Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
生成AI導入の「期待外れ」を乗り越える ー 開発フロー改革が目指す、真の組織変革
Search
starfish719
July 23, 2026
Programming
150
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
生成AI導入の「期待外れ」を乗り越える ー 開発フロー改革が目指す、真の組織変革
starfish719
July 23, 2026
More Decks by starfish719
See All by starfish719
「速く作る」から「正しく作る」へ ─ 生成AI時代の開発フロー改革の ロードマップと実行 ─
starfish719
1
12k
AI活用を推進するために ファインディが下した、一つの小さな決断
starfish719
0
370
生成AI時代のエンジニア育成 変わる時代と変わらないコト
starfish719
0
15k
【Claude Code】Plugins作成から始まったファインディの開発フロー改革
starfish719
0
1.1k
Findy AI+の開発、運用におけるMCP活用事例
starfish719
0
3.9k
生成AIが出力するテストコードのリアル よくあるコードと改善のヒント
starfish719
0
860
生成AI時代に若手エンジニアが最初に覚えるべき内容と、その学習法
starfish719
2
910
開発生産性を上げるための生成AI活用術
starfish719
3
3.3k
ファインディ株式会社におけるMCP活用とサービス開発
starfish719
0
5k
Other Decks in Programming
See All in Programming
PHP Application における Kubernetes 内 gRPC 通信
ganchiku
0
500
継続モナドとリアクティブプログラミング
yukikurage
3
610
Welcome to the "Parametricity" 🏙️ − Generic だけど Specific な世界 −
guvalif
PRO
1
170
【やさしく解説 設計編・中級 #4】ルールの寿命と、システムの年輪
panda728
PRO
2
150
Prismを使った型安全な暗号化_関数型まつり2026
_fhhmm
0
140
ローカルLLMでどこまでコードが書けるか -縮小版 / How much code can be written on a local LLM Shortened
kishida
2
190
Go言語とトイモデルで学ぶTransformerの気持ち / fukuokago23-transformer
monochromegane
0
130
PHPだって関数型したい 〜できること、できないこと〜 / fp-in-php
jsoizo
0
230
Performance Engineering for Everyone
elenatanasoiu
0
270
OSINT for SRE: 学術論文とポストモーテムから探る システム障害の共通パターン / SRE NEXT 2026
tomoyk
1
3.9k
エンジニア向け会社紹介/Findy Company Profile
findyinc
6
360k
LaravelLive Japan の裏方のすべて — 第188回 PHP勉強会@東京 (2026-06-24)
suguruooki
2
150
Featured
See All Featured
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.6k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
17k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.3k
Building an army of robots
kneath
306
46k
Bioeconomy Workshop: Dr. Julius Ecuru, Opportunities for a Bioeconomy in West Africa
akademiya2063
PRO
1
180
Side Projects
