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OpenShiftという選択肢

 OpenShiftという選択肢

2019/3/28 OpenShift Meetup Tokyo #3での、瀧田の講演資料になります

Recruit Technologies

March 28, 2019
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Transcript

  1. 目次 • 自己紹介 • 初めに • セキュリティインフラの運用 • コンテナの利用拡大 •

    構築課題 • OpenShiftという選択肢 2 (C) Recruit Technologies Co., Ltd. All rights reserved.
  2. 自己紹介 瀧田 直斗 株式会社リクルートテクノロジーズ ITソリューション本部 インフラソリューション部 経歴 2011〜2016 製薬業界様向けのIT会社 -

    営業支援システムのインフラ全般構築担当 2016/9〜 リクルートテクノロジーズ入社 - 商用インフラと社内インフラを担当 最近の技術興味 ・Linuxカーネル、Docker、Kubernetes、GoLang ・データ操作,ログまわりが好き ELS、fluentd/embulk、SQL、・・・ 3 (C) Recruit Technologies Co., Ltd. All rights reserved.
  3. 課題 課題 • セキュリティ、運用面などその都度セキュリティ専門部署とコミュニケー ションを取りながら設計・構築しており、双方の工数がかかり辛くなって きた。 • 個別で実装機能の場合、脆弱性対応やセキュリティアップデートするのが 辛くなってきた。 •

    そもそも個別の運用設計するのが辛くなっていた。 8 (C) Recruit Technologies Co., Ltd. All rights reserved. アクセス制御は? ID管理は? 認証は? ログは? 運用設計は? 脆弱性対応は? イメージ管理は? ソース管理は? ねぇねぇ? ねぇねぇ? ねぇねぇ? コンテナベース アプリケーション・・・
  4. OpenShiftという選択肢 9 (C) Recruit Technologies Co., Ltd. All rights reserved.

    解決策としては2つ・・・ 1:Kubernetesを時間をかけてすべてを望み通りに構築する。 2:必要なものが既に含まれているKubernetes Distributionを利用する。 ※かつ自社要件としてオンプレミス限定 この2つを天秤にかけた時・・・ 我々の部署ではkubernetesのプロは存在しておらず、セキュリティや運用 設計を一から行っていくと、セキュリティ専門部隊との調整や構築、運用化 までに時間がかかり、結局コストと時間がかかってしまうと判断。 またインフラを提供している以上サポート有という点は軽視できない。 自分たちで構築〜サポート するためのスキル・コスト が必要(と我々は判断) 運用、セキュリティ面であ らかじめパッケージングさ れている RedHatサポート有り
  5. OpenShiftという選択肢 10 (C) Recruit Technologies Co., Ltd. All rights reserved.

    OpenShiftで特に注目しているところ セキュリティ面 • コンテナイメージのセキュリティ RedHad検証済イメージの利用で信頼できるイメージを元に開発できる。 コントロールポリシーで脆弱性コンテナのデプロイを阻止できる。 • ユーザ・グループ管理 ロールベースのアクセス制御で管理者、役割、チーム、個人などのアクセス制 御ができる。 • 既に大体のロールが用意されているので容易に運用開始できそう。 • ネットワーク分離 ovs-networkpolicyの存在があり、Namespace/Project単位ではなくPodや Service単位で制御ができる。 • RedHadのサポートがあること バグやセキュリティのアップデートがあり、 さらに技術的な問い合わせもできる。
  6. OpenShiftという選択肢 11 (C) Recruit Technologies Co., Ltd. All rights reserved.

    OpenShiftで特に注目しているところ 運用面 • Ansibleによる簡単な構築手順 基本的にAnsibleのInventoryファイルに書いて、 Playbookを実行するだけで マルチマスター、マルチノード環境の構築ができる。 • 管理GUI Docker/kubernetes/OpenShiftを詳しく知らない人でも、GUI操作だけで運用 &構築ができそう。 運用上必要な稼働状態やログ、イベントなど確認がGUIでできる。 • イメージ管理、CI/CDツールの統合、DevOpsのワークフロー イメージのバージョン管理、ベースイメージとアプリケーションコードの分離 のおかげで、よくわからないイメージを撲滅できそう。 予め用意されているフローでデプロイまでの手順を簡略化できそう。