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経営統合がエンジニアに非連続な成長機会をもたらす理由

STORES Tech
February 10, 2023

 経営統合がエンジニアに非連続な成長機会をもたらす理由

デブサミ2023の登壇資料です。

STORES はいっしょに働くエンジニアを募集しています!
エンジニア採用情報:https://jobs.st.inc/engineer
STORES Product Blog:https://product.st.inc/

STORES Tech

February 10, 2023
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Transcript

  1. 自己紹介 佐藤 大介(sa2dai) STORES 株式会社 VP of Engineering • 高校在籍中に起業したTech企業にてM&Aと上場経験

    • グリー株式会社、リクルート株式会社等で国内外の開発 組織統括を行う中、M&Aで買収した会社とのPMIを担当 • クービック(現STORES 予約)立上げ後、2020年に現 STORESとM&Aを実施。STORES 予約、STORES 決済 開発責任者を経て、現在VPoEを担当
  2. STORES について STORES 株式会社 は、ホールディングスと事業会社4社が集まった会社です。 2022年10月よりヘイ株式会社からSTORES 株式会社に社名変更いたしました。 2008/10/10 設立 2012/3/23

    設立 2013/10/10 設立 2020/1/30 2021/1/1 ヘイ株式会社へ経営統合及び ホールディングス化 経営統合及び ヘイ株式会社傘下へ 3社を吸収合併し提供サービス運 営会社をヘイに一本化 2020/9/1 サービスブランド統合 2012/5/22 設立 経営統合及び ヘイ株式会社傘下へ 2021/12/1 2018/2/1 設立 2022/10/1 社名変更 ヘイ株式会社から STORES 株式会社へ社名変更
  3. 統合による事業の変化 01 STORES の経営統合 単位:億円 © STORES 流通額の変化 投資力による多動力の変化 ◯ 大規模マーケティングによる認知度の拡大

    ◯ セールスチーム強化による販売力の加速 ◯ 事業分析能力・顧客解像度の向上 STORES 全体の流通額
  4. 01 STORES の経営統合 => さもなくば、プロダクトが知られても使われない、 事業が行き詰まる 急増したユーザーからの新規機能開発要望に、 より早く応えていく 各プロダクトの磨き込み 1.より多くのアウトプット

    横断プロダクトの開発 ◯ 各プロダクトを連携させる機能開発を行い、 業務効率化・データ連携等トータルソリュー ションとしての価値を広げていく ◯
  5. 2.より高いシステムパフォーマンス       => さもなくば、トラフィックに耐えられずサービスダウンする 01 STORES の経営統合 クラウドインフラへの 活用と最適化 急増するトラフィックと機能

    要件に対応できるインフラ基 盤への移行 よりよいアーキテクチャ への変革 コード品質の向上 急増するトラフィックに対応 できるコードパフォーマンス 改善 システムの複雑性、車輪の再 発明を回避する為のアーキテ クチャへの移行 ◯ ◯ ◯
  6. 01 STORES の経営統合 => さもなくば品質、レピュテーション、補償様々な理由 からサービスが停止しうる 3.品質保証、リスク対処力 プロダクトの成長、利用ユー ザー増、ユースケース多様化 に耐える品質確保が必要

    障害 インシデント対策 検知、対応、周知、恒久対策 のプロセス強化が必要 セキュリティ対策 品質保証 ◯ 脆弱性対策はもちろん、攻撃 への対策強化も必須 ◯ ◯
  7. 02 PMIで向き合う課題 => STORES は経営統合によるハイブリッド型PMIを 行なっている PMI = Post Merger

    Integration 統合を進めるプロセス〜PMI ◯ 吸収合併型 ◯ 単独ポジション型 ◯ ハイブリッド型 PMIのパターン ◯ M&A(企業合併・買収)成立後の統合プロセス
  8. 02 PMIで向き合う課題 STORES 株式会社 は、ホールディングスと事業会社4社が集まった会社です。 2022年10月よりヘイ株式会社からSTORES 株式会社に社名変更いたしました。 2008/10/10 設立 2012/3/23

    設立 2013/10/10 設立 2020/1/30 2021/1/1 ヘイ株式会社へ経営統合及び ホールディングス化 経営統合及び ヘイ株式会社傘下へ 3社を吸収合併し提供サービス運 営会社をヘイに一本化 2020/9/1 サービスブランド統合 2012/5/22 設立 経営統合及び ヘイ株式会社傘下へ 2021/12/1 2018/2/1 設立 2022/10/1 社名変更 ヘイ株式会社から STORES 株式会社へ社名変更
  9. 02 PMIで向き合う課題 異なる会社・ チーム・価値観・文化を ひとつにする ◯ ◯ ◯ 事業を成長させながら、 会社・組織を再構築する

