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リクルート 社内IT施策のご紹介
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Recruit Technologies
March 30, 2018
Technology
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リクルート 社内IT施策のご紹介
2018/03/15 社内IT施策共有会での、石光の講演資料になります
Recruit Technologies
March 30, 2018
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Transcript
リクルート 社内IT施策のご紹介 2018/3/15 株式会社リクルートテクノロジーズ
2 はじめに リクルートについて ご紹介いたします
リクルートについて 3 リクルートは2012年10月に分社化、2014年10月に上場しています。 創立 1960年3月31日 「大学新聞広告社」としてスタート グループ 従業員数 45,688名 (2017年3月31日時点)
連結売上高 18,399億87百万円 (2016年4月1日~2017年3月31日) 連結経常利益 1,317億18百万円 (2016年4月1日~2017年3月31日) グループ 関連企業数 357社 (連結対象子会社、2017年3月31日時点) 目指す世界観 「あなた」を支える存在でありたい
リクルートテクノロジーズは、リクルートグループのIT・ネットマーケティング領域のテクノロジー開発を 担う会社です。 リクルートにおけるリクルートテクノロジーズについて 4 リクルートHD リクルートキャリア リクルート住まいカンパニー リクルートライフスタイル リクルートジョブズ リクルートマーケティングパートナーズ
リクルートテクノロジーズ リクルートアドミニストレーション リクルートスタッフィング スタッフサービス・ホールディングス リクルートコミュニケーションズ メディア& ソリューション SBU グローバル派遣SBU グローバル オンラインHR SBU
5 幅広い社内ITサービスを企画、提案から保守運用まで全方位で行っています。 リクルートテクノロジーズが提供する社内ITサービス 運用規模 提供サービス例 BPR+生産性向上 15,500h削減 BPR+RPA/ワークフロー 基幹系システム 40社
ID管理/会計・販売・人事管理システム 端末 45,000ID コラボレーション ネットワーク 電話/スマフォ ファイル共有 4.2PB 53,000ID 35,000台 国内700/海外14拠点 標準VDI/セキュアVDI 統合ファイルサーバ Office 365(メール/Skype/Teams) iPhone/iPad/IP電話 LAN/WAN/グローバルNW 40,000台 PC/VDI専用端末 2,300台 Mac
6 業務のRPA化 RPA化の推進状況をご紹介します
RPA化の方針と成果 7 年間削減時間(h) 方針 を導入して、 汎用機をはじめとする様々な経理システムを扱い、 ミッションクリティカル且つ複雑な経理業務を自動化 ▲4,700h 経理部門へのUiPath導入で5,600hの削減に成功
また来期には15,500hの削減を見込んでいる 2017上期 (見込) 2018期 2017下期 900 13,000 1,900 2,500 3,700 QuickWin型 BPR型 ▲9,900h
①QuickWin型と②BPR型アプローチ 8 業務 特性 狙い ①QuickWin型 ②BPR型 成果の積み上げと ナレッジ蓄積 ナレッジを活かし
1,000h単位の削減 シンプル&少ない 分岐がなく、処理が少ない ポイント そのままロボ化 複雑&多い 分岐が多く、処理が多い BPRとセットでロボ化 要件確認 開発~移行 可視化 BPR 開発 ~移行 要件確認 アプローチ 処理 A 処理 B 処理 C ロボ A ロボ B ロボ C QuickWin型で成果とナレッジを蓄積しつつ、 BPR型で大規模な工数削減を実現見込み
BPR型でチャレンジしている業務の複雑さ 9 BPR型では、基幹システムへのコミットをはじめとする 複雑且つ大量の処理へチャレンジをしている ①基幹システムへのコミット ②複雑な条件分岐 ③引当ロジックの作り込み ④大量の処理件数 基幹 システム
A B C D パターン① 〇 〇 × 〇 パターン② 〇 × 〇 × パターン③ 〇 〇 × × パターン④ 〇 × 〇 〇 パターン⑤ 〇 〇 × × リクルート (株)リクルート ・・・ りくるーと リクルート comiit 引当 取込 複数の条件から パターンを判別 リクルート(株) リクルートホールディングス 入力文字 引当候補 283件 337件 181件 ※ピーク時間帯 9-10時 10-11時 11-12時
10 仮想デスクトップ(VDI) VDI導入の取り組みについて 実施上の工夫を取り上げます
社内ITにおける3つの課題とVDIの導入 11 働き方変革観点、セキュリティ観点、コスト観点で課題がありました。 VDI(仮想デスクトップ)により解決可能と判断し、VDI導入を進めております。 働き方変革(リモートワークの実現) PC管理コストの削減 セキュリティ向上 • 多様な働き方を支える、 リモートワーク環境の要望
• 外出先からでも、どこからでも、 社内にいるのと同じPC環境を利用したい • データの持ち出し禁止 • ローカルPCに情報が残らないようにしたい • データ種別ごとに個人情報を分離保管したい • 約30,000台のPCが約700拠点で稼働 • 故障対応、納品などのPC運用コストが大 • 3,000~5,000台/年で増加中 課題 VDIによる解決策 リモートワーク どこからでも社内にいるのと 同じ環境を提供可能! セキュリティ データが端末に残らない! コスト削減 VDIサーバに管理を集中でき、 運用コストが見込める! Recruit VDI(ちなみに全台フルクローン) VDI 専用端末 選択画面 セキュア VDI アイコン 標準 VDI アイコン 標準VDI:約3.5万VDI 統合 ファイルサーバ セキュアVDI:約1.5万VDI セキュア ファイルサーバ 二要素 認証 セキュアGW(承認制ファイル移動ツール) セキュアメール (承認制メール)
やっぱり悩まされた製品バグ VDIは技術として決して枯れていません。バグの大群が押し寄せてきます。 バグを出ることを前提にした計画を立てる必要があります。 VDIを利用 (らららー♪) 例 例 直接関係のない ネットワーク機器の試験 (らららー♪)
①スケジュールバッファ →プロジェクト全体でバッファを設けておく ②VDI利用のトライアル期間を十二分に取る →実利用開始後に問題が見えてくるので、 実利用開始前のトライアル期間をしっかり確保 ③ベンダーとの関係づくり →バグが出ることを前提に各ベンダとパスを事前に作っておく。 このほかにも たくさんのバグに 悩まされました。 ポイントは3つ。 プロジェクタにつなぐと固まる (頻発) VDI全断
ユーザの声に耳を傾け、問題点をつぶしていくー現地突撃部隊 VDI移行の最終段階において、アンケートを実施(1月のこと)。 移行に不安があるユーザに出向き、問題点をつぶしにつぶしていきました。 ユーザ ユーザ ユーザ 全社アンケート VDI移行NG回答から 不具合事象の抽出・分析 アウトバウンドヒアリング
(一次・電話) 現地調査 不具合事象の分類・対策検討 対策実施・ユーザ説明 VDI移行に関する再ヒアリング 結果とりまとめ 経営ボード報告 コールセンタ エス カレ 現地突撃部隊 現地でのヒアリング・解析 全社アンケート 抽出 さくさく定例 VDIを“さくさく”使って もらうため設置された タスクフォース 各社共通的に発生す る問題の対応方針の 検討と立案 性能問題解決検討 対応 指示 エス カレ 現地 対応要
14 ご清聴ありがとうございました