Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ITなんもわからん素人がアジャイルと出会うまで
Search
おぎ
March 16, 2025
Technology
1
72
ITなんもわからん素人がアジャイルと出会うまで
スクフェス神奈川のアンカンファレンスでの発表の資料
おぎ
March 16, 2025
Tweet
Share
More Decks by おぎ
See All by おぎ
100行で書けるPSR-11
togishima
0
390
とあるWebエンジニアの生成AI活用事例
togishima
0
96
設計、Interface
togishima
0
55
実践、Interface
togishima
1
1.8k
PHPerを続ける理由
togishima
0
84
闇のPHPからの防衛術
togishima
0
200
Monlogの実装に学ぶInterfaceのつかいどころ
togishima
0
1.7k
Other Decks in Technology
See All in Technology
人間性を捧げる生成AI時代の技術選定
yo4raw
1
630
LINE 購物幕後推手
line_developers_tw
PRO
0
570
地に足の付いた現実的な技術選定から魔力のある体験を得る『AIレシート読み取り機能』のケーススタディ / From Grounded Tech Choices to Magical UX: A Case Study of AI Receipt Scanning
moznion
5
1.7k
AIによるコードレビューで開発