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チェックボックスから考えるアクセシビリティ

 チェックボックスから考えるアクセシビリティ

この資料は、2023年12月9日に開催された「ゆるWeb勉強会@札幌 #25」の5分間のLTで発表した資料になります。

https://mild-web-sap.connpass.com/event/298899/

たかぎとねこ

December 09, 2023
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Transcript

  1. Web Accessibility Initiative Accessible Rich Internet Application W3Cによって発行されている仕様 ユーザーエージェントが認識できるセマンティクスを各要素に属性として追加することで、アクセシビリティを向 上させることができるようになる

    視認できるが、スクリーンリーダーからは認識することができない複雑なUI(ウィジェット)の問題に対処できる ただし、WAI-ARIAがサポートしている範囲はセマンティクスのみで、振る舞いまではサポート外となっている WAI-ARIAを無闇に多用せず、基本的にはHTMLの要素でセマンティクスを表現可能かどうかを常に考えることが重 要 WAI-ARIA
  2. Radix UI https://www.radix-ui.com/primitives Headless UI https://headlessui.com/ Ark UI https://ark-ui.com/ React

    Aria https://react-spectrum.adobe.com/react-aria/ etc... WAI-ARIAに準拠した ヘッドレス・React Hooksライブラリを使おう
  3. アクセシビリティは 多様性である 多様な使い方に対して、いつでも利用可能なコンポーネ ントを実現させる 費用対効果に見合わないとして、アクセシビリティがな いがしろになってはいけない WCAGの4つの原則を理解して、WAI-ARIAに準拠したラ イブラリを使うとこから始めてみる ただし、ライブラリを使っているからといって、すべて が解決しているわけでないことに注意

    コントラスト比やクリックターゲットの位置とサイズ、 インタラクションモデルに対する考慮など、解決しない といけない問題はたくさんある デザイナーのためのデザインではなく、プロダクトに接 する多様なユーザーのためのデザインであることを念頭 に、アクセシビリティを実現していくことが求められる まとめ