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エージェント時代の認証・認可基盤

 エージェント時代の認証・認可基盤

AI エージェントによる利用者主導のサービス連携が進むにつれて、認証・認可基盤に求められる役割が広がっています。このプレゼンテーションでは、MCP に代表される新たな仕様がこれまでの ID 連携・API 認可をどう変えるか、そして変わらないものはなにかを概観します。 https://www.authlete.com/ja/resources/videos-downloadable/ai-agent-authorization-authentication

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Tatsuo Kudo

April 10, 2026

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  1. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. Copyright ©

    2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. エージェント時代の認証・認可基盤 工藤達雄 Authlete OAuth & OpenID Connect 勉強会 ー 最新MCP仕様対応認可サーバー構築ハンズオン
  2. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. UCP (Universal

    Commerce Protocol) は、セキュアなデジタル・ アイデンティティや決済の有効化といった極めて重要な ステップを含め、ショッピング・ジャーニー全体を通じて 企業がAIエージェントと連携する方法を標準化するものです。 ローンチ後の数週間で、導入に関心を寄せる数百ものトップ テック企業、決済パートナー、小売業者から多大な反響を いただいています。これはすでに、Googleでのショッピング 体験の向上に寄与しています。 実際に、UCPを活用したチェックアウト機能のロールアウトが 現在進んでおり、米国のユーザーはGoogle検索の「AIモード」 やGeminiアプリ内で、EtsyやWayfairの商品を直接購入できる ようになっています(Shopify、Target、Walmartも近日対応 予定です)。 Source: What to expect in digital advertising and commerce in 2026 https://blog.google/products/ads-commerce/digital-advertising-commerce-2026/
  3. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. Source: OpenAI

    Town Hall with Sam Altman https://www.youtube.com/live/Wpxv-8nG8ec?t=2744s ーー 自分のChatGPTアカウントでサインインできるようにしてほしいです。 サム・アルトマン: ええ、それは実現するつもりです。いつもリクエストされますからね。具体的 に何が必要でしょうか? ユーザーが自分の「トークン予算」を持ち込めるようにしたいのか、 それとも「ChatGPTのメモリ(記憶)」などもすべて持ち込めるようにしたいのか……。[…] どう実現するか検討したいと考えています。ただ、ChatGPTがあなたのことをあまりに知りすぎて いるので、正直なところ非常に「怖い」部分でもあります。[…] 私たちのモデルもかなり進化してはいますが、まだその域(完璧な判断力)には達していません。 もし私が自分のChatGPTアカウントをあちこちのサイトに連携して、「これまでのチャット履歴や 連携したデータの中から、何を共有すべきかはモデルの判断に任せるよ」と言うのは、現時点では 不安を感じます。 ですが、そのレベルに到達できれば、間違いなく素晴らしい機能になるでしょう。それまでは、 まず「トークン予算」のような、例えば「Proプランを契約していれば他のサービスでもその モデルを使える」といったことから始めるのが良さそうです。少なくともそれは実現させる つもりです。情報の共有についても、ミスが許されない繊細な部分なので、正しいやり方を模索 していきたいと考えています。
  4. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. • 共通ID:

    アイデンティティプロバイダー (IdP) を中心とする、サービス (RP) の提供 • API連携: 認可サーバー (AS) を中心とする、APIサーバー (RS) の提供 「共通ID」と「API連携」 IdP Identity Provider RP Relying Party RP Relying Party RP Relying Party RP Relying Party AS Authorization Server API Resource Server API Resource Server API Resource Server API Resource Server
  5. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. • 共通IDによるSSO:

    エンドユーザーの、複数RPの利用にかかるログインの省略・省力化 • API連携の許可: エンドユーザーに対する、API提供の同意確認・許可取得の一元化 「共通IDによるSSO」と「API連携の許可」 IdP AS RP RP RP RP API API API API API利用 エンド ユーザー 環境 共通IDで利用 連携の許可
  6. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. エンド ユーザー

    環境 • ビジネスや規制などにより「共通ID」は複数のIdPに独立する。同様に「API連携」もASが個別に同意確認を求める • エンドユーザーから見ると、IdP・ASごとにIDを使いわけ、それぞれユーザー認証を行うかたちになる 「共通ID」「API連携」ごとの認証・認可 IdP AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API API利用 API利用 共通IDで利用 共通IDで利用 連携の許可 連携の許可
  7. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. エンド ユーザー

