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【20260612 AI×DevOpsStudy #16】AI DevOps の基盤を作ってみ...

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【20260612 AI×DevOpsStudy #16】AI DevOps の基盤を作ってみたら、設計は人間の仕事だとわかった話

■AI×DevOps Study #16の概要
2026年6月12日に開催した「AI×DevOps Study」第16回のアーカイブ動画です。

「AI×DevOps Study」は、AI駆動開発やそこに関係するマイクロサービスについて理解を深める場になります。
株式会社ScalarではAIを使ったチーム開発を進めており、参画しているメンバーや協力会社の方から、具体的なAI駆動開発を実施する方法、その中で生まれたマイクロサービスアーキテクチャを使用したAI駆動開発の事例や実際に使えるエージェントについてお話頂き、参加者の皆様と知識の共有や交換を目的としています。
(弊社製品であるScalarDBも絡んだお話も一部出てきますが、汎用的な内容となっておりますのでフラットにお楽しみいいただけます)

■今回のテーマ
「AI DevOps の基盤を作ってみたら、設計は人間の仕事だとわかった話」

「AIがあるなら作れるでしょ」——そう思ってインフラ構築を始めました。 5ヶ月間、EKS・CI/CD・監視・セキュリティと向き合いながら気づいたのは、AIはコードを書いてくれるけど、Why(なぜそれを作るか)と前提(どんな環境か)は人間が渡さないといけないということでした。 ツギハギになったインフラ、初めて見たプロの設計書、GitLab RunnerをEKSに構築したら——3つの失敗談を通じて、AIとの付き合い方を一緒に考えます。

■登壇者情報(敬称略)
樋口
前職は看護師。10月にIT研修をスタートし、Terraformという言葉すら知らない状態から、1月よりScalarでAI DevOps のインフラ基盤を構築することにになりました。「AIがあるなら作れるでしょ」という気持ちでインフラ構築に飛び込み、毎日何かしら詰まりながらも、設計や前提の大切さを身をもって学んでいます。

■関連コンテンツ
・Youtube(過去の勉強会動画も公開中!)
www.youtube.com/@scalar-labs

・Zenn ブログ
https://zenn.dev/p/scalar_sol_blog

・イベントページ(connpass)
https://scalar.connpass.com/

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Scalar, Inc. PRO

June 16, 2026

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Transcript

  1. 5 AI DevOps の基盤ってなに? 構築した「⼟台」の構成要素 コンテナ & CI/CD セキュリティ &

    API管理 & トランザクション管理 AWS リソース & データ分析 あえてAWSマネージドを使わない理由 「AIが⾃動⽣成する無数のアプリ」を、 安全かつ効率的に⾃動で稼働‧管理するためのプ ラットフォームです。 • EKS: アプリを動かすコンテナ基盤 • GitLab CI / ArgoCD: ⾃動でテスト‧デプロイするパイプライン • Vault / ESO: パスワード等の機密情報を守る⾦庫 • Keycloak: ユーザーの認証システム • Kong: 通信の⽞関⼝(API Gateway) • VPC / EC2 (GitLab Runner): ネットワークと⾃動化サーバー • IRSA: プログラムごとの細かな権限管理 • EMR / Scalar Analytics: ⾼速なデータ分析環境 • ベンダーロックの回避 AWSに縛られず、他クラウドへも移⾏可能に • ⼤幅なコスト削減 ⾃前で組むことで⻑期的なランニングコストを抑え る ScalarDB: トランザクション •
  2. なぜ背景を理解できなかったのか? 「これ、そもそも何を⽬指して作ってい るシステムかわかってる?」 ⸺ 社⻑からの⼀⾔ ホワイトボードに描かれた全体像を⾒て初めて、 システムの真の⽬的と「インフラ設計の重み」を理解した。 具体イメージの⽋如 サービスがどんなふうに動いてい て何が必要なのか、基本的な知識がない。

    「他⼈事」のタスク化 「⾔われた通り監視ツールを ⼊れる」こと⾃体がゴールになり、設計の重みを汲み 取れなかった。 これからのステップ 正直、今も完全には理解できて いない。だからこそ、アプリが乗り始めるこれか ら、まだまだ勉強。 突きつけられた課題 "
  3. 10

  4. 14 項⽬ 私が書こうとしたこと 設計書で書いていたこと 技術選定 使うツール名の列挙 選ばなかった理由も含めた⽐較検討 コスト なんとなく安い L4

    LB vs L7 LBの重複課⾦回避など具体策 挙動 動けばOK Spotインスタンスが落ちた際の復旧⼿順 ルール 命名規則など ビジネスの⽂脈に基づいた判断基準 設計書の中⾝の⽐較
  5. 15 最初の間違い:「ルール集」 学び:要件整理から始める 実装の判断基準と構造 *スネークケース:snake_case のように単語をアンダースコアで繋ぐ形式 指摘:それは設計書ではなく、単なるコーディング規約 要件が決まれば、ディレクトリ構造は⾃ずと決まる 機能要件 ⾮機能要件

    最⼩権限 & セキュリティ IAMは必要な権限のみ。バージョン管 理を1箇所に集約。 環境の分離とモジュール化 と切ることで将来のマルチクラウ ド対応を考慮。 等で環境を完全分離。 Terraform 設計への挑戦
  6. 18 AIの「ベストプラクティス」を実装 「これでいける!」と実装開始 VPC 内の Vault に CI から触りたかった GitLab

    の Shared Runner は VPC の外 → 届かない 「VPC 内のリソースに CI から触るには?」 「EKS に self-hosted Runner を置けばいいですよ」 公式ドキュメントにも手順がある
  7. 20 ⾜りなかった情報 「EKSそのものを頻繁に壊 したり⽌めたりする運⽤で あること」 AIの性質 コンテキストがリセットさ れるため、毎回「前提」を リマインドする必要があ る。

    解決策 まず依存関係を⾒る 「何が⽌まったら何が死ぬかを把 握する」 ⾔語化してAIに渡す「把握し たものを前提としてAIに伝える」 依存関係を把握して、AIに渡す
  8. 21 「ツギハギ」の失敗 失敗の内容 得られた気づき 「設計書」の失敗 失敗の内容 得られた気づき 「Runner」の失敗 失敗の内容 得られた気づき

    • ⽬的(Why)がないまま、⼿段 (How)だけを積み上げてしまっ た。 • AIは「どうやるか(How)」しか答 えられない。 • 「なぜやるか(Why)」を決めるの は⾃分(⼈間)の役割である。 • 理由や背景(Why)を書かない設計 書を作ってしまった。 • 設計書とは「Whyを⾔語化するも の」である。 • 「選ばなかった理由」まで書いて初 めて設計書になる。 • 書こうとすることで、⾃分の理解の ⽢さに気づける。 • 環境の前提(Why)をAIに伝えず、 AIを誤誘導(ミスリード)してし まった。 • ※Runner = 処理を実⾏する環境の こと • AIに渡す「前提条件」も⼈間の重要 な仕事である。 まとめ 依存関係を把握してから⾔語化する
  9. GitHub scalar-labs/scalardb connpass Scalar Please give us a star on

    GitHub! AIxDevOps Study 毎週⽕曜開催 ご質問、感想などお気軽にどうぞ!