Task Task Task Task Task Task Task Task Task ITシステムでは、コネクションリークがメモリリークを引き起こし、最終的にCPU張り付きに至り、どの処理もでき なくなるということが起こりますが、私が率いるSREチームが崩壊し始めたとき、私たち人間の脳にも同様の事 象が発生していたと思われます。 (思考の停止、行動選択の停滞) SREチームが崩壊するときに見えるもの ・人間の脳はマルチタスクを行うことが苦手 ・マルチタスクを行うには、タスクの切り替えに伴う「切り替えコスト」が発生する ・頻繁にマルチタスクを行う人は、注意力、記憶力、作業効率、精神力、免疫力、体力が低下する (参考文献:Eyal Ophir, Clifford Nass, Anthony D. Wagner ,"Cognitive control in media multitaskers", Proceedings of the National Academy of Sciences Vol. 106 | No. 37 September 15, 2009 PubMed: 19706386) スタンフォード大学の脳科学研究結果
Engineering: How Google Runs Production Systems」には、 以下の記載があります。 それで、どうなった? Googleにおけるおおまかなルールは、SREチームは残りの50%の時間を実際に 開発を行うために使わなければならないというものです。 このルールはどのように一考されるのでしょうか。 まずはSREがどのように時間を使っているかを計測しなければなりません。 計測ができれば、常に50%以下の時間しか開発作業に費やしていないチーム の習慣を変えることができます。 引用元 Betsy Beyer, Chis Jones Jennifer Petoff, Niall Richard Murphy: Site Reliability Engineering: How Google Runs Production Systems, 2st ed., O’REILLY, 2019, 536p