Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
コンテナセキュリティってどうなってるの?
Search
Satoru MIYAZAKI
August 03, 2019
Technology
2
590
コンテナセキュリティってどうなってるの?
#OSCKYOTO 2019 LTで話した内容です。
コンテナセキュリティに関する議論のきっかけになれば良いと思います。
Satoru MIYAZAKI
August 03, 2019
Tweet
Share
More Decks by Satoru MIYAZAKI
See All by Satoru MIYAZAKI
どこのご家庭にもあるOpenSolarisを、ZFSで有効活用
smiyaza
0
170
How to secure container environment
smiyaza
0
510
コンテナ環境をセキュアに運用する方法 #osc20on
smiyaza
0
950
コンテナのセキュリティについて考えよう osc2020tk
smiyaza
6
980
コンテナのセキュリティについて考えよう osc2019tk
smiyaza
1
140
コンテナのセキュリティについて考えよう
smiyaza
0
830
平成元年度に卒業した高専生が、令和元年の高専生に伝えたいこと
smiyaza
2
230
如何にPHP7.3.3のDockerイメージを作るか
smiyaza
0
830
KUSANAGI RoDの紹介
smiyaza
0
970
Other Decks in Technology
See All in Technology
ココナラのセキュリティ組織の体制・役割・今後目指す世界
coconala_engineer
0
220
ChatGPTを使ったブログ執筆と校正の実践テクニック/登壇資料(井田 献一朗)
hacobu
1
160
Power BI は、レポート テーマにこだわろう!テーマのティア表付き
ohata_ds
0
120
CloudWatch Container Insightsを使ったAmazon ECSのリソース監視
umekou
1
120
re:Invent Recap (January 2025)
scalefactory
0
340
Grid表示のレイアウトで Flow layoutsを使う
cffyoha
1
150
[JAWS-UG栃木]地方だからできたクラウドネイティブ事例大公開! / jawsug_tochigi_tachibana
biatunky
0
130
業務ツールをAIエージェントとつなぐ - Composio
knishioka
0
110
地方企業がクラウドを活用するヒント
miu_crescent
PRO
1
110
Amazon Aurora バージョンアップについて、改めて理解する ~バージョンアップ手法と文字コードへの影響~
smt7174
1
240
プロダクト価値を引き上げる、「課題の再定義」という習慣
moeka__c
0
210
さいきょうのアーキテクチャを生み出すセンスメイキング
jgeem
0
270
Featured
See All Featured
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9.1k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
132
33k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
348
20k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
41
7.2k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
160
15k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
427
64k
BBQ
matthewcrist
85
9.4k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
28
5.4k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.8k
Transcript
コンテナのセキュリティって どうなってるの? OSC2019 KYOTO(8/3) LT みやざき さとる
言うなれば運命共同体 • コンテナ=アプリケーションコンテナとする • いわゆる、Docker、Kubernetes を想定している • cgroupとLinux Usernamespaceでリソースを分離 •
コンテナはカーネルを持たない • 必要なアプリケーションとライブラリ、 パッケージを含む
nodeA node間 接続 TLS VxLAN 互いに頼り、互いに庇い合い、互いに助け合う • ノード内のコンテナ同士の通信は プライベートなブリッジ •
ノード間通信は、Docker Swarmでは TLS化されている • Kubernetesでは、ノード通信を VxLAN経由で行われTLS化されている • コンテナ外からは限定された ポートのみ接続 nodeB front Container Container Container Container Container Container
node OS/カーネル 一人が五人のために、五人が一人のために • すべてを非特権ユーザーで動作させる • ホスト側でコンテナデーモン動作 • コンテナ側でアプリケーション動作 •
よりセキュアにプロセスを動作させる コンテナデーモン 非特権ユーザ アプリケーション 非特権ユーザ アプリケーション 非特権ユーザ コンテナ
だからこそ戦場で生きられる • コンテナはイメージで配布 • イメージはレイヤ構造 • イメージ作成時に脆弱性スキャンが可能 • Wazuh •
Vuls • Gitlab(Clair) • trivy • etc… Container Application Layer Middleware Layer Base OS Layer
分隊は家族、分隊は兄弟 • コンテナ内に余計なものがない • ネットワークは分離・暗号化されている • コンテナ及びアプリケーションを 非特権ユーザで動作 • コンテナイメージは脆弱性スキャンしている
• だからコンテナはセキュア?
嘘を言うな!
猜疑に歪んだ暗い瞳がせせら笑う • 日々、脆弱性は発見される • ベースOS/ライブラリ/アプリケーション/ パッケージ(pip/gem/npm…)の更新 • ゼロデイ攻撃、マルウェアによる被害 • 長期稼働時での意図しない動作
無能、怯懦、虚偽、杜撰 • 定期的に実施 • アプリケーションの動作確認 • イメージの更新 • イメージの脆弱性確認 •
不正な動作を検知
どれ一つ取っても戦場では命取りとなる。 • 定期的に脆弱性スキャンを行わないと 実サービスに影響が発生 • コンテナのランタイム検知を行うOSSは少ない Wazuh、falcoなどなど • 不正なファイル更新 •
不正な動作 • 不正な通信 • 脆弱性の検知
それらを纏めて無謀で括る • 事前にセキュリティ計画を立てる • イメージの更新タイミング • コンテナの寿命 • コンテナデプロイの容易さ •
外側からのアプリケーション動作の確認 • 不正通信の検知 • etc…
誰が仕組んだ地獄やら、兄弟家族が嗤わせる • 定期的に以下の処理実行する仕組みが必要 • イメージ再作成 • イメージ検査 • アプリケーション動作確認 •
デプロイ • コンテナの寿命を短くする • すべてを手動で行うとツライので、 ある程度は自動化
お前も、お前も、お前も • 一貫した開発・セキュリティ・運用が必要 • Development • どの言語、ライブラリで作成するか • アプリケーションの静的解析 •
脆弱性に対するアプリケーション確認 • Security • セキュリティ基準の策定 • DevとOpsに対するセキュリティ対策支援 • Operations • イメージアップデート、コンテナデプロイ • 監視
だからこそ、俺のために死ね! • セキュリティ施策が立てられないなら お金の力で解決する! • セキュリティに強い人を雇う • コンテナセキュリティ製品の導入 • AQUA
Cloudnaitive Security Platform • NeuVector • sysdig platform/monitor/secure • Tufin Iris/Orca • twistlock • etc…
我々は何のために集められたのか 次回「未定」