sachag
455
43k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
287
14k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
528
40k
Joys of Absence: A Defence of Solitary Play
codingconduct
1
410
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.8k
Designing Powerful Visuals for Engaging Learning
tmiket
1
450
The Language of Interfaces
destraynor
162
27k
Transcript
2026.07.23 AI DevEx Conference 2026 ⽣成AI導⼊の「期待外れ」を乗り越える ー 開発フロー改⾰が⽬指す、真の組織変⾰ ファインディ株式会社 プリンシパルエンジニア
⼾⽥ 千隼 @starfish0206 © Findy Inc. 1
本⽇の内容 • • • • • AI導⼊の「落とし⽳」 開発フロー改⾰ AI推進 可視化と改善のサイクルで真の組織変⾰へ
まとめ © Findy Inc. 2
⼼当たりありませんか? 🎲 活⽤レベルの個⼈差 🔍 AIエージェントの使いこなし度に メンバー間で⼤きなばらつき 特にジュニアほど使えていない 📉 AIを使えば開発が速くなる? 実際は⾔うほど変わっていない
AI出⼒の合否判断ができない 理解せずに AI の出⼒を そのままレビューに回している 😩 AI推進の役割 AI推進って⾔っても何をしたらいいのか わからない © Findy Inc. 3
AI導⼊の「落とし⽳」 © Findy Inc. 4
Pull requestの量は増えたように感じたが 😊 現場の体感 🤔 でも実は… ✓ AI導⼊後、効率が上がったように感じた × リリースや価値提供は増えていない
✓ 開発スピード感は上がっているはず × アウトプットもアウトカムも 本当に増えている? → 体感と現実がズレているのでは? 各種メトリクスの計測結果から深堀って原因を探す © Findy Inc. 5
可視化 軸 ツール 何を⾒るか 開発⽣産性 Findy Team+ 開発組織の健康状態‧ボトルネックの場所 AI活⽤ Findy
AI+ 誰が/どこで/どうAIを使っているか © Findy Inc. 6
可視化① Findy Team+(開発⽣産性) 指標 中⾝ Four Keys デプロイ頻度∕変更リードタイム∕変更失敗率∕復旧時間 サイクルタイム コミット→オープン→レビュー→マージの各区間で掛かった時間
各種メトリクス Pull requestの作成数、コメント数、Issue数 etc → どこに問題があるのか、事実ベースで捉える © Findy Inc. 7
全体のPull request作成数 © Findy Inc. 8
1⼈あたりのPull request作成数 © Findy Inc. 9
各種メトリクス⽐較 © Findy Inc. 10
ファインディで実際に起きていたこと 計測したら、AIを導⼊しても⽣産性は変わらなかった 👥 コミットからオープンまでの平均時間 -10% ⏱ レビュー→Approve時間 +50% 📦 1⼈あたりPR作成数
横ばい 💬 平均コメント数 +30% © Findy Inc. 11
可視化② Findy AI+(AI活⽤の可視化) ⾒る観点 内容 活⽤の広がり 利⽤率‧頻度‧どのフローで使っているか 使い⽅の偏り ⼀部の⼈だけ∕特定⼯程に偏っていないか メトリクスと突合
⽣産性指標と照合し"効いた活⽤"を⾒極める → AI活⽤の現状から打ち⼿を考える © Findy Inc. 12
© Findy Inc. 13
数値からわかった「AIに使われている」 ⚡ AIが速くしたのは「コード⽣成」の⼀⼯程だけ → ボトルネックが別の⼯程に移っただけ ⚡ コードを書く 🔴 新たなボトルネック AIで⼀気に⾼速化
開発全体の スループットは横ばい A作業を⾃動化しただけではAIによる恩恵を受けることができない © Findy Inc. 14
開発フロー改⾰ © Findy Inc. 15
前提 ✅ コード設計‧規約‧テストコード • アーキテクチャ‧命名規則‧型定義 • ⼗分なテストカバレッジ • ⼀貫した設計パターン →
