Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スタートアップの1人目SREが SREチームを分割しようと考えるに至るまで
Search
tk3fftk
April 06, 2025
Technology
330
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
スタートアップの1人目SREが SREチームを分割しようと考えるに至るまで
ゆるSRE勉強会 #10 - connpass
https://yuru-sre.connpass.com/event/348136/
tk3fftk
April 06, 2025
More Decks by tk3fftk
See All by tk3fftk
Claude Team Plan導入・ガイド
tk3fftk
0
180
地域 SRE コミュニティ最前線 - ホンマでっかSRE勉強会
tk3fftk
0
220
どこまでゆるくて許されるのか
tk3fftk
0
480
セキュリティの専門家じゃなくてもできる。「セキュリティ意識」をアップデートして サプライチェーン攻撃への耐性を高めよう。
tk3fftk
5
1.1k
TROCCOで始めるクラウドコストを民主化するためのFinOps
tk3fftk
3
690
障害対応のRunbookは作った、でも本当に動くの? AWS FIS で EKS の AZ 障害を再現してみた
tk3fftk
1
170
AWSの資格って役に立つの?
tk3fftk
2
410
ヘルシーSRE
tk3fftk
2
350
セキュアなAI活用のためのLiteLLMの可能性
tk3fftk
5
3.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
シンガポールで登壇してきます
yama3133
0
140
「最後に責任を取るのはチーム」— 人間のPRレビューを最小化してアップデートしたメンタルモデル
jnishime_dresscode
0
710
Oracle Exadata Database Service on Cloud@Customer X11M (ExaDB-C@C) サービス概要
oracle4engineer
PRO
2
8.4k
LLMやAIエージェントをソフトウェアに組み込むプラクティス
shibuiwilliam
1
370
「早く出す」より「事業に効く」 ── 顧客の業務サイクルから逆算するAI時代の二重ループ開発と「変化の設計者」 / devsumi2026
rakus_dev
1
260
大量データに対しても、生成AIを用いてリーズナブルにデータ加工をしたい!Databricksのai_queryについて調べてみた
kamoshika
1
150
Compose 新機能総まとめ / What's New in Jetpack Compose
yanzm
0
270
ガバナンスの「ちょうどいい落とし所」を探れ!開発スピードを妨げない運用判断の勘所 / SRE NEXT 2026
genda
1
140
オブザーバビリティ、本当に活用できてる? 〜API連携×生成AIで成熟度を自動評価〜
dmmsre
1
3.2k
「ちゃんとやっている」は独りよがりだった ― 不安に寄り添うインシデント対応へ / Towards incident response that addresses anxieties
chmikata
1
5.4k
Genie Ontologyは銀の弾丸かを考える / Is Genie Ontology a Silver Bullet?
nttcom
0
300
世界、断片、モデル。そして理解
ardbeg1958
1
120
Featured
See All Featured
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.6k
Highjacked: Video Game Concept Design
rkendrick25
PRO
1
410
Jess Joyce - The Pitfalls of Following Frameworks
techseoconnect
PRO
1
190
Navigating the Design Leadership Dip - Product Design Week Design Leaders+ Conference 2024
apolaine
1
370
Thoughts on Productivity
jonyablonski
76
5.2k
Speed Design
sergeychernyshev
33
1.9k
Chasing Engaging Ingredients in Design
codingconduct
0
240
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1033
470k
30 Presentation Tips
portentint
PRO
1
350
Winning Ecommerce Organic Search in an AI Era - #searchnstuff2025
aleyda
1
2.1k
Digital Projects Gone Horribly Wrong (And the UX Pros Who Still Save the Day) - Dean Schuster
uxyall
1
1.9k
[SF Ruby Conf 2025] Rails X
palkan
2
1.2k
Transcript
スタートアップの1人目SREが SREチームを分割しようと考えるに至るまで ゆるSRE勉強会#10 2025/04/04 primeNumber Inc. プロダクト開発本部 SRE Group 髙塚
広貴 (@tk3fftk)
目次 2 1. はじめに 2. 何を話すのか 3. なぜSREチームを分割しようとしているか 4. どうSREチームを分割しようとしているか
5. まとめ
3 髙塚広貴 (@tk3fftk) 株式会社primeNumber Head of SRE • ヤフー株式会社 (2016
~ 2022) ◦ CI/CDプラットフォーム Screwdriver.cd SREチームのスクラムマスターやEM • 株式会社primeNumber (2022 ~ ) ◦ TROCCO®/COMETA®のSRE/Security • 猫🐈 ◦ アルくん (アビシニアン ♂ 5歳) • ゆるSREのLTは2回目 ◦ #8でPagerDutyの通知音の話をしました
会社概要 4 株式会社primeNumber 代表取締役CEO 田邊 雄樹 2015年11月 約105名 約34億円 東京都品川区上大崎3丁目1番1号
JR東急目黒ビル5F 会社名 代表 創業 メンバー数 累計調達額 オフィス © primeNumber Inc.
あらゆるデータを、 ビジネスの力に変える。 人とAIが共存する時代に。 知の源泉となるデータを、 誰もがすばやく、自由に使えるように。 primeNumberは、テクノロジーの力で データ活用における不自由をなくし、 あらゆるデータを、ビジネスの力に変えていく。 そして、それまでの常識や産業の枠を超えて、 さまざまな人や企業、技術、アイデアとつながり、
まだない価値を共に生み出していく。 私たちは、人とデータの開かれた関係を築くことで、 人の創造力を解放し、 世界中のビジネスと社会全体の可能性を拡げます。 VISION 5 © primeNumber Inc.
