2021年2月18日のBIツール研究所カジュアル座談会のスライドです。
BIツール研究所のYouTubeにイベントのアーカイブがあります。
お仕事中のBGMとしてお聞きください!
BIツール研究所TableauとQlik Sense
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はじめにこの内容はYouTubeにアーカイブがあります。お仕事中のBGMとしてお楽しみください。検索ワード「BIツール研究所」
オープンエイト-データアナリスト ex.ヤフー株式会社BIツール研究所というコミュニティをやっています。Qlik Senseは新卒時の会社でBIコンサルタントとして利用Tableauは新Data Saberの第一号合格者Name :前側 将(Maekawa Sho)@willanalystshttps://www.facebook.com/sho.maekawa1
株式会社エウレカ - データアナリストBIツール研究所というコミュニティをお手伝いしています。某BIツールのPdMやっていました。8th Tableau Data SaberName :荒木 和也(Kazuya Araki)@kazuya_araki_jphttps://www.facebook.com/kazuya.araki.tokyohttps://note.com/jedi_trickstar
BIツール研究所Mission BIツールの情報をオープンにし、誰もが意思決定に繋げられるように支援する「なんとくBIツールが導入されているけど活用できない。グラフのレポートをたくさん作ったけど何も意思決定に反映されていない」。主宰者のウィルは数多くの企業のBIツール導入支援やBIエンジニアの友人と関わる中でこの問題を解決したいと思いコミュニティを立ち上げました。各ツールの情報をオープンにすることで誰もが適切なツールを導入できるようにする。単純に機能を比較するだけではなくて、どんな組織に合うのか、実務で通用するスキルは何なのか、さらに踏み込んだ議論をコミュニティ内で実施していきたいと考えてます。
BIツールの活用状況ガートナー2019年の調査より
BIツール研究所Value BIツールの一歩先の活用方法を提案します。みなさんの会社の文化や人的リソースを意識した上でおすすめのツールを提案します。さらに、各ツールがどのように進化して行くか、また長期的に運用していく上で必要なことは何かなど一歩先を見据えた提案を心がけます。
BIツール研究所 #bilabo発表したい人、雑談したい人、情報集めたい人ぜひご参加ください!Twiiter YouTube LINE オープンチャット
今日のゴール・TableauとQlik Senseの違いを完全マスターしよう!#Bilabo Twitterで検索してみてね!
目次1.製品の特徴を客観的に整理登壇者が良いも悪いも赤裸々に TableauとQlikの特徴を語ってくれます。 我々BIツール研究所のメンバーが他のツールとの違いを整理します。 相対的な製品の特徴やファクトベースの情報をキャッチアップできます。2.環境要因に対するメリットデメリットを紹介有名な会社が導入しているからうちも導入しよう。ではなく あなたの会社に製品が合うのかというポイントで登壇者が解説します。3.専門家が熱く推すポイントの紹介登壇者がTableauとQlikを好きな理由や秘伝の技などを紹介します!4.それTableau Qlikでできます!参加者のみなさまから質問を頂き、その悩み 解決できるか登壇者の方が回答します!
