Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
インフラエンジニアが活きる組織、活きない組織って?
Search
Shuma
December 13, 2024
Programming
0
64
インフラエンジニアが活きる組織、活きない組織って?
12月13日IT勉強会(大阪梅田)発表内容
Shuma
December 13, 2024
Tweet
Share
More Decks by Shuma
See All by Shuma
信頼性工学とは? ~カツオを題材に~
shubox
0
34
バージョン管理と人生設計の類似点ver2 -リポジトリから学ぶ生きるヒント-
shubox
0
82
バージョン管理と人生設計の類似点
shubox
0
74
今年を振り返り、来年の抱負
shubox
0
140
少し早いけど、今年を振り返ります。。
shubox
0
71
「それいけ!アンパンマン vs APIリクエスト:技術的勝利への道」
shubox
0
180
日本のうどん文化とチェーン店比較
shubox
0
140
カウンター越しの知識 ~HackBarで得た知見~
shubox
0
120
水戸黄門で学ぶカリー=ハワード同型対応
shubox
1
230
Other Decks in Programming
See All in Programming
負債になりにくいCSSをデザイナとつくるには?
fsubal
9
2.4k
Amazon ECS とマイクロサービスから考えるシステム構成
hiyanger
2
520
Software Architecture
hschwentner
6
2.1k
DevinとCursorから学ぶAIエージェントメモリーの設計とMoatの考え方
itarutomy
1
670
富山発の個人開発サービスで日本中の学校の業務を改善した話
krpk1900
4
380
SRE、開発、QAが協業して挑んだリリースプロセス改革@SRE Kaigi 2025
nealle
3
4.2k
SpringBoot3.4の構造化ログ #kanjava
irof
2
980
お前もAI鬼にならないか?👹Bolt & Cursor & Supabase & Vercelで人間をやめるぞ、ジョジョー!👺
taishiyade
5
3.9k
ペアーズでの、Langfuseを中心とした評価ドリブンなリリースサイクルのご紹介
fukubaka0825
2
310
ソフトウェアエンジニアの成長
masuda220
PRO
10
920
社内フレームワークとその依存性解決 / in-house framework and its dependency management
vvakame
1
550
CloudNativePGがCNCF Sandboxプロジェクトになったぞ! 〜CloudNativePGの仕組みの紹介〜
nnaka2992
0
220
Featured
See All Featured
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.4k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
34
2.5k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.3k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
RailsConf 2023
tenderlove
29
1k
Designing Experiences People Love
moore
139
23k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
158
23k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
29
2.2k
Making Projects Easy
brettharned
116
6k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
Building Applications with DynamoDB
mza
93
6.2k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
174
51k
Transcript
None
インフラエンジニアが活きる組織、活きない組織って? ~技術と組織文化の視点から~ 2024年12月13日 Shuma
自己紹介 現職 • 自社開発企業でインフラエンジニア キャリア変遷 • 飲食店店長 → バイト →
インフラエンジニア ◦ 情シス、インフラ基盤、開発など担当 技術スタック • クラウド:AWS, Google Cloud Platform • 言語:PHP, Python • その他:Infrastructure as Code(Terraformの勉強中)
インフラエンジニアの価値てなに? システムの土台を支え、 RASISを実現する技術者 5つの重要な責務 • Reliability(信頼性) ◦ 安定したシステム運用を実現するアーキテクチャ設計 • Availability(可用性)
◦ 24/365のサービス継続性を確保 • Serviceability(保守性) ◦ 効率的な運用と迅速な障害対応の実現 • Integrity(完全性) ◦ システムとデータの一貫性を担保 • Security(安全性) ◦ 多層防御によるセキュリティの確保 組織におけるインフラエンジニアの課題 • 日常業務の価値が見えづらい • 予防保守の重要性が理解されにくい • システム安定時の貢献が認識されにくい
インフラエンジニアが活きる組織 「見えない価値」を理解する文化 • バックエンドとインフラの求める役割や課題を可視化し組織に共有している ◦ 例:定期的な活動報告会の実施 ◦ 例:予防保守による効果の可視化 • 技術的負債の解消を経営課題として認識
◦ 例:システム更新の必要性を理解 ◦ 例:保守コストの可視化を評価 心理的安全性の確保 • 失敗を学びの機会として捉える ◦ 例:改善提案を積極的に受け入れる • チーム間の相互理解を促進 ◦ 例:定期的なナレッジ共有会 ◦ 例:部門間での人材交流
インフラエンジニアが活きない組織 コミュニケーション不全の課題 • インフラチームの孤立 ◦ 影響:情報共有の不足 ◦ 影響:チーム間の相互理解欠如 • ミッションと価値の不明確さ
◦ 影響:モチベーション低下 ◦ 影響:キャリアパスの不透明さ 改善が必要な組織文化 • 属人化を放置する体質 • 予防保守よりも障害対応を重視 • 技術的負債への無理解 • インフラ業務の価値が見えない状態
まとめ 組織文化の改善に向けて • コミュニケーションの促進 ◦ 定期的な組織間対話の場作り ◦ インフラチームの活動の可視化 • 相互理解の深化
◦ 事業部門との定期的な意見交換 ◦ インフラ業務の価値の共有 次のステップ • 自社の組織文化を確認する • できることから改善を始める • 継続的な対話を続ける。 ご清聴ありがとうございました。