AI 以前から、品質を保つには必須 🌿 開発⽂化(プロセス) • Pull requestの粒度 • レビュー⽂化 • タスク分解の習慣 • etc → AI 以前から、開発を回すには必須 🏗 AIを活⽤する前に、これらはAI関係なく重要 © Findy Inc. 16
AIは増幅器である ⼟台が無いと 増幅される弱さ 規約がない ⽣成されるコードの出⼒内容がバラつく テストがない 安全性を担保できず、不具合や障害が増える タスクの粒度が荒い 巨⼤PRを量産し、レビューが破綻する →
AIは⽣産性も負債も増幅する。だからレベルを追う前に「⼟台」から © Findy Inc. 17
AI活⽤レベルで「現在地」を捉える レベル1 レベル2 レベル3 「速く作る」 「正しく作る」 「必要なものを作る」 コード⽣成の⾃動化 モノ作り全体の再設計 他領域への越境
⾃分たちの現状がどのレベルなのかを⾒極める © Findy Inc. 18
AI活⽤レベル1: AIエージェントでコード⽣成 VibeCodingでコード⽣成して、Pull requestを作成してレビュー依頼を投げる 📍 🤖 👤 対象⼯程 AIの役割 ⼈間の役割
コード変更‧PR作成 セルフレビュー コード⽣成〜PR作成〜 セルフレビューを実⾏ コード⽣成のハンドリング セルフレビュー結果の判断 © Findy Inc. 19
AI活⽤レベル2: AIエージェントでモノを作る 正しい⽅法と⼿順を⽤意して、AgenticWorkflowに委任する 📍 🤖 👤 対象⼯程 AIの役割 ⼈間の役割 タスク分解‧Issue作成
レビュー タスク分解‧構造化Issue 並列実装‧レビュー観点の抽出 タスクとIssueの⽅向性を決定 レビュー © Findy Inc. 20
AI活⽤レベル3: AIで価値を⽣み出す 必要なモノを作る 📍 🤖 👤 対象⼯程 AIの役割 ⼈間の役割 要件定義‧QA
エンジニアリングからの越境 現状把握‧要件構造化 QA観点/実⾏を⽀援 何を作るかの意思決定 品質の最終保証 © Findy Inc. 21
ロードマップ AIがサポート出来る AIエージェント コード変更 要件定義 タスク分解 Issue作成 Pull request 作成
AIで代替できる セルフ レビュー AIで代替しづらい マージ レビュー QA リリース © Findy Inc. 22
ロードマップ ①AIエージェントでコード⽣成 AIがサポート出来る AIエージェント コード変更 要件定義 タスク分解 Issue作成 Pull request
作成 AIで代替できる セルフ レビュー AIで代替しづらい マージ レビュー QA リリース © Findy Inc. 23
ロードマップ ②AIエージェントでモノを作る ①AIエージェントでコード⽣成 AIがサポート出来る AIエージェント コード変更 要件定義 タスク分解 Issue作成 Pull
request 作成 AIで代替できる セルフ レビュー AIで代替しづらい マージ レビュー QA リリース © Findy Inc. 24
ロードマップ ③AIで価値を⽣み出す ②AIエージェントでモノを作る ①AIエージェントでコード⽣成 AIがサポート出来る AIエージェント コード変更 要件定義 タスク分解 Issue作成
Pull request 作成 AIで代替できる セルフ レビュー AIで代替しづらい マージ レビュー QA リリース © Findy Inc. 25
AI活⽤レベル1 AIエージェントでコード⽣成 © Findy Inc. 26
「速く作る」フェーズと現状課題 ⚡ レベル1の⽬的:コード変更 + Pull request作成をAIで⾃動化 ⚠ 現場で起きている課題 🎲 🔍
活⽤レベルの個⼈差 若⼿ほど使えていない∕メンバー間でばらつき⼤ 📉 理解せずにAI出⼒をレビュー依頼 😩 Pull requestの質が低下 リードクラスのレビュー負担が増加 AI出⼒の合否判断ができない 「AI に使われている」状態 AI主導になり、⼈間側の理解が追いつかない 理解と責任の所在を再設計する必要がある © Findy Inc. 27
AIが出⼒したコードの責任は「⼈間」にある 🛡 ⾃動化されても、品質と判断の最終責任は⼈間が引き受ける ⼯程 担当 責任の対象 コード変更 🤖 AI コード変更
