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不具合起票時に心がけて欲しいこと

ta9mi3
June 18, 2022

 不具合起票時に心がけて欲しいこと

不具合票のクオリティアップを目的としたドキュメントです。
自社のプロジェクトメンバーを想定して作成しましたので、やや分かりづらいところがあるかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。

ta9mi3

June 18, 2022
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Transcript

  1. 1. 不具合起票までの流れ 怪しい動作 を発見 本当に 不具合? 問題なし 不具合 起票 N

    Y 起票の前に、本当に不具合なのか どうか確認してください。 ・仕様書を調べる ・テスト手順書を作成した人に 問い合わせる など。 間違って起票してしまうと、自分だけ でなく、開発者の時間も無駄になっ てしまいます。 もちろん、既に起票されていないか、 制限事項ではないかという確認も 必要です。
  2. 4.不具合票に必要な情報って? 件名、発生日時、環境、手順、不具合事象、期待結果などなど。 以下の項目は特に詳細に記載してください。 •環境 端末の機種、OSバージョン、通話機能に関する不具合であれば電話番号、 使用したアカウント情報、使用したアプリの名前およびバージョン など。 ※環境が異なることにより開発側で不具合を再現させられないことが往々にして 発生しますので、不具合が発生した環境についてもできるだけ記載しましょう。 •手順

    できるだけ詳細に、誰でも再現させられるようにすることを念頭に。 基本的に1操作につき1行です。 •不具合事象 起きたこと。周辺確認結果(※次ページ参照) エラーメッセージが表示されたのであれば、「エラーメッセージが表示される」 だけでなく、「◦◦というエラーメッセージが表示される」というように、 実際に表示された内容も記載します。 ※可能であれば、スクリーンショットや動画などのエビデンスも添付します
  3. 5.周辺確認について (1/2) 「こういう場合も発生する」「こういう場合は発生しない」などの情報を、 周辺確認として不具合票に記載しておきましょう。不具合に載せたい 周辺確認としては、例えば以下のようなものがあります。 •必ず記載したい情報 ・不具合が発生する端末が限定されているかどうか ※他の端末でも発生するのか。メーカーによる違いはあるか。 ・OSバージョンが限定されているかどうか ※Android

    11や12、iOS 14やiOS 15など、OSのメジャーバージョンが 変わると不具合が発生することがよくあります。 ・不具合が発生後に操作が行えるのか。行えるとしたらどんな結果に なるのか。 •通信系の不具合であれば ・ネットワークの種類(LTEやWi-Fi)を切り替えたらどうか ・環境が変わっても発生するのか。 ※拠点Aでも拠点Bでも発生するのか、とか。 ・他の通信系アプリや、対向とするキャリアを変えたらどうなのか。