続的な改善が必要な業務
AIとの協調方法 無駄な独自実装を避け、標準ライブラリを活用する 暗黙知を形式知化し、コードにコメントとして残す 意図が明確に伝わる適切な命名を心がける AIツール活用の知恵 プロンプトは知識であって職種ではない 満点を求めず軸足となるツールを早めに決める 過度な宣伝に振り回されず本質を見極める AI時代のエンジニアは、人間ならではの判断力と総合力を武器に、AIを使いこなすことで価値を創出できます。 AIは「競争相手」ではなく、「道具」であり共に成長する優秀な部下であると考えましょう。