Pull request作成 🤖 AI コード変更 セルフレビュー 🤖 AI コード変更 レビュー 👤 ⼈間 作っているモノ レビュー依頼を出すまでがPull request作成 セルフレビューはレビュー依頼を出す前に⾏うべき © Findy Inc. 28
AIのガードレール整備 AI が参照するドキュメント‧ルールを整える 📘 📐 📋 README / プロジェクトドキュメント AGENT.md
/ rules カスタムコマンド / プロンプトのテンプレ 🛠 やること 🛠 やること 🛠 やること 前提‧運⽤ルールなどを記述 コード規約‧命名規則‧ テスト⽅針をAIが参照 依頼タスクの規格化 (よくある作業をコマンド化) ✨ 効果 ✨ 効果 ✨ 効果 AIが⽂脈を理解 初期質問の往復が減る 出⼒されるコードの ⼀貫性が担保される 同じ品質のアウトプットが 繰り返し得られる ガードレールがあって初めて、AIが「使い物になるコード」を出す © Findy Inc. 29
AI活⽤レベル2 AIエージェントでモノを作る © Findy Inc. 30
「正しく作る」フェーズと現状課題 ⚠ 課題:要件を実現する⼿順がAIフレンドリーではない ❓ 実現⽅法がわからない タスクの粒度や⼿順を 誰も決めていない 📭 依頼内容を作れない ⽣成
AI へ何を渡せば 精度よく動くかが 属⼈化している 💡 明確で簡潔なステップ構造 = AI に渡す「設計図」が必要 © Findy Inc. 31
「正しく作る」フェーズ 🎯 レベル2の⽬的:AIに「正しく作らせる」仕組みを整える 🧩 📝 🔍 タスク分解 Issue 作成 コードレビューの再定義
AIが処理しやすい 単位に分割する 構造化された設計図を 親⼦Issueで表現 AIと⼈間で レビュー領域を分割 © Findy Inc. 32
「どうやって作るか」を AI に渡す 💭 作りたいもの (Why / What) ➜ 🛠
作り⽅の設計図 (How) タスク分解で表現 ➜ 🤖 AI が実装 ステップ通りに ⽣成 ↻ 🔎 レビュー:作り⽅と実現⽅法が合っているかを検証 → 設計図にフィードバック ✨ タスク分解の品質が、そのままアウトプットの品質を決める © Findy Inc. 33
協働から委任 へ 「協働」 して書くVibe Coding、「委任」 して任せるAgentic Workflow 観点 🤝 AI
との協働 (レベル1 Vibe Coding) 🎯 AI への委任 (レベル2 Agentic Workflow) 関係性 隣で並⾛するパートナー タスクを任せる実⾏者 ⼈間の役割 ハンドルを握る運転⼿ ⾏き先を決める指揮者 AI の役割 助⼿席のナビゲーター ⾃⾛する実⾏エージェント 任せる粒度 1 ⾏〜1 関数 タスク / PR / フロー全体 ──── 協働 から 委任 へ ─ スケールさせたい領域から、任せる範囲を広げていく ────▶ © Findy Inc. 34
Agentic Workflow ─ 定義と4つの⾃律性 ⼈間がゴールと制約を与え、AIエージェントが計画‧実⾏‧⾃⼰検証までを⾃律的に進める開発スタイル 👤 ⼈間 ─ゴール + 制約
──▶ 🤖 AIエージェント 計画 → ツール実⾏ → ⾃⼰検証 ─ 成果物 ────▶ 👤 ⼈間レビュー 🎯 ゴール指向 🧭 計画と分解 「何を」を与え、「どう実現するか」はAIが組み⽴てる ⼤きなタスクをサブタスクに分解して順序付けて実⾏ 🛠 ツール使⽤ 🔁 ⾃⼰検証ループ ファイル / Skill / コマンド / 検索 / MCP を能動的に使う テスト失敗 → 修正 → 再実⾏ を⾃律的に繰り返す © Findy Inc. 35
ターミナルへの回帰 ─ AI委任が変えた開発の作業環境 2026年〜 ファインディはメインツールがIDE → ターミナルへ AI 委任の並列性が開発環境そのものを変えた ⌨
メインツールの移⾏ 🪟 並列委任の前提 🔍 IDE の役割変化 IDEで編集‧実⾏ ↓ 1 ウインドウで1タスクずつ ↓ すべての開発作業 ↓ ターミナルで作業 (使うものは個⼈の⾃由) 複数ウインドウ‧ペインで 同時にAIへ委任 広域に渡るコードリーディング 理解を深めるとき AIに並列で任せる前提に合わせて、開発環境そのものが「並列委任しやすいもの」 へ変化 © Findy Inc. 36
AI活⽤レベル3 AIで価値を⽣み出す © Findy Inc. 37
