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March 13, 2024

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  1.  2 © LayerX Inc.   自己玹介 高江 信次 (Shinji Takae) 株匏䌚瀟LayerX

    バクラク事業郚 バクラクビゞネスカヌド開発チヌム EMå…ŒTL LayerX • 2019幎12月にLayerXにゞョむン。バクラク事業の立ち䞊げから参画し、 圓初は䞻にむンフラの開発・運甚を担圓。 • 珟圚はバクラクビゞネスカヌドの開発チヌムマネヌゞャヌずTechLeadã‚’å…Œ 任し、むンフラからプロダクト開発に軞足を移しお事業開発を掚進。 • 「爆速開発」を䜓珟する匷いチヌムを䜜るために、日々奮闘しおいたす。 @shnjtk 経歎・趣味 • 経歎 : ゜ニヌ株匏䌚瀟R&D → ゜ニヌコンピュヌタサむ゚ンス研究所(CSL) → ゜ニヌ・グロヌバル゚デュケヌション → フリヌランス → LayerX • 趣味 : ワむン🍷、旅行(ワむナリヌ蚪問🍷)
  2.  3 © LayerX Inc.   コンパりンドスタヌトアップずは • 創業時から単䞀プロダクトではなく、耇数プロダクトを意図的に提䟛 • 郚眲でサヌビスを区切るのではなく、デヌタを䞭心にサヌビスを統合する •

    プロダクト間の連携の良さそのものがプロダクトである • 耇数のプロダクトを管理、ロヌンチするケむパビリティを持぀ コンパりンドスタヌトアップずいうLayerXの挑戊 https://comemo.nikkei.com/n/n7332c93f50c7
  3.  5 © LayerX Inc.   支出管理業務を䞀元管理 できる経理業務支揎サヌビス 請求曞の発行ず受取 のツヌルを統䞀。 発送もカンタン。 「請求曞支払」「経費

    粟算」「カヌド支払」の 手間を効率化。振蟌 デヌタも自動䜜成。 䞀床登録された仕蚳 デヌタを孊習しお自 動入力。 電子垳簿保存法に察 応し、電子䞊で保管が 可胜。玙の管理の手 間を削枛。 請求 支払い 仕蚳 保管 ワヌクフロヌず各皮 支払いツヌルを連携 し、内郚統制を匷化。 ワヌクフロヌ ワヌクフロヌから支払たでの業務を䞀本化し、業務効率化ず法什察応の䞡立を実珟 バクラクシリヌズずは
  4.  6 © LayerX Inc.   バクラクシリヌズの党䜓像 バクラクは、䌁業取匕の前段ずなる「皟議の統䞀」ず「債暩・債務の䞀元管理」が可胜。 埓業員・経理のそれぞれが係る業務領域においお、なめらかな業務連携により䌁業経営を加速させたす。 取匕先 債暩管理 債務管理

    ※ 開発予定の機胜を含む 請求曞凊理 経費粟算 振蟌 皟議 法⌈カヌド 請求曞発⟏ 皟議 仕蚳 ⌊⟊消蟌 ※ ※ ※ 仕蚳 発泚 請求 発泚 請求 銀⟏ 䌚蚈゜フト 仕蚳デヌタ 振蟌デヌタ ⌊⟊デヌタ 埓 業 員 経 理
  5.  7 © LayerX Inc.   バクラクシリヌズラむンナップ 仕蚳・支払凊理効率化 法人カヌドの発行・管理 皟議・支払申請・経費粟算 垳祚保存・ストレヌゞ 垳祚発行

    * 経費粟算のSlack連携は申請内容の通知のみ AIが領収曞を秒でデヌタ化 スマホアプリずSlack連携あり 領収曞の重耇申請などミス防止機胜 AIが請求曞を秒でデヌタ化 仕蚳・振蟌デヌタを自動䜜成 皟議から䌚蚈たでスムヌズに連携 幎䌚費無料で䜕枚でも発行可 むンボむス制床・電垳法察応 すべおの決枈で1%以䞊の還元 AIが曞類を5秒でデヌタ化 あらゆる曞類の電子保管に察応 電子取匕・スキャナ保存に完党察応 垳祚の䞀括䜜成も個別䜜成も自由自圚 垳祚の䜜成・皟議・送付・保存を䞀本化 レむアりトや項目のカスタマむズも可胜 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 今回はココのお話
  6.  9 © LayerX Inc.   プロゞェクト開始時点におけるプロダクト間連携の構想 バクラク ビゞネスカヌド バクラク 申請 バクラク

    請求曞受取 加盟店 明现デヌタ 賌買申請 カヌド利甚報告 カヌド明现仕蚳 【デヌタを䞭心にサヌビスを統合】 バクラクビゞネスカヌドに届く明现デヌタをバクラク申請やバクラク請求曞受取に 連携しお、瀟内の申請や経理業務を䞀気通貫で凊理できる 埓業員 経理
  7.  10 © LayerX Inc.   クレゞットカヌド決枈の流れ バクラク ビゞネスカヌド 加盟店で カヌドを利甚 オヌ゜リ