6 primeNumberの事業 データエンジニアリング知識の有無にかかわらず、「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」を実現 するべく、複数のプロダクト・サービスを提供しています。 © primeNumber Inc. 活用 分析 可視化
蓄積 統合 点在 データテクノロジー領域の課題解決を実現する コンサルティング・エンジニアリングサービス データ基盤の構築や運用を 支援するクラウドETL データの発見・理解・活用を 促進するデータカタログサービス 顧客データ分析後の施策実行 (“ACTION”)を支援するサービス
7 今日話したいこと
8 SREの組織的な話ってあんまり転がってない?ような気がする • SREチーム、Embedded / Platform みたいな分け方はおそらく一般的 • でもみんなそれって「いつ」「なぜ」分けたの? •
一例として自分がここ数ヶ月で分けるためにやった話を持ってきた • 「うちはこうだったよ」みたいな話をぜひ懇親会で聞きたく 🙏
9 なぜSREチームを分割しようとしたのか
10 背景 primeNumberのSRE組織は、プロダクトの信頼性向上を主軸に置きつつ、セキュリティ基盤 の構築、クラウドの組織管理、利用SaaSの管理など、幅広い領域を担当しています。 プロダクトや組織の急成長にともない、プロダクトの信頼性と、全社で利用されるシステム の信頼性という異なる信頼性を1チームで最適化することが困難になってきました。 特に、クラウドネイティブ環境におけるセキュリティガバナンスの高度化や、SaaS統合管理 の複雑化が顕著になる中で「Corporate SRE」という新たな専門チームを立ち上げるに至り ました。
SREの知見を全社横断で適用し、組織の信頼性を高める Corporate SRE - 株式会社primeNumber より
11 とか言ってますが「やることが..やることが多い..!!」状態になったため • SREチームの正社員2人(うち1人はEMかつ兼務あり)しかいないのよ〜😭 ◦ (でもついに今度3人目が入ってくれます、やったね!!! • SREの責務が増えてきて1チームで全部見るのはつらい ◦ 「プロダクト」のSREをやりながらAWS
Organization管理など全社利用のモノも見 るのはコンテキストスイッチが激しい (たぶんあるあるだけど) ▪ 組織のサイズが小さいうちはやむなしだけど、100人越えたらそうも言ってられない • 他チーム・部署に移譲できないのか? ◦ 逆にお願いされたり、すでに連携して進めているものも • 最適化するなら、求められるマインドやスキルセットも異なっているはず 👉 チーム分けてポジション作って採用を目指そう!
12 どうSREチームを分割しようとしたか
13 こうしようとしている、のでここに至るまでを話します
14 まずは業務の洗い出し(サクセッションプランニング)からやってみた • エレガントパズル で知ったやつ • 本来は自分の後任を見つける・育成するためのプロセス 自分は何をしているのか?を理解する (リストアップする)ことが第一歩 -
カレンダーを見てミーティングで の役割を書き留める - カレンダーを見てミーティング以 外のことを書き留める - 繰り返し行われてきたプロセス と、そのプロセスにおける役割を 書き留める
15 これを領域に合わせてざっくりマッピング チームを分けるといってもすぐに人を増やせるわけではないので、仮想的にチーム内チーム
16 ちょっと先の展望も考える • 業務委託メンバーへは徐々にCorp SRE領域のタスクをアサインしていくようにする • Corp SRE領域向けのJob Description(≒ 求人、募集要項)を作って採用候補者を探す
◦ Product SRE領域とは求めるマインド・スキルセットが異なるはずなので、別枠に
17 確度は低いがさらに先の展望も考えておく • 「人が取れる」前提になるが完全に分離し、Corp SREはよりSecurity, CorpIT領域との連携を強めて いきたい • マネジメント層の想定などはひとまずpending
18 できあがったのがこちらになります SREの知見を全社横断で適用し、組織の信頼性を高める Corporate SRE - 株式会社primeNumber より
19 Q. なんで “Corporate SRE” なの? A. 誤解やミスマッチをできるだけ減らしたい • セキュリティチームと情シスと連携してる部分を一緒にやる+全社SaaS管理などを想定
◦ 組織の信頼性を高める 〜SRE/情シス/セキュリティの領域を超えて〜の影響が大きい • プロダクトが多くないので、開発組織が分散してない ◦ EmbeddedとPlatformという分け方をすると誤解やミスマッチが起こりそう ▪ 入ったら「ぜんぜんPlatformちゃうやんけ!!!」とぼくならなります、たぶん ◦ AWSとかGoogle Cloudは見てもらうけどCCoEってほどでもないし… • プロダクト領域のSREとコーポレート領域SRE的な分け方をするのがいいのではないか
20 まとめ・所感
21 まとめ・所感 • pN社でSREがなぜ、どう考えてSREチームを分けたかを話してみました ◦ 結果はこれから… ◦ 懇親会でぜひみなさんの話も聞かせてください👂 • 即分割、とはいかないので兆候が見えたら考えはじめてみてもいいかも
• 越境した業務に悩んでる人は組織の信頼性を高める 〜SRE/情シス/セキュリ ティの領域を超えて〜の資料を見るといいぞ! • ポジション作るときはスカウト文や選考フローもセットで考えようね (大慌て した人より)