「必要なものを作る」フェーズと現状課題 ⚠ 「速く正しく作る」をクリアすると上流⼯程が詰まる 🔍 要件の実現可能性の調査が エンジニアだけ PdM がシステムを把握できれば、 施策作成までのスピードは上がる ↔
システムとプロダクトの 概念が離れている お互いを知らない状態で 施策や検証が進む 何を作るかが決まらないと、開発スピードを活かせない © Findy Inc. 38
「必要なものを作る」フェーズ 🎯 レベル3の⽬的:AIで価値を⽣み出すところまで踏み込む 📋 ✅ 要件定義 → PdM領域への越境 QA 領域への挑戦
エンジニアリングのスピードを プロダクト企画にまで広げる 「AI で代替しづらい」とされた 品質保証も AI ⽀援で進める エンジニアリングの越境がレベル3の鍵 © Findy Inc. 39
「現状把握」が出発点 🧭 システム + プロダクトの 現状把握 🔎 現状把握 システムと プロダクトの両⽅を
計測 / 取得 ➜ 🛠 現状から何がどう変わるか 施策を検討 ➜ 🚀 価値提供 PDCA 実装 → 検証 → 計測 再現性⾼く回す © Findy Inc. 40
AI推進 © Findy Inc. 41
兼務の限界 ① 物量 ② 兼務 ③ オーナー不在 AI アップデートが 毎週次々と発⽣
検証 / 展開 / 教育が 同時並⾏で発⽣ 誰が責任を持つか 曖昧なまま進⾏ ⽚⼿間ではキャッチ アップが追いつかない 兼務だと優先度が 下がる悪循環に 社内展開が遅れ やがて使われなくなる → 物量的に⽇々の業務との両⽴は不可能。組織構造を変える決断が必要 © Findy Inc. 42
下した決断 ❌ Before:兼務 5 ⼈ × 20% 20% 20% 20%
20% 20% ⭕ After:専任 1 ⼈ × 100% 100% オーナー不明 / 優先度低下 情報集約‧展開が分散して遅い AI推進専任のポジション 情報集約‧検証‧展開を⼀気通貫 📊 専任化の前後でFindy Team+ で計測すると、AI推進のアクティビティが 10倍以上 に 同じ⼈⽉でも、構造を変えるだけで施策の速度は劇的に変わる © Findy Inc. 43
AI推進に求める⼈物像 🌐 幅広い知識 🔥 AIへの熱量 ジェネラリスト 三度の飯よりAIが好き 特定領域の専⾨家より、広く全体を掴む 誰よりAIを触り、追い続けられる 🚀
推進⼒ 🌟 影響⼒ やり切る ⾃ら動かし、定着までやり切る 巻き込む 周囲を動かし、全社に広げる 幅広い知識 × AIへの愛 × 推進⼒ × 影響⼒ が、組織を動かす © Findy Inc. 44
可視化は「内製」から⽣まれた 再現性⾼く改善のサイクルを回すために 可視化は「必要不可⽋」 Findy AI+ の可視化機能 ⟳ 改善のサイクル ⟳ 改善のサイクル
ファインディの内製ツール 内製ツールを⼟台に、改善のサイクルが積み重なって Findy AI+ の可視化機能になった © Findy Inc. 45
Plugin で簡単展開 📦 👥 Plugin Repository 全メンバー Skill / Sub
Agent / MCP を 1 リポジトリで管理 /plugin install で ワンコマンド配布∕更新 全員がcontributeできる 改善が組織全体に即反映 © Findy Inc. 46
浸透させる仕組み 🔔 📣 アップデートを⾃動通知 ⽉1のエンジニア定例 前⽇マージのPRをサマリして Slackに⾃動で通知 全社へAI推進の活動を 定期的にアナウンス 作って終わりでは、やがて使われなくなる
→ 「浸透」させ続けることが重要 © Findy Inc. 47
育成 👥 💬 📚 ペアプロ 画⾯垂れ流し 基礎⼒ © Findy Inc.
48
VibeCodingペアプロ 👥 🎯 📈 やること ねらい 効果 若⼿とAI対話でペア実装 当て⽅‧使い⽅を体得 若⼿の底上げに直結
「使い⽅」は教えるより、⼀緒に⼿を動かす⽅が早い © Findy Inc. 49
AI活⽤を画⾯共有で「垂れ流し」 🖥 🎯 📈 やること ねらい 効果 画⾯をライブ共有 ⽣の使い⽅を⾒て学ぶ 利活⽤の解像度が上がる
背中を⾒せる ― ⼀番のリアル教材は「実際の使い⽅」 © Findy Inc. 50
基礎⼒強化 📚 🎯 📈 やること ねらい 効果 資格取得を推奨‧⽀援 基礎固め AI出⼒の合否を判断
ソフトウェアエンジニアリングやコンピューターサイエンスの知識が重要 基礎⼒はAI時代の最も協⼒な武器の1つ © Findy Inc. 51
