スクラムガイドで開発者は次のように定義されています。
開発者はスクラムチームの⼀員である。各スプリントにおいて、利⽤可能なインクリメントのあらゆる側⾯を作成することを確約する。
開発者が必要とする特定のスキルは、幅広く、作業の領域によって異なる。ただし、開発者は常に次の結果に責任を持つ。
スプリントの計画(スプリントバックログ)を作成する。
完成の定義を忠実に守ることにより品質を作り込む。
スプリントゴールに向けて毎⽇計画を適応させる。
専⾨家としてお互いに責任を持つ。
このことからも、開発者は専門性を持ちながらも自身が得意としない領域にも取り組むことが求められます。
それぞれの開発者が専門性を発揮して、得意な領域ばかりを着手するようになっていると、他の開発者からは何をしているか理解できなかったり、スプリントゴールが達成可能であるかの検査も個人依存で機能不全になってしまいます。
私達のチームでも、メンバーの入れ替わりを経験し、
「XXXさんがしているのでわからない」
「順調だったはずが直前でゴール達成が怪しくなる」
など、属人化のリスクを身を以て体験しました。
現在は、属人化を防ぐために行っているいくつかの取り組みが機能しているように感じています。
その取り組みについて共有し、持ち帰ってもらって明日からあなた達のチームで属人化を減らす手助けができればと思います。