l 自己紹介 l Visionalグループ紹介 l ビズリーチで始まった"SPI"活 動とは何か? l ファクトから始めるために何を しているか l 計測までの道のり l 計測 - four keys l 計測 – ケイパビリティ l 計測結果をどう活かしているか l 活動を振り返って l 今後の展望 2 アジェンダ
l SPI:Software Process Improvement l 「継続的に」ソフトウェアプロセスを改善する活動、ならびに支援チームを指す l もともとはCMM/CMMI、SPICE、TickIT Plusといったフレームワークを組織にインストール実 戦部隊。昔はSEPGと呼ばれていた。 l 2000年8月に「日本SPIコンソーシアム(JASPIC)」という研究・普及団体が作られ、今も活動してい る。 l 近年、アジャイルな開発において、本当にプロセス効率が高く顧客のアウトカムを達成しているの か?を証明するためにSPI活動が益々重要になっている。 ソフトウェアプロセス改善(SPI)とは何か? ※日本SPIコンソーシアム(JASPIC):http://www.jaspic.org/ 15
Andrew Z. Colvin, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Earth%27s_Location_in_the_Universe_SMALLER_(JPEG).jpg ところで、ものごとを俯瞰して見れてますか? 21
「LeanとDevOpsの科学」とは l 原書は「ACCELERATE」、日本語版は2018年に出版。 l 迅速かつ高品質なデリバリを実施している組織とそうでない組織の違いに関する研究結果を まとめている。 https://book.impress.co.jp/books/1118101029 https://www.oreilly.com/library/view/accelerate/9781457191435/ 42
l 2018年よりGoogle Cloudと共同で実施しており、毎年調査レポート(State of DevOps)を 公表している 調査結果は毎年公開されている https://cloud.google.com/blog/ja/products/devops-sre/announcing-dora-2021-accelerate-state-of-devops-report 43
l ケイパビリティを計測する上で「何を持ってそのケイパビリティが備わっているか」の定義が必要 l ケイパビリティ毎に満たすために必要な観点を作成 l 観点についてはGoogle cloudが公開しているケイパビリティに関する説明を参考に作成 ケイパビリティ毎の観点を定める https://cloud.google.com/architecture/devops/devops-tech-test-automation?hl=ja 66
工夫ポイント①:ビズリーチの状況を踏まえて観点を作成 l ケイパビリティの中にはGoogle Cloudの公開文書だけでは調査不足に陥る可能性があった l ケイパビリティが何を目指し、なぜfour keysを高めるのに有効なのか、有効な要素・プラクティス は何かを丁寧に読み解いた https://cloud.google.com/architecture/devops/devops-tech-test-automation?hl=ja 71
l 2021年度のstate of devopsにドキュメントに関する言及がされており、現状のビズリーチの開発組 織におけるドキュメントの必要性を含めケイパビリティとして採用 l 観点についてはstate of devopsに記載されている内容をベースに作成 工夫ポイント②:新たなケイパビリティの追加 https://cloud.google.com/blog/ja/products/devops-sre/announcing-dora-2021-accelerate-state-of-devops-report 73
l 直訳なものもあり、内容を理解するのに時間を要した l 例えば「継続的テスト」では承認テストという単語が何度も登場するが、どのテストを指している のか当初わからなかった。原文を見返したり、社内の有識者と意見交換するなどした。 苦労ポイント①:内容の咀嚼が重い。。 https://cloud.google.com/architecture/devops/devops-tech-test-automation?hl=ja 承認テスト とは、、? 74
89 l 可視化することで同じものをみて、建設的に 話し合うことができる l 実際にでてきた意見 l 「次はプルリク単位のリードタイムでは なく、PBI単位のリードタイムがみたい」 l 「障害のより詳細な情報がみたい (とりたい)」 l ファクトを元に話し合い、カイゼンする文化の 第一歩になった 視えるからこそ意見が生まれる
l State of DevOps2021では5番目の指標として信頼性を挙げている l 既にSLOなどはプロダクト毎に定義しているが、State of DevOps2021を元に さらにできることがないかSRE と協力して実施していく 信頼性の計測 https://cloud.google.com/blog/ja/products/devops-sre/announcing-dora-2021-accelerate-state-of-devops-report 98
l 現在はケイパビリティがどの程度獲得できているかわかる状態にはなっている l 今後は、どのケイパビリティの改善が最もインパクトが大きいかを可視化していきたい イケてる可視化(ケイパビリティ) https://speakerdeck.com/ttorii0609/acceleratefan-yi-ben-falsekimo?slide=4 99