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そのUIコンポーネント、これから先も使えますか?―Headless UI,Open UI,グロ...

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August 31, 2025

そのUIコンポーネント、これから先も使えますか?―Headless UI,Open UI,グローバルデザインシステム

この資料は下記の記事をGensparkに食わせて生成した資料です、どうですか?
https://note.com/sakit0/n/n027982208ff0#04bac1b1-69dd-420b-a2d9-6f7f63e89239

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  1. はじめに:本日のアジェンダ UI コンポーネントの歴史と転機/現状の課題/各技術の進化/今後の展望についてご説明します。 1 UI コンポーネントの歴史と転機 Bootstrap から Headless UI

    への変遷 2 現状の課題 メンテナンス問題と依存関係のジレンマ 3 各技術の進化 Open UI と Web 標準化の最新動向 4 今後の展望 Global Design System と実践的な対応策
  2. 問題提起: UI コンポーネント開発と再利用のジレンマ  " 車輪の再発明 " 各プロジェクト・各企業で類似コンポーネント の実装を繰り返し、重複作業が発生 

    運用負荷・ UX 課題 ライブラリ依存によるアップデート問題や、ア クセシビリティ対応の不十分さ  ブランド適応と柔軟性 既存ライブラリのデザインからの脱却困難、カ スタマイズ性の制限 依存と所有のバランス: サードパーティコンポーネントは開発効率を高めるが、長期的なメンテナンスリスクが存在  依存関係の複雑化  メンテナンス停滞  所有 vs 依存 UI コンポーネント 長期運用の課題
  3. Headless UI とは:台頭と利点  見た目と振る舞いの分離 スタイリングから機能を切り離し、 UI の機能性 とデザインを独立して開発・管理可能に 

    アクセシビリティ対応 キーボードナビゲーション、 ARIA 属性など、複 雑なアクセシビリティ実装を標準搭載  実装パターン コンポーネントベース( Radix UI )と部品ベー ス( React Aria )の 2 種類のアプローチが存在  コード所有方式 shadcn/ui のようなコードを手元に落とす方式 も登場し、より高いカスタマイズ性を実現 代表的な Headless UI ライブラリ  Radix UI コンポーネントベース。 <Dialog.Root> のよう な構成要素を提供  React Aria 部品ベース。 useDialog() のようなフックを提供 し柔軟性が高い  shadcn/ui コードを手元に持ってくる方式。依存関係ではな く資産として管理 Headless UI の価値: ロジックや振る舞いの再利用性に焦点を当て、デザインの自由度を高めつつ開発効率を向上  振る舞い (Behavior)  見た目 (Appearance)
  4. Headless UI の課題  依存関係の連鎖 一つのライブラリの停滞が全体に波及するリス ク  メンテナンス停滞の例 Radix

    UI :買収後のメンテナー離脱で進行鈍化  対応策の登場 shadcn/ui : 「使う」から「所有する」へのシ フト 隠れたコスト: 初期の開発速度と引き換えに、長期的なメンテナンスリスクが増大 アプリケーション  コンポーネントライ ブラリ (shadcn/ui など )  Headless UI (Radix UI など ) !
  5. Open UI と Web 標準化の取り組み  W3C Community Group 既存デザインシステムを分析し、

    UI コントロ ールの標準化を目指すコミュニティ  主な活動内容 研究・議論・提案を経て、 W3C や WHATWG と 連携し標準仕様を策定  最新の提案例 Badge 要素の標準化や、 Select 要素のカスタ マイズ性向上などを検討中 Open UI の目指す未来  アクセシビ リティ 標準的な対応  カスタマイ ズ性 柔軟なスタイル  再利用性 効率的な開発 オープン標準化の価値: 特定企業に依存しない、プラットフォームレベルのコンポーネント標準化  Web 標準 プラットフォームの進 化
  6. 最新の Web 標準 UI コンポーネント動向  <dialog> 要素 ネイティブモーダルダイアログ機能。アクセシ ビリティ対応、フォーカストラップ、

