Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
新卒エンジニアが1年間で得たベストプラクティス
Search
Rossy
April 17, 2021
Education
40
25k
新卒エンジニアが1年間で得たベストプラクティス
メルカリに新卒入社して1年間学んだことについて話します。
Rossy
April 17, 2021
Tweet
Share
Other Decks in Education
See All in Education
Medidas en informática
irocho
0
380
H5P-työkalut
matleenalaakso
4
36k
1106
cbtlibrary
0
430
Stratégie de marketing digital - les fondamentaux
martine
0
140
Comezando coas redes
irocho
0
400
Informasi Program Coding Camp 2025 powered by DBS Foundation
codingcamp2025
0
120
Flinga
matleenalaakso
2
13k
Lisätty todellisuus opetuksessa
matleenalaakso
1
2.3k
Adobe Analytics入門講座【株式会社ニジボックス】
nbkouhou
0
23k
Ch2_-_Partie_1.pdf
bernhardsvt
0
120
Human Perception and Cognition - Lecture 4 - Human-Computer Interaction (1023841ANR)
signer
PRO
0
750
AWS Well-Architected Labを活用してつよつよAWSエンジニアになろう!!! #jawsug_tokyo
masakiokuda
0
220
Featured
See All Featured
Done Done
chrislema
181
16k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.1k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
5
440
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
305
110k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
229
52k
Optimizing for Happiness
mojombo
376
70k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
341
39k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.4k
RailsConf 2023
tenderlove
29
940
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
789
250k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Designing Experiences People Love
moore
138
23k
Transcript
1 新卒エンジニアが1年間で得たベストプラクティス
2 名前: 田村弘(rossy) • 経歴: 信州大学 → メルカリ(20卒) • ポジション:
バックエンド • 趣味: 筋トレ、読書、最近は友達の youtubeに出没したりしてます @rossy_0213 @rossy0213 link
3 学生の頃の経歴 Internship at Merpay 2019/10 Internship at CAM 2019/07
Internship at Freee 2018/12 Internship at Morpho 2018/08 Internship at Cyber Agent 2018/12 Security camp 2019 2019/08 注) 印象的なものだけ記載してる
4 メルカリ入社後の職歴 2020/04 - 06 2021/01-03 2020/07 - 09 2020/10
- 12 Docomo関係の決済コア開発 Software Design 9月号執筆 短期チーム異動 シミュレーション機能の コアロジック開発 新機能の決済コア開発 Software design 1月号執筆 新機能の決済コア開発 既存機能の再設計 * 2 あるマイクロサービスオー ナーになる 注) 大きな仕事だけ記載してる
5 セルフマネジメント編 時間管理
6 時間管理の考え方 • 時間は有限である • 時間管理を失敗すると問題になりやすい(論文の〆切など) ◦ 自分の限界を知る必要がある ◦ やることの見積もりが必要になる
• 効率の良い方法を追求する ◦ 例えば、集中/非集中では効率が大幅に異なる
7 時間管理の話 • ポモドーロ・テクニックを使おう ◦ 25分の集中と5分の休憩を繰り返す • 全てのやることにpointを見積もって管理する ◦ 25
+ 5分を1 pointとして計算 ◦ 1日10point分のタスクが達成できていれば万々歳
8 時間管理の話 03 01 02 必要なタスクを考えて見 積もりを入れる 一定期間のやることリス トに入れる 完了してから見積もり精
度を見直す 01 02 03
9 セルフマネジメント編 目標管理
10 目標管理の考え方 • 目標を立てることでやるべきことがはっきりする • 計画を立てるには目標が必要になる • 結果から成長をわかりやすく評価できる
11 目標管理のやり方 • OKRという手法を使おう ◦ 目標設定のためのフレームワーク ◦ OKRとは Objectives(目標) Key