製品の特徴を客観的に整理
第2世代BI(セルフーサービスBI)2010-2020あたり2010年前後にCPUやメモリが比較的安価に調達できる時代が到来、1990年代からメモリの効率利用や独自の集計技術を研究したQlik が市場で評価されるようになった。64bitPCが一般的になり一気に多くの企業でBIツールが導入されるようになった。代表製品
第2世代BIの特徴な流れ主要3製品独自のデータ圧縮技術とインメモリ技術で市場をリードしたのはQlik View2013年からの2-3年で市場を制したTableau市場が大きくなりTableauやQlikにアジャストした製品を低価格で販売してシェアを広げたPowerBI
製品の共通特徴・グラフ表現が多彩・分析サポート機能が豊富・ETL機能も内包・データガバナンスが効く・多くのビジネスユーザーがセルフサーブに扱える
セルフサービスBIツールとはデータマートキューブBIツールダッシュボードBIツールダッシュボードDWHETL基幹システム第1世代BI第2世代BIファイルデータDWHSaaSデータ現場の利用者が自分自身で使えるBIツールのこと
インメモリ技術とはざっくり概要(専門家ではないので細かい点ご容赦下さい。。)HDD層データベースメモリ層 CPU層・通常のクエリー処理・インメモリ処理一度ロードしたデータをメモリ上にキャッシュで保持メモリからすぐにデータを呼び出せるので高速処理
Tableau PrepData SourceTableauの画面構成Tableau DesktopTableau ServerTableau Onlinehttps://www.tableau.com/products
Data SourceQlik Senseの画面構成UI
Tableau :特徴世界TOPレベルのBIツール(シェア、評価) ツール構成 ローカルツールで開発してサーバーアップする形式ビジュアライゼーション ほぼ全てのグラフが書ける(頑張れば)コミュニティ 学習コミュニティやSNSなどが日本でも活発
Qlik Sense :特徴ツール構成 WEBベース ETL〜可視化までオールインでコーディング+GUI操作可能データ探索機能が豊富 ブックマーク、並列ステート、SET分析、除外値
Qlik Sense :特徴知名度の低さ 製造業など対外発表が盛んじゃない企業での導入が多いためQlikユーザーの中でしか情報が出回らない。 ドキュメントやユーザーの声が少なく挫折する可能性がある。操作性が独特すぎて慣れるのに時間がかかる 開発画面と編集画面の切り替え テーブルの紐付き方 SET分析やロードエディタ
TableauLOD集計粒度を自由に設定して集計できる機能AVG({ FIXED [顧客名] : SUM([売上]) })
Qlik SenseSET分析項目の値を指定して集計することができる (一例)Sum({$} [販売価格])...2015年かつ1月Sum({$} [販売価格])...2015年を除外Sum({$=4 <=6"}>} [販売価格])...4月〜6月Sum({$} [販売価格])...エアコンを含む商品Sum({$} [販売価格])...選択範囲で最大の年引用:思い通りのチャート集計を実現(Qlik Space)
環境要因に対するメリットデメリットを紹介
簡易比較表導入難易度 低い!導入開始のしやすさはNo1Tableauより難しい。(情報不足のため) エンジニア必須(個人的見解)得意な対応範囲 ・可視化・計算式作成・可視化・計算式作成・データマート作成・可視化・計算式作成・データマート作成・データカタログ作成・データや定義のメソッド化開発効率 比較的悪い・複雑な計算をするときの制約が多い・ビジュアライズに強いが微調整が必要かなり高い・ダッシュボードにグラフを並べる・自動でフィルタリング・複雑な集計も1つの計算式でできる・中間テーブルを作成できる比較的悪い・可視化表現の制約がある・API連携と言う意味では効率良い運用効率 1年以上使うと定義の棚卸しができない。 定義の一元管理は苦手。データマートレベルであればコードをチェックしてリファクタリングできる。計算式は棚卸し必要。全社運用と言う意味では高い・データをメソッド化できる・git管理できる分析表現 ○ ○ ▲潜在需要 ◎ ○ ▲
Qlik Sense :マーケターの最強データ探索ツール メリット SET分析や変数を使用したクイックなデータ探索 並列ステートによるABテスト 除外値検索 込み入った分析条件のブックマーク化 購入回数や購入金額などを条件値に追加 項目値ごとに独自の集計をかけることができる(Tableauだときつい) これらを自由にAND条件で連続的に探索できる唯一のツール
Qlik Sense :開発効率を重視する中級者向け 手軽に可視化したいだけだとTableauの方が良い。スキルの転用や情報の多さの観点から前提条件1.データロードエディターをマスターできる人がいる2.SET・aggrを駆使して条件値を作れる3.データ探索が必要な部署での利用4.BIの開発効率を重視している
専門家が熱く推すポイント導入難易度 Tableau Qlik Sense表現領域 アナリティクス・クラスター・リファレンスバンド除外値集計分析サポート 簡易表計算 並列ステートETL GUIベースのPrep Apply mapResidentprevious value
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