AI推進のサイクル ① 可視化 ② 配布 可視化からの気づき Claude Code Plugins で全社に⼀⻫配布
気づきをSkill化 SkillやAgentを 組織共通資産に ③ 浸透 アプデ内容の共有 育成 AI利⽤を当たり前に 「可視化 → 配布 → 浸透」をワンサイクルとして回し続ける © Findy Inc. 52
再現性⾼く 可視化と改善のサイクルを回し続ける © Findy Inc. 53
再現性は「数字を読み解く」で決まる PDCAの P(計画)と C(評価)の両⽅で「可視化して数字を読み解く」ことが必要 📊P D 📊C A 計画‧仮説 実⾏
評価 改善アクション 読み解く精度で仮説(P)も評価(C)も変わり、再現性を左右する → 再現性⾼く回すには、可視化から数字を読み解くことが必要不可⽋ © Findy Inc. 54
ファインディで実際に起きていたこと 計測したら、AIを導⼊しても⽣産性は変わらなかった 👥 コミットからオープンまでの平均時間 📦 1⼈あたりPR作成数 -10% 横ばい コードを書く速度は上がった 1⼈あたりのアウトプット量は変化なし
⏱ レビュー→Approve時間 💬 平均コメント数 +50% レビューからのやり取り +30% 指摘量が増加 コード⽣成は速くなったが、レビュー⼯程で詰まっている? © Findy Inc. 55
セルフレビュー:6 観点並列分析 🔒 セキュリティ ✨ コード品質 📐 規約準拠 ▼ ▼
▼ Pull request ▼ ▼ ▼ 🧹 simplify観点 🎯 要件検証 ☑ チェックリスト 照合 → 複数エージェントが並列で動き、信頼度の⼀定以上の指摘のみ報告 ⚡ 実績:2000以上のPRで運⽤中(2026年5⽉時点) © Findy Inc. 56
© Findy Inc. 57
© Findy Inc. 58
© Findy Inc. 59
AI活⽤は組織に定着し、増え続けている 🖥 セッション数 🛠 Skill 実⾏回数 約3倍 🔤 累計トークン 約6倍
🎯 キャッシュヒット率 約5倍 93.5% 配布した仕組みが、組織に定着し使われ続けている © Findy Inc. 60
© Findy Inc. 61
1⼈あたりPR作成数が1.5倍に 測って改善を回し続けた結果 🚀 1⼈あたりのPR作成数 約1.5倍 ✅ レビュー指摘数 横ばい 質を維持したまま量を増やした ⏱
レビュー→Approve時間 横ばい 💬 平均コメント数 横ばい プルリクエストの質を落とさず、数を増やすことに成功 各種リードタイムと向き合うのが、次の改善のサイクル © Findy Inc. 62
まとめ © Findy Inc. 63
AI活⽤レベル レベル1 レベル2 ➜ 「速く作る」 コード⽣成の⾃動化 「正しく作る」 レベル3 ➜ 「必要なものを作る」
モノ作り全体の再設計 他領域への越境 どれか1つではなく、段階的に積み上げることで初めて成⽴する © Findy Inc. 64
⚠ 順番を間違えない:基本が先、AI活⽤は後 ⚠ ⼟台が弱いと、ガードレールもAIも成果を出せない 4. 🤖 AI Skill / Plugin
横展開 — 組織全体で AI 活⽤を加速させる 3. 🛡 ガードレール‧ハーネス整備 — AI が出⼒するコードのガードを敷く (README / AGENT.md / rules / 規約) 2. 🌿 PR 粒度‧レビュー⽂化 — 開発⽂化を育てる 1. ✅ コード品質‧テストコード — 統⼀規約 / 型定義 / テストコード — まず ここを充実させる 💡 順番を間違えない:基本が固まってからAI活⽤を載せる AIは銀の弾丸ではない © Findy Inc. 65
まとめ 🏗 基本の徹底が重要 🎯 兼務ではなく専任 ⼟台と改善を段階的に積み重ねて、 基礎を固めることで、初めてAIは効果を発揮する 通常業務とAI推進の兼務は不可能 AI推進専⾨ポジションが必要 📈
組織全体でContribute 🔍 可視化は必要不可⽋ AI推進が全部やるのではなく、 組織全体で改善できる仕組み作り 再現性⾼く改善のサイクルを回し続けるために 可視化は必要不可⽋ 「これで⽣産性が⼀気に上がる」という決定打は無く、⼩さいことの積み重ねの結果 ⽬の前の課題と向き合い続ける姿勢が、AI推進が⾒せるべき姿であり、その先に真の組織改⾰がある © Findy Inc. 66
ご清聴ありがとうございました Ask the Speakerで会いましょう © Findy Inc. 67