Result1(結果) Key Result2(結果) Key Result3(結果) TODO1 TODO1 TODO1 TODO2 TODO2 TODO2 簡単のOKRイメージ図
12 目標管理の話 • 個人OKRを作る 僕の個人OKR
13 目標管理の話 • 期末になって評価する
14 目標管理の話 • 新しいOKRを設定する
15 セルフマネジメント編 パフォーマンス管理
16 パフォーマンス管理の考え方(我流) • 平均的に高いパフォーマンスをキープしたい ◦ 自分のメンタルに良い効果がある ◦ 周りにも良い影響を与えられる • 常に最高を追求しない
◦ 一時的な高いパフォーマンスを追求しない • 上げることよりも維持することが大事
17 パフォーマンス管理の考え方(我流) • プロスポーツ選手は難しいことを何回でも繰り返せるらしい ◦ なぜ: 難しいことを再現する動きを知っているから • 同じことをエンジニアリングにも適用できる(かも) ◦
例えば、綺麗なコードを書けた時 ▪ その時の行動を分析して、再現できるようにしよう ▪ 再現できなかった場合は、行動の再分析をしよう
18 パフォーマンスの話(自分のやり方) • ルーティンを作る ◦ 仕事をする前に英語の勉強をする • 行動のテンプレートを作る ◦ 本を読む時の手順書
◦ コードレビューをする時の手順書 ◦ 設計をする時の手順書 ◦ etc
19 セルフマネジメント編 メンタル管理
20 メンタル管理の考え方 • 人間は案外脆くて弱い ◦ 誰もが弱ってしまう可能性がある • 自分を守ることを常に心がけよう • 辛くなったら逃げよう
• 他人に頼ること ◦ 人間は社会的動物である(アリストテレス)
21 メンタル管理のやり方(自分の場合) • 信頼できる人と交流を持つこと ◦ 社会人になると接点減りやすいので、意図的に接点維持する 様にしてる • メンタルを回復できる方法を探すこと ◦
自分の場合は美味しいもの食べること(太りやすい問題) • 意図的に暇(無の時間)を作ること • 定期的に運動する
22 メンタル管理のやり方(自分の場合) • 他人と比べない ◦ 勉強すればするほど、すごい人を観測しやすくなる ◦ 人と比べると心理的に良いことがあまりない ▪ 例えば、その人のバックグラウンドを知らずに比べしまう
と痛い目に合う • できないことではなく、できることに集中する • 常に楽のやり方を探す
23 技術学習編
24 技術学習の話 • インプットとアウトプットを繰り返すことに勝ることはない • 習慣化しよう ◦ 時間管理のテクニックに合わせて計画的に行おう • 手で覚えることも大事
学生の間で10万行のコードを書きましょう。優れたエンジニアは座学ではなく、実践でできてい ます。 原文: 建议大家争取在大学四年中积累编写十万行代码的经验。我们必须明白的是:好程序员是写出来的, 不是学出来的。 By 李开复(元Google VPの人)
25 インプットの選び方 • わかりやすい本や記事は知的高速道路 ◦ 出版されたものは基本的に信じていい ◦ 選別できる様になってからネットで検索しても遅くない • 英語の高速道路が多い(新しい技術は特に)
◦ 分野によっては中国語も多い(例: 決済周り)
26 一般的に良いとされるアウトプット • SNSや技術ブログで発信 • サービスを公開する • OSS開発に参加すること • 技術書の翻訳や出版
• etc
27 実際難しいんですよね...
28 簡単なアウトプット方法(コード編) • 草活動(毎日有意義なコードを書く) • 作るものない時はAtcoder, LeetCodeを解いていました
29 簡単なアウトプット方法(知識編) • 読んだものを要約して残す ◦ 書く経験になる ◦ 自分の復習になる ▪ 間接的に自分に教えていることになる
◦ 知識のindexになる スライド作る前のメモ
30 簡単なアウトプット方法(知識編) 自分が読んで良いと思った Web記事の記録 自分が読んだ本の記録
31 質の高いアウトプットをする方法 良いものは蓄積で出来てる By 自分のメンター 大枠を作る 02 03 01 リサーチ
見直し/埋める レビュー依頼
32 チーム開発編
33 人との接し方 • 積極的に他人から学ぼう ◦ 三人行えば必ず我が師有り • 質問をしよう ◦ 質問は恥ではないし役に立つ
• 他人にして欲しいことをする
34 人との接し方 • 共通意識を作ろう(期待値を揃えること) ◦ オープンであること ▪ 心理的安全性が上がる ▪ 別に弱みを教えろという話ではない
• 他人をリスペクトすること ◦ これも心理的安全性に繋がる
35 技術の話 • 技術的正しさを追求しすぎないこと ◦ 人的、金銭的コストなど他のロールの心配ことも考慮する • 技術に対する提言は良いことでしかない ◦ 例:
コードに対する反論は人間に対する反論ではない 最初に出したPRのコメントの数
36 計画と実行を繰り返しましょう まとめ
37 参考文献 • PDCA vs OODA • ポモドーロ・テックニック • 質問は恥でないしやつに立つ
• Junior developer guide • What is an OKR • 三人行必有我师 • 己所不欲,勿施于人
38 おすすめなコンテンツなど • 金のフレーズ • リーダブルコード • クリーンアーキテクチャ • データ指向アプリケーションデザイン
• 大規模サービス技術入門 • コンピュータシステムの理論と実装 • Webを支える技術
39 おすすめなコンテンツなど • マイクロサービスパターン • アルゴリズムとデータ構造 • マスタリングtcp/ip • SRE本
• Go言語による並行処理 • the-way-to-go_ZH_CN • justforfunc
40 • エンジニアリング組織論 • How great leaders inspire action •
How to Get a Job at the Big 4 • 盲信メソッド • 1分で話せ • 臆病者のための株入門 • 資産運用で99点をとる方法 おすすめなコンテンツなど
41 • 図解論語 • ラムダ技術部 • セキュリティキャンプ • メルカリインターン おすすめなコンテンツなど