    オヌ゜リ取消 売䞊確定 返品) 通垞は オヌ゜リ → 売䞊確定 のパタヌンになる ナヌザヌが決枈を行ったタむミングで通知される 利甚可胜な残高やカヌドの有効性などをチェックしお 決枈の承認たたは拒吊を決定する 加盟店による日次バッチなどにより通知される 実際に商品やサヌビスが提䟛されたこずを瀺す売䞊デヌタが 連携される 売䞊確定前に決枈がキャンセルされた堎合はオヌ゜リ取消ずなる 売䞊確定埌に決枈がキャンセルされた堎合は返品ずなる
  8.  11 © LayerX Inc.   クレゞットカヌド決枈の経理業務を扱う䞊での難しさ 䞀䟋を挙げるず、、 • 決枈パタヌンが倚岐にわたる ◩ オヌ゜リ取消埌に売䞊確定が来たり、オヌ゜リも売䞊確定もなくいきなり返品が来るなど

    • 売䞊確定時に金額が倉わる ◩ 海倖決枈でオヌ゜リ時ず為替レヌトが異なる堎合など • オヌ゜リ金額や売䞊確定金額の䞀郚だけキャンセルされるこずがある • オヌ゜リから売䞊確定たでの間に月をたたぐこずがある ◩ 月次決算を締めた埌に売䞊確定が届くなど • オヌ゜リ明现に含たれる加盟店名が実際に利甚した店舗やサヌビスの名前ず異なる ◩ 加盟店が決枈代行業者を利甚しおいる堎合など これら党おにおいお、決枈サヌビスずしお円の誀差もなく正しく凊理するだけでなく 経理業務支揎サヌビスずしお「どのような仕蚳を切るか」たで考えないずいけない
  9.  12 © LayerX Inc.   プロゞェクト開始時点の開発方針 • 初期リリヌスでは決枈サヌビスずしおのMVPに集䞭する ◩ MVP :

    サヌビスに入䌚できる、カヌドを発行できる、決枈できる、支払いできる ◩ 開発メンバヌにずっお決枈サヌビスは初めおのチャレンゞであり、䞇が䞀倧きなトラブルが 発生した堎合に備えおプロダクトの機胜を最小限に絞った ◩ テストで担保する品質面に濃淡を付けた 決枈ロゞックの品質を最優先 ◩ どのような決枈パタヌンがあるのか、明现の内容も含めお実際のデヌタを芋おみたかった • DB蚭蚈は将来のプロダクト間連携を芋据える ◩ 決枈サヌビスは時間皌働し続けるこずが期埅されるため、DBスキヌマ倉曎やデヌタマむ グレヌションのためにメンテナンスに入れるこずはできる限り避けたかった ◩ バクラク申請やバクラク請求曞受取など、既存プロダクトにカヌドのドメむン知識が加わるた め、最初からどのようにデヌタを連携させるか、カラム名や型ずいった现郚たで考え抜いた 蚭蚈にした ▪ 異なるドメむン䞊のデヌタカラムに同じ名前が䜿われおいないか ▪ 金額を瀺すカラムの型に䞍敎合がないか int、uintが混圚しおいない、など ▪ プロダクトをたたぐデヌタの NOT NULL 指定は䞀臎しおいるか
  10.  13 © LayerX Inc.   プロダクトリリヌスタむムラむン 2022幎5月 事業者遞定など初期怜蚎を終え、本栌的に開発に着手 2022幎8月 バクラクビゞネスカヌド リリヌス 🎉

    2023幎3月 カヌド明现のプロダクト間連携機胜カヌド機胜拡匵オプション リリヌス 🎉🎉 瀟内の決枈ドメむン゚キスパヌトや経理ドメむン゚キスパヌトを亀えお、DB蚭蚈に぀いお䜕床も議論を重ねる 倖郚のパヌトナヌ䌁業様にご協力いただき、考えられる決枈パタヌンを掗い出しおひたすらテストを繰り返す 匊瀟CFO枡瀬によるSlack日報でのひずこず プロダクト間連携機胜の開発に着手 それぞれのプロダクトに詳しいメンバヌが集たり、属人化を恐れず最速でのリリヌスを目指す
  11.  14 © LayerX Inc.   リリヌスを振り返っお • 開発方針の振り返り ◩ 初期リリヌスをMVPにしたのは正解だった ▪

    結果的に倧きなトラブルもなく、安定しおサヌビスを提䟛できた ▪ 決枈機胜を培底的にテストしたこずも功を奏した ◩ 早い時点でDB蚭蚈を固めたこずで、その埌の連携機胜がスムヌズに開発できた ▪ スキヌマ倉曎やマむグレヌションのためのメンテナンスをせずに枈んだ • リリヌス埌の気付きず今埌の課題 ◩ プロダクト間連携機胜の開発難易床が高い ▪ 連携するそれぞれのプロダクトずドメむンの䞡方に぀いお深い理解が求められる ◩ 連携機胜リリヌス埌の属人性排陀に時間がかかる ▪ 最初に開発したメンバヌから新しいメンバヌぞの匕き継ぎが倧倉 ◩ チヌム線成や開発の優先床順䜍付けが難しい ▪ 連携機胜開発チヌムのメンバヌは各プロダクトずの兌務になるこずが倚い ▪ 特定のプロダクトに閉じないため優先順䜍を誰が぀けるかが曖昧になりやすい