    「神の目」は 存在しない 経営統合は文化の統合 あらゆるものの再定義 取捨選択 ◯ ◯ 事業の成長は続いてい く 組織を「無停止メン テ」で再構築する ◯ ◯ 経営統合は経営者が実 施する 具体的に何をどう実施 すべき?の策定 その.1 その.2 その.3
  10. 02 PMIで向き合う課題 => 価値観、仕事の仕方の再構築、全体を俯瞰しながら 具体を決めていく判断力が必要に わからないものが増え、 対処に迫られる 2.仕事の難易度の変化に伴う課題 統合の意味の模索が求められる 知らない人、異なる価値観、異なる役割定

    義で構成された知らないチームと一緒に、 新たな目標に向かって開発を進める難しさ ◯ 顧客価値を生む「統合」の具体は何か?全 体整合性を取るべき部分と個別最適化しス ピード出す部分の見定めと判断が常に必要 ◯
  11. 02 PMIで向き合う課題 経営・ビジョン・文化 一般的な企業の場合 顧 客 プ ロ ダ ク

    ト 利 用 者 会社・組織 プ ロ ダ ク ト 価 値 提 供 プロダクト 事 業 技 術 事業とプロダクトと技術が 連動して価値をつくり届ける
  12. 02 PMIで向き合う課題 経営・ビジョン・文化 統合した企業の場合 顧 客 プ ロ ダ ク

    ト 利 用 者 会社・組織 プ ロ ダ ク ト 価 値 提 供 プロダクト 事 業 技 術 プロダクト 事 業 技 術 プロダクト 事 業 技 術 プロダクト連携 事業連携 技術連携
  13. 03 急成長する組織でエンジニアに求められること 急増する技術・チーム課題両面に全員で向き合っていく オーナーシップ リーダーシップ ◯ 戦略策定力 技術・事業・自/他チームへのアンテナを持つ、 取り組むべき課題を特定する ◯

    戦略推進力 自分の言葉でチームに問い、人を巻き込み、解 き方を探し、トライし、やり切る ◯ 変革力 過去のやり方、成功方法、役割定義を見直し、 チームの解決力を変化させていく ◯ 影響力・コミュニケーション力 人との繋がりを開拓し、考えを発信し、助けて くれる人を動かす
  14. 1.横断チームによる共通意識とバリュー創出 04 エンジニアリング組織として取り組んできたこと エンジニアバリューの創出 各チーム・メンバーを支援する 横断チームの立ち上げ 全開発チームをテクノロジー部門に 集約 STORES 全プロダクト/チームの技術

    課題解決、技術向上を目指すCTO室 採用・人事プロセスとエンジニアの 成長を支援、人材交流を行うエンジ ニアリング室 ◯ ◯ ◯ エンジニア全員で共通価値観テック マニフェストとバリューを作成 ◯
  15. 04 エンジニアリング組織として取り組んできたこと   縦に技を掘る 自らの技術的な専門性を、磨き続けているか。 また、それを発揮して 人から頼られる存在になっているか。 専門性を深化させることは、 別領域の専門性を掴みやすくする。  

    イシューを問い直す 課題の本質を見極め、 今やるべきことを正しく捉えている 。 「やらなくて済むこと」をやっていては、 価値も速度も生み出せない。   最短経路で価値を生む 目的に対して最短経路で進めているか。 その道筋を見つける工夫が、 プロダクトの価値を高めていく。   仮説を仕込む 状況理解のために、よく観察し、 検証のための仮説を立てているか。 例えば、何か課題があった時に ログを紐解いたり、仕込んだり。 解像度を高くするために探索行動をしよう。   論より動くもの 考えや解決策を、 目に見えるもの、動くもので提案しよう。 プロトタイプやプルリクエストが、 チームの意思決定を加速させる。   役割を超える オーナーシップを持ち、 時には自らの役割を超えた行動をしているか。 自分を超える。 必要とあらば、自ら一歩目を踏み出し、 専門領域を超える。 チームを超える。 他のチームに自分の専門性が必要な時、支援する。 またそのような越境者を歓迎する。
  16. 2.変化の免疫をつけていく 04 エンジニアリング組織として取り組んできたこと 積極的な育成と任用 社内異動の活用 他チーム/他プロダクトでのチャレンジ、 learning / unlearning の機会作り

    様々な経験を持つメンバーの知の横展開 新プロジェクトへのチャレンジ ◯ ◯ ◯ チームの目標、個人の目標設定を行 い期待役割を連携し、チャレンジと 結びつけていく マネージャー、リーダー育成の推進 ◯ ◯
  17.       04 エンジニアリング組織として取り組んできたこと STORES 決済開発チームへ異動、Java Spring Bootで決済プロダクトを開発 プロダクト・役割を越えた異動 創業から8年 STORES

    予約を 支えた Rubyエンジニア       1エンジニアとして入社後、1年後に開発チー ム1マネージャーを担当、2年後に1プロダク トの開発責任者として、開発チームの統括と 事業責任者&POと事業推進を担当 積極的な育成と任用 任用・内部登用 入社2年 20代エンジニア 社内異動の活用