Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
組織にパフォーマンス改善を根付かせる挑戦
Search
TwitterID:@rukiadia
February 22, 2017
Technology
2
2.2k
組織にパフォーマンス改善を根付かせる挑戦
https://html5j.connpass.com/event/50524/
ここでLTした時の資料です。
TwitterID:@rukiadia
February 22, 2017
Tweet
Share
More Decks by TwitterID:@rukiadia
See All by TwitterID:@rukiadia
やらない事を決めるプロダクト設計
rukiadia
16
9.4k
セッションの有効期限をどう決めるか
rukiadia
0
170
ふんわり理解するcontext
rukiadia
1
460
今こそ深堀りする、PHPのDockerイメージ / understand_php_docker
rukiadia
3
3.1k
Dependency Injectionとデザインパターン / understand_di_and_design_patterns
rukiadia
1
510
今こそ理解するDI(Dependency Injection) / Understand Dependency Injection of PHP
rukiadia
4
5.6k
今こそ理解する PHPの日時計算 / Understand date manipulation of PHP
rukiadia
0
3.5k
ページネーションから考えるSQLパフォーマンス
rukiadia
1
1.7k
遅延読み込みとの正しい付き合い方 + α
rukiadia
7
1.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
KAGのLT会 #8 - 東京リージョンでGAしたAmazon Q in QuickSightを使って、報告用の資料を作ってみた
0air
0
200
生成AI_その前_に_マルチクラウド時代の信頼できるデータを支えるSnowflakeメタデータ活用術.pdf
cm_mikami
0
110
「AI駆動PO」を考えてみる - 作る速さから価値のスループットへ:検査・適応で未来を開発 / AI-driven product owner. scrummat2025
yosuke_nagai
4
590
動画データのポテンシャルを引き出す! Databricks と AI活用への奮闘記(現在進行形)
databricksjapan
0
140
DataOpsNight#8_Terragruntを用いたスケーラブルなSnowflakeインフラ管理
roki18d
1
340
BtoBプロダクト開発の深層
16bitidol
0
290
PLaMoの事後学習を支える技術 / PFN LLMセミナー
pfn
PRO
9
3.8k
多野優介
tanoyusuke
1
430
それでも私はContextに値を詰めたい | Go Conference 2025 / go conference 2025 fill context
budougumi0617
4
1.2k
組織観点からIAM Identity CenterとIAMの設計を考える
nrinetcom
PRO
1
170
GopherCon Tour 概略
logica0419
2
190
許しとアジャイル
jnuank
1
120
Featured
See All Featured
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
332
24k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.2k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.8k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
269
13k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.7k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
180
9.9k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.4k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.5k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.8k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
Transcript
組織にパフォーマンス改善を根 付かせる挑戦 @rukiadia 2017/02/22 HTML5とか勉強会
Agenda • 自己紹介 • 発表のきっかけ • やってみた結果等 • 振り返りとまとめ
自己紹介 名前 : Sho Yamada 職業 : フロントエンドエンジニア Twitter :
@rukiadia
今日話すこと ・学習習慣を組織内に根付かせるために行動した時の話をします。 ・理由付けとして「パフォーマンス」という分野を選んだ。 ・その過程でつまづいた事は? ・その結果は?
結果 半分くらい上手くいきました。 ⇒ 半分って?後で補足します。
始めた経緯 「どんな事を勉強していけば分からなくて悩んでます」 半年くらい前に、こんな質問を新人さんにされた事がきっかけです。 ※弊社は未経験の方を多く採用しているので、そもそも技術に対する理解が浅い人 が多いというのが前提としてある事をご留意ください。
自分なりの回答 • 「とりあえず手を動かして、色々動かしてみよう。」 • 「まずは、UIデザインの本を大量に読もう。」 • 「サーバー側の勉強でもしてみるといいかも?」 相手に応じて色々なアドバイスをするが、続いてる様子がない。
辿り着いた結論 「パフォーマンスの勉強をやってもらうのがいいかも」
選んだ理由は? 学ぶ上で、様々な話が絡んでくるからです。 • ブラウザのレンダリングの仕組み • ネットワークの基礎(TCP/IP、レイテンシetc..) • キャッシュの仕組み、それに伴うサーバ側の話とか いわゆる「Webを支える技術」を学ぶのに最適かなと考えています。
思いも色々ある • 画面表示の高速化だけがパフォーマンス改善ではない。 • 理解を深めれば、業務を行う上での不安も払拭される気がする。 ◦ 「なんとなくやれている」が無くなるのはデカイ。 • 「業務に直結するテーマだったらやるでしょ」 闇雲にやっても継続しないと悟ったので、理由付けをしたかった。
で、どうでした? 全然普及しない\(^o^)/ まあ、そう簡単にいくとは思ってませんが。
何がいけなかったのか? 最初から飛ばしすぎて、ドン引きされてしまった。 • 『ハイパフォーマンスブラウザネットワーキング』を読むとか • 『Web Fundamentals』を読むとか 相手に合わせたアプローチをしていかなければならないと再認識。
まあ、冷静になろうか・・ • いきなり大勢を巻き込もうとするから失敗する。 • 1人で頑張らない。 • まずは周りで少数の仲間を作り、ミニマムな規模で始めよう。 • 地道な行動から再始動。ジワジワと攻めていく。 冒険し過ぎないことが肝要。
その結果は? • 勉強を習慣化してくれる仲間は少し増えた。 ◦ 日々の地道な積み重ねが、後々大きな差として出て来る。 ◦ 失敗も多かったが、何も変わらないよりは良い筈。 • 全員がパフォーマンスに関心があるわけではない(´・ω・`) ◦
関心がある領域は人によって違う。デザイン指向の人も。 ※冒頭で半分と言ったのは、この辺りの話を指している。
更なる課題 • 業務で活かす切り口をどう探していくべきなのか。 ◦ 「やりたいです」の一言で通る程、ビジネスは甘くない。 ◦ 数値で根拠を示すのか、事例で説明するのか。 • アウトプットをどうしていくか。 ◦
学んだ事は、アウトプットすることで棚卸し出来る。 ◦ ミニマムなグループを作って、まずはそこで展開し合う?
大事にしたい事 • 価値を示せるエンジニアになりたいし、なって欲しい。 ◦ そのための一歩として「パフォーマンス」を重視している。 • 愚直に地道に。 ◦ いきなりスーパーエンジニアになることは出来ない。 ◦
そこに至るためには何が必要で、自分の強みは何処にあるのかを 常に意識し考えていく。
振り返り • 行動をともにしてくれる味方を作る。 ◦ 1人だと心が折れやすい。 • 小さい変化を積み重ねていく方が上手くいきやすい。 ◦ 「少しずつ」の積み重ねを大きな変化に繋げる。 •
自分の考えが正しいと思い込まないこと。 ◦ 考え方は十人十色であり、全否定はNG。
まとめ • パフォーマンスの観点は、Webの理解に対する入り口に最適。 ◦ 周りに学んでもらい、自分も率先して学びましょう。 • 「誰かがやってくれる」の他人事意識は何も生みません。 ◦ 当事者意識を持ち、少しでも行動しましょう。
Thank you for listening!!