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アジリティを高めるエンジニア文化

SansanTech
November 07, 2023

 アジリティを高めるエンジニア文化

■イベント
【Sansan×PR TIMES】VUCA時代における各社のアジリティを高めるためのアプローチ
https://sansan.connpass.com/event/298692/

■登壇概要
タイトル:アジリティを高めるエンジニア文化
登壇者:技術本部 Bill One Engineering Unit ⽊村 祐也

■Bill One エンジニア 採用情報
https://media.sansan-engineering.com/billone-engineer

SansanTech

November 07, 2023
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Transcript

  1. 写真が入ります ⽊村 祐也 Sansan 株式会社 技術本部 Bill One Engineering Unit

    Globalグループ マネジャー ハードウェアからソフトウェアまで様々な業界での経験を経て、 2021年にSansan株式会社に⼊社。 Sansan株式会社では、Bill Oneのエンジニアとしてキャリアを スタートし、現在はBill Oneのグローバルグループのエンジニア リングマネジャーとして、Bill Oneの海外展開と向き合っている。
  2. - プロダクト紹介 - 開発組織の変遷 - カルチャー - ⽬指す⽂化 - ⽬指す⽂化を醸成するための考え⽅

    - ⽂化を軸とした主な組織マネジメント - ⽂化を深化するための取り組み - より良い⽂化を作るための取り組み トピックス
  3. - アジリティが⾼い組織を維持するために、フラットな組織構造を意識 - 1 Pizza Rule - 1 枚のピザを⾷べられる規模でユニット、グループ、チームを構成する >

    コミュニケーションパスを適切なサイズにしアジリティを⾼める > ⼀⼈ひとりがオーナーシップを持ち、チャレンジしやすい環境をつくる - 細分化した役割を置く - 各レイヤーには EM, (G)TL を置く > EM (エンジニアリングマネージャー) - ユニット、グループ、チームの全般的なマネジメントをする > GTL (グループ・テクニカルリード) - グループの技術的なマネジメントをする - 各チームには 3L を置く > 3L - チームを推進する役割を分割してリードする > PdL (プロダクトリード) > ATL (アジャイルチームリード) > TL (テクニカルリード) スモールかつフラットな組織構造 Unit (EM, Architect) Group (EM, GTL) Group (EM, GTL) Team (EM, 3L) Team (EM, 3L) Group (EM, GTL) Team (EM, 3L) … 1 Pizza … 1 Pizza 1 pizza rule min max 1 team is 3 - 5 people 3 5 1 group is 3 - 5 teams 9 25 1 unit is 3 - 5 groups 27 125
  4. ⽬指す⽂化 - 「事業成果を最優先に各⾃が主体的に⾏動し、成⻑し、⼀体感を強く 持つ⽂化」 - 家族のような⽂化ではなく、プロサッカーチームのような⽂化を⽬指す。 > 明確なゴールを定義する(優勝・残留) > 勝つためには個の成⻑が必須(チーム内の競争)

    > ⾃⾝が判断する(試合中は監督の指⽰よりも、選⼿の判断が優先される ことが多い) > アジリティを意識する(選⼿の出⼊り) ⼀⼈ひとりがアマチュアではなくプロのエンジニアという⾃覚を持つ 組織としてはプロのエンジニア集団であることが前提として物事を考える
  5. ⽬指す⽂化を醸成するための考え⽅ - 相談を重ねて、⾃らが最終判断をする - 本質を⾒極め、素早くアウトプットし、改善を繰り返す - 建設的なフィードバックを相互に⾏う - 常に学習し、変化し続ける -

    全員がリーダーシップを発揮する - ワクワクする気持ちを⼤切にする ⽂化を 醸成する考え⽅ HRT (謙虚、尊敬、信頼) 事業成果を最優先に 各⾃が主体的に⾏動し、成⻑し、 ⼀体感を強く持つ⽂化
  6. ⽬指す⽂化を醸成するための考え⽅ - 相談を重ねて、⾃らが最終判断をする - 本質を⾒極め、素早くアウトプットし、改善を繰り返す - 建設的なフィードバックを相互に⾏う - 常に学習し、変化し続ける -

    全員がリーダーシップを発揮する - ワクワクする気持ちを⼤切にする ⽂化を 醸成する考え⽅ HRT (謙虚、尊敬、信頼) 事業成果を最優先に 各⾃が主体的に⾏動し、成⻑し、 ⼀体感を強く持つ⽂化
  7. 相談を重ねて、⾃らが最終判断をする - なぜ、⼤事だと考えているか(Why) - ⾃⾝で判断した回数だけ成⻑できるため > ⾃⾝で判断をすることにより、オーナーシップを持って⽬の前の業務に取り組 め、取り組んだ結果が成功・失敗に関わらず⾃⾝の⾏動に対して振り返り可能 となる -

    どうするか(How) - ⾃⾝が中⼼で関わっている事項について、可能な限り⾃⾝で最終判断するようにす る - より良い判断を実施するために、⾊んな観点で意⾒をもらうための相談をする > 視野を広げるためにも、相談相⼿として1⼈以上、⾃⾝より上位の⼈に意⾒をも らう - 相談時にアドバイスした内容と違う判断を実施しても、相談された側は意思決定者 の判断を尊重し、成功に向けてフォローする > 失敗した場合、失敗からの学びを最⼤化させるようにフォローする
  8. 建設的なフィードバックを相互に⾏う - なぜ、⼤事だと考えているか(Why) - 相⼿の⾏動・⾔動・姿勢に対して、気づいた点や感想などを伝えることで、 ⽬標達成や成⻑への軌道修正を促すため > ジョハリの窓でいう「盲点の窓」をできる限り⼩さくする - どうするか(How)

    - ⽴場・役割に関係なく、気づいた点・感想などはその場で伝える - 定期的に、始めるべきこと / やめるべきこと / 継続すべきことなどの⽅法を ⽤いてフィードバックを実施する - ⾃⾝の成⻑に繋がるフィードバックを積極的にもらう - フィードバックを受けた時は否定から⼊らないように気をつけるが、受け⼊ れるかどうかは、⾃⾝が取捨選択する(Yes, butの会話)
  9. ⽂化を軸とした主な組織マネジメント - やりたいこと① - 判断する機会を増やしたい - 施策例① - 各⾃が判断可能な状態を作る >

    情報はできる限りオープンにする - 評価の公開 - プライベートなSlackチャネルは基本的に作らない > 権限委譲 - 各役割に必要な権限を委譲する > RACI図などを⽤い、説明責任者や実⾏者は明確にする - やりたいこと② - フィードバックを定期的に多⾓的に⾏える環境を作りたい - 施策例② - 評価のフィードバック > Qに1回、Qの成果、チャレンジに対するフィードバックを⾏う > フィードバックは360°評価を元にする - 360°評価を⾏うことで様々な観点を集める - 個⼈⽬標共有 > 個⼈⽬標をBill One内に公開、所属チームに共有する
  10. より良い⽂化を作る取り組み - ざっそう(雑談・相談)、学び、議論の活性化 - 朝会、昼会 - バーチャルオフィスツール(Teamflow) - ラーニングセッション(開発の学びを共有) -

    教訓の共有会(バグ等から教訓を共有) - 機能開発から離れた改善 - バージョンアップ、エンハンス Week - 横串チーム、ギルドの運⽤ - 技術バックログの運⽤