    環境 • IdP・ASのログイン情報を管理する「パスワードマネージャー」を、専用アプリケーションだけではなくブラウザー、 OSなどが提供するようになり、エンドユーザーが実質的に「ひとつのIDでログイン」できる環境が整備された • さらにパスワードマネージャーはパスキーやOTPにも対応し、エンドユーザーのログインセキュリティが向上した 「パスワードマネージャー」の一般化 IdP AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API 共通IDで利用 連携を許可 共通IDで利用 連携を許可 パスワード マネージャー API利用 API利用
  8. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. エンド ユーザー

    環境 パスワード マネージャー • サービス連携の主導権が、これまでの「事業者」から「エージェントによって強化されたエンドユーザー」に移行する • エージェントがエンドユーザーにとってのフロントエンドとなり、サービスへのアクセスは間接的になる 代理人(エージェント)が連携の中心に IdP AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API API利用 API利用 デジタル アイデンティティ ウォレット エンドユーザー エージェント プラットフォーム
  9. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. • エンドユーザーの同意

    (“Sign in with ◯◯”) に基づき、OSやアプリケーション、ブラウザーなどのプラットフォームと 連携したエージェントは、記憶・文脈、権限・資格などの、プラットフォームによって管理されているアイデンティティ 情報にアクセスする。そして、どの共通IDを用いるか、どことAPI連携を行うかを、動的に決定する エージェント中心のサービス連携 アイデンティティ・アウェアなエージェント IdP AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API デジタル アイデンティティ ウォレット API利用 API利用 エンドユーザー エージェント プラットフォーム
  10. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. • エージェントが、プラットフォームに格納されている「共通IDのログイン情報」を用いて、RPにアクセスする。

    さらに、初めて利用するIdPに対しても、デジタルアイデンティティウォレットに格納されている「検証可能な資格情報 (Verifiable Credentials)」を用いて共通ID発行をリクエストする エージェント中心のサービス連携 エージェントがユーザーに代わってアクセス IdP AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API デジタル アイデンティティ ウォレット API利用 API利用 エンドユーザー エージェント プラットフォーム
  11. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. • エージェントがMCPに基づいて「フロントチャネルでのサービス連携」を動的に確立する。どのようにサービスを利用

    するか、どのようなアクセス認可を行うか(どのようなプロファイルを適用するか)は、サービス提供側ではなく、 エージェント(またはプラットフォーム)が主導する エージェント中心のサービス連携 エージェントがMCPで直接アクセス IdP AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API デジタル アイデンティティ ウォレット API利用 API利用 エンドユーザー エージェント プラットフォーム
  12. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. • エージェントによるフロントチャネルでの連携が可能になることで、API連携によってすべてを行う必然性は相対的に

    小さくなる。ただし、データや機能が一定の「機密性・完全性・可用性」を必要とする限り、バックチャネル連携は 引き続き必要となる エージェント中心のサービス連携 従来のAPI連携の役割の変化 IdP AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API デジタル アイデンティティ ウォレット API利用 API利用 エンドユーザー エージェント プラットフォーム
  13. Copyright © 2026 Authlete, Inc. All Rights Reserved. エージェント時代の認証・認可 IdP

    AS RP RP RP RP IdP RP RP RP RP API API API API AS API API API API デジタル アイデンティティ ウォレット API利用 API利用 エンドユーザー エージェント プラットフォーム VC VC MCP MCP • エンドユーザーとのやりとりがエージェント越しになる → エージェントファーストなインターフェースの提供 – エージェントが取得・利用しやすい「VC」の発行・受入 / エージェントとの連携プロトコル「MCP」への対応 • サービス連携のすべてはエージェントに任せられない → 価値の高いデータ・機能に対応可能なバックチャネル連携 – 高セキュリティOAuthプロファイル「FAPI」の適用 / セキュリティイベント共有フレームワーク「SSF」の実装 エージェントとの連携プロトコル「MCP」への対応 FAPI / SSF
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