以下動画のテキストです https://youtu.be/_3ABqhVtV4I
timeコマンドJun. 19th, 2022Satoru Takeuchitwitter: satoru_takeuchi
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timeコマンド● 引数に与えたコマンドを実行し、CPU使用時間や終了までの所要時間を出力● 出力の意味○ real: コマンドの実行開始から終了までの所要時間○ user: コマンド実行中にプロセスが使用した CPU時間○ sys: コマンド実行中に、そのコマンドのためにカーネルが使用した CPU時間
例: 一定時間CPUを使い続けた後に終了プロセスCPU上で動作する処理時間realuser開始終了
例: 一定時間システムコールを呼び続けた後に終了プロセスCPU上で動作する処理時間realuser = (a)+(c)+(e)開始終了カーネル プロセス カーネル プロセス(a) (c) (e)(b) (d)sys = (b)+(d)
例: 一定時間CPUを使い続けた後に終了(別プロセスあり)プロセスCPU上で動作する処理時間realuser = (a)+(b)+(c)開始終了別プロセス プロセス 別プロセス プロセス(a) (b) (c)
例: 起動直後に寝て起きたらすぐ終了CPU上で動作する処理時間realuser = (a) + (b)開始終了アイドル(a) (b)
例: 複数コア上で一定時間CPUを使った後に終了プロセスCPU0上で動作する処理時間realuser = (a) + (b)開始終了CPU1上で動作する処理プロセス生成 終了(a)(b)
まとめ● timeコマンドはプロセスの所要時間と、その間のCPU使用時間がわかる● 横で別プロセスが動いていると結果が変わるので性能測定時は要注意● 並行プログラミングによって性能向上できるかも