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はじめてのGraphQLスキーマ設計
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rikuson298
September 04, 2019
Technology
13
8.3k
はじめてのGraphQLスキーマ設計
GraphQLのよいスキーマ設計についてです。
rikuson298
September 04, 2019
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Transcript
はじめての GraphQLスキーマ設計 2019/9/5 フロントエンドNight #1@ギフティ A1A株式会社 住奥 陸
2 自己紹介 Name Company Career Twitter Other 住奥 陸(すみおくりく) A1A株式会社(エイワンエイ)
ワークス → ジラフ → A1A @rikuson298 フロント, バックエンド, データモデリングなどア プリ開発を担当
3 Vision A1A(社名の由来) B2B をワンランク上に
4 技術スタック Frontend Backend API
5 はじめに GraphQLといえば 何を思い浮かべるでしょうか?
6 GraphQLといえば スキーマ定義の型付けによる 堅牢な開発
7 GraphQLといえば スキーマ駆動開発による 開発効率の向上
8 GraphQLといえば GraphQLではスキーマ定義によって フロントとバックエンドの依存を減らせる
9 GraphQLといえば 良いスキーマ設計されていれば...
10 これから話すこと メリットを効果的に享受するための スキーマ設計のポイントを説明します。
11 Agenda 1. 実装の詳細を含めない 2. ビジネスロジックを提供する 3. まとめ
12 サンプルの説明 簡単なカンバンツールの実装を例に説明します(Trelloみたいな)
13 サンプルのテーブル構造 List - id - title Card - id
- label - list_id
14 サンプルのスキーマ
15 Agenda 1. 実装の詳細を含めない 2. ビジネスロジックを提供する 3. まとめ
16 サンプルに仕様追加 カードにタグを設定できる仕様に
17 サンプルのテーブル構造 List - id - title Card - id
- label - list_id CardTag - id - card_id - tag_id Tag - id - title 追加
18 スキーマ設計:NGパターン テーブル構造をそのまま スキーマに反映する
19 スキーマ設計:NGパターン CardTagは多対多を実現する 関連テーブルであるため 機能には関係がない
20 スキーマ設計:NGパターン また、多対多の実装方法が 変更された際に修正が必要に
21 スキーマ設計:NGパターン 実装の詳細をスキーマに含めると バックエンドの実装変更によって フロントエンドが影響を受けやすくなってしまう
22 スキーマ設計:GOODパターン Card 型に tags フィールドを追加する
23 スキーマ設計:GOODパターン 関連テーブルを挟まないので フロント側で扱いやすくなる
24 スキーマ設計:GOODパターン 実装の詳細が含まない ↓ バックエンドの実装変更による影響を受けづらい
25 Agenda 1. 実装の詳細を含めない 2. ビジネスロジックを提供する 3. まとめ
26 サンプルに仕様追加 カードが作成から一定期間経過すると変色し、通知される仕様に
27 サンプルのテーブル構造 List - id - title Card - id
- label - list_id - created_at
28 スキーマ設計:NGパターン Card 型のフィールドに created_at のみ追加する
29 スキーマ設計:NGパターン カードを変色させるために created_at を元に 一定期間経過したかを判定する ビジネスロジックをフロントに持つ必要がある
30 スキーマ設計:NGパターン 一方、カードの変色を通知するために バックエンドでも同じビジネスロジックが必要に
31 スキーマ設計:NGパターン created_at のみ提供する ↓ バックエンドとフロントエンドで ビジネスロジックの二重管理になりバグの温床に
32 スキーマ設計:GOODパターン Card 型のフィールドに created_atをもとに一定期間をど のくらい経過したか判定した corrosion_rateを提供する
33 スキーマ設計:GOODパターン 統一の corrosion_rate を元にカードの変色と 変色通知を実装できる
34 スキーマ設計:GOODパターン バックエンドにビジネスロジックを統一でき フロントエンドとの二重管理を防げる
35 Agenda 1. 実装の詳細を含めない 2. ビジネスロジックを提供する 3. まとめ
36 まとめ • 適切なスキーマ設計により、バックエンドとフロントエンドの依存を 減らせて幸せになれる • スキーマに実装の詳細を含めない ◦ 安直にテーブル構造と同じにするのはダメゼッタイ •
ビジネスロジックも提供する ◦ ロジックの二重管理から開放される
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