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"計画的無茶振り"を通してAIネイティブ世代の新人を育てる

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 "計画的無茶振り"を通してAIネイティブ世代の新人を育てる

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subroh_0508

October 26, 2026

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Transcript

  1. TOKIUMは、新卒採用めちゃめちゃやっています 25卒 18名 うちプロダクト本部配属 9名 26卒 39名 うちプロダクト本部配属 15名 2025年度新卒入社式を開催しました!

    - 2025/04/30 株式会社TOKIUM 公式note 27卒 ??名 10月の内定式参加者数が 既に26卒より多い 2026年度新卒内定式を開催しました! - 2025/11/17 株式会社TOKIUM 公式note 3
  2. 開発未経験の新卒たちが残した成果 AIエージェント開発 1年で 6体のAIエージェント を 提供する原動力に 社内AI活用コンテスト 非情報系出身新卒の作品が 最優秀賞 を獲得

    年間数百万円かかっていた 外部ツールをリプレイス 四半期表彰 10月の四半期表彰にて、25卒 メンバーが 全社MVP を獲得 めちゃめちゃすごそう! 何か特別な仕掛けや秘訣があるんですか? そんなものはない! AIが当たり前になった世界の育成のあり方について、 人類は答えを知らないので 地道に試行錯誤するしかない 5
  3. 自己紹介 / リアルのすがた 坂上 晴信 Harunobu Sakaue 経歴 1995年生まれ。東京の離島・伊豆大島出身。 エンジニア

    → DevHR(= 開発組織専任の人事)→ エンジニア ⚫︎ 2016年 3月 東京高専 情報工学科卒 ⚫︎ 2016年 4月 株式会社TOKIUM 入社 Android/Webエンジニア ⚫︎ 2023年 1月 DevHRにロールチェンジ 育成・組織づくり・採用広報 ⚫︎ 2025年12月 再びエンジニアにロールチェンジ Webエンジニア ⚫︎ NOW! 7
  4. 自己紹介 / インターネットのすがた にしこりさぶろ〜 @subroh_0508 好きなもの Kotlin / アイドルマスター /

    ラブライブ! Kotlin本体へのContribute経験、Kotlin Festへの複数回の 登壇経験アリ。DevHR時代も趣味でKotlinを書き続け、 "200名収容の会場で技術登壇をした人事" になった。 プライベートでは、アイマスPとライブライバーを兼任。 『シャニマス』三峰結華と『蓮ノ空』村野さやかが 人生のロールモデル。 8
  5. 思いつく限りの "無茶振り" をしてみる 一度、自分の新卒時代を振り返ってみる TOKIUMに新卒入社した10年前(当時、社員数20名程度のドスタートアップ) 最初に渡されたタスクは 「Androidアプリの新規開発」 (代表の要望)お客さんのオフィスにタブレット置いてさ、スキャナと接続して 領収書取り込んだり、交通系ICのタッチで交通費申請できたりしたいんだよー!作ってー! 今思えば完全な

    "無茶振り" 一方で、要望だけ渡された状態は 要件や実現方法を自由に探索して決められる、すなわち エンジニアとして 最も楽しくやりがいがあり、成長の幅も大きくなる状態 でもある AIが伴走してくれる今 なら、もしかして10年前と似たような "無茶振り" も 再現性高く打ち返すことができるのでは…??? 13
  6. 思いつく限りの "無茶振り" をしてみる 全部入りの機能開発チケットを依頼 盛大につまづいた 要件定義・設計の段階で、かなりの時間を消費してしまった Markdown追加のPRで起きたこと 要件(→ 機能実装のゴールを決める)と 実装方法(→

    ゴールに至るまでの道筋)がごちゃまぜに記載 仕様検討の経緯が全て文面に載っており、最終的に合意形成したい内容がサッと読み取れない 馴染みのない日本語、不自然な和訳の多用 レビューが長期化し、本人もレビュワーも議論の着地点が迷子となってしまう タスクが分割されておらず、「難所だけ経験者が巻き取る」等の介入もしづらい 15
  7. 思いつく限りの "無茶振り" をしてみる 全部入りのタスクを依頼して気づいたこと "無茶振りの捌き方" を知らない状態で重すぎるタスクを渡す、"無計画な無茶振り" を してしまっていた 経験者のアクション 1.

    チケットを分解 する 2. 各チケットの完了条件を決め、要件を定める 3. 要件を満たす設計・仕様を考え、実装する 4. 動作確認 → 実装を修正 → 動作確認 を繰り返し、改善する 開発経験者が無意識のうちに会得している、課題解決・試行錯誤の過程の 「暗黙知」 を 言葉にして伝える、タスクをこなす中で自然と学べる仕組みを作る ことが必要だった 16
  8. AIが当たり前の世界で、新人育成に取り組んでみて 4ヶ月の試行錯誤を振り返ると、育成の型は 3つ に分けられる 従来の育成 小さな具体のタスクから渡す チームへのオンボード期では 依然有効 ただオンボード期以外では 新人が得られるものはない

    チーム特有の所作を キャッチアップできたら 速やかに担当をAIに戻すべき "無計画な無茶振り" 抽象的なゴールだけ伝える 取り組み方が分からない状態で 渡すと、 AIの無秩序な生成物に 埋もれ、新人もメンターも疲弊 乗り越えられるかは新人の 過去の人生経験に強く依存し、 再現性に乏しい "計画的無茶振り" 抽象的なゴール + 進め方のアドバイス 各タスクのスコープが絞られ 前進しやすく、新人視点で 達成感をこまめに得やすい メンター視点でも 評価とFBがしやすくなる 仮に詰まったとしても、 部分的な介入や難所の支援等の リカバリーがしやすい AI以前の常識では、「小さな具体のタスク」を年単位でこなす必要があった 今は、可能な限り早く「計画的無茶振り」のフェーズに入ってもらう のがベストかも 20
  9. AIが当たり前の世界で、新人育成に取り組んでみて AIネイティブ世代の育成で、意識していること Howを細かく指示しない 細かく指示してしまうと、新人は メンターとAIの間の伝書鳩 になってしまう ヒントの情報だけ渡し、 ある程度試行錯誤させる ことが必要 正解だけを踏ませない

    我々が通ってきた「正解」のルートは、 AI以前の常識 に基づいたもの そこに縛らないことで、我々の常識の外側に 新人が辿り着く余地が生まれるのでは? 「過去の常識に縛らないこと」 で 新人の能力の天井を引き上げる それを通してチームの成果の底上げを実現することが、AI時代の育成のミッションなのでは? 21
  10. まとめ & ここ最近考えていること 多くの領域がAIに代替された今、新人はある程度の "無茶振り"に応えられなければ淘汰 されてしまう 抽象的なゴールと少しのアドバイスを与える "計画的無茶振り" で、 早くから大きな課題と向き合わせることで、新人の生存確率は上げられるはず

    AIネイティブ世代に "計画的無茶振り" をアレンジし、AIのない時代に育った 我々よりも 遠いところへ至れるようアシスト するのが、現代の「育成」 先が見通せない情勢で挑戦的な課題を課すのはメンターとしても勇気がいるが、 挑戦の先では 我々の常識を超える成長 を見せてくれる(めっちゃ楽しい! ) 22