    Esc キー 対応を標準装備。 2025 年にはすべてのモダンブ ラウザで完全サポート  Popover API ツールチップ、メニュー、通知など非モーダル 要素のための標準 API 。 2025 年 1 月から Baseline 機能として利用可能に  accent-color チェックボックス、ラジオボタン、プログレス バーなどのネイティブ要素をブランドカラーに 合わせて簡単にテーマ設定できる CSS 機能  Select 要素の進化 標準の select 要素をよりカスタマイズ可能にす る提案が進行中。 <selectmenu> から標準 select 拡張へと方向転換 Web プラットフォームの進化: これまで JavaScript ライブラリに依存していた多くの機能がブラウザ標準として実装され、 依存関係ゼロで利用可能に Web 標準 UI コンポーネントのブラウザサポー ト状況 dialog 要素 92%  Chrome 対応済  Firefox 対応済  Safari 対応済  Edge 対応済 Popover API 85% accent- color 90% select 拡張 25%
  7. Global Design System 構想  Brad Frost の提案 Web 体験の品質と可用性を向上させ、世界中の

    開発者・デザイナーの重複作業を削減するため の中央集権的なデザインシステム構想  Web Components 基盤 フレームワーク非依存でブラウザネイティブの Web Components 技術を採用し、どの技術ス タックでも利用可能な普遍性を実現  デザイントークン活用 CSS 変数を活用したトークンシステムにより、 意図的にスタイルを持たないコンポーネントに 各社のブランドを簡単に適用可能  現在の進捗状況 Open UI プロジェクトとして RFC プロセスを整 備中。 2025 年には badge コンポーネントの開 発が正式決定。今後数年をかけて段階的に展開 予定 GDS の未来: 個別のライブラリ実装から Web 標準へと進化する UI コンポーネント。標準化団体との連携により、持続可能な エコシステムを構築 Global Design System のレイヤー構造 HTML 標準とプロダクトを繋ぐ新たな階層  Web Components 実装例 <www-text-field label="Email Address" type="email" required ></www-text-field> プロダクト実装  L4 組織固有の DS オープンソース DS  L3  Global Design System   L2 HTML 標準要素  L1
  8. 技術選択の戦略的フレームワーク  Build / Buy / Platform 自作・導入・プラットフォーム活用の 3 つの選

    択肢からプロジェクトに最適な方法を選定  選択プロセスの明確化 「 Web 標準で可能か」 → 「特殊要件はあるか」 という基本フローで判断  長期コストの評価 初期開発の速さだけでなく、メンテナンス負荷 や将来の柔軟性も含めた総合評価 選択理由のドキュメント化: 技術選択の背景と理由を明文化し、定期的な再評価のプロセスを確立することが重要  Platform Web 標準の活用  Buy Headless UI 活用  Build コンポーネント自作
  9. デザイナーとエンジニアの戦略的対話  設計上の要件・制約の共有 「なぜこのデザインが必要か」の背景を明確に 説明し、技術選択の意思決定に影響する本質的 要件を特定する  リスク説明と対案提示 エンジニアはライブラリの依存リスクや長期運 用の課題を明示し、代替案や最適解を共同で模

    索する  責任範囲の明確化 Figma デザイン更新ルール、技術的負債の共同 管理、コンポーネントのメンテナンス体制を事 前に合意する 対話の重要ポイント: 「なぜその技術を選ぶか」という根本的な議論を通じて、デザインとエンジニアリングの境界を超え た協働を実現する  デザイナー UX ビジョン  エンジニア 技術的実現性  プロダクト 持続可能な設計 戦略的対話 共通理解と合意形成
  10. 実践的な対応策と日々のアクション  ハイブリッド運用戦略 Web 標準を優先し、特殊ケースにのみ Headless UI を活用する二層構造  知見共有・ドキュメント化

    技術選定理由の明文化と特殊要件の根拠を共 有する文化づくり  定期的な技術選択の見直し Web 標準の進化に合わせて既存実装を定期的に 評価・改善 継続的改善: Open UI や Global Design System の動向を定期的にチェックし、プラットフォームの進化に合わせて対応す る  バランスの取れた 技術選択 持続可能な UI 構築  Web 標準 優先活用  Headless UI 選択的利用
  11. まとめ・今後の展望と行動指針 プラットフォームの力を借り、技術選択を継続的に見直し、標準化への参画を通じて、持続可能な UI コンポー ネント戦略を構築することが重要です。  プラットフォーム回帰の重要性 Web 標準の活用は UI

    の安定性と競争力を大き く向上させる鍵となります  技術選択の明文化と見直し 選定理由を明確にし、定期的な再評価プロセ スを確立することが重要です  エコシステム参画の意義 Open UI などの標準化活動への積極的な参加 が将来の安定性を高めます  持続可能な UI 戦略 依存と自作のバランスを取りながら、長期的 に維持可能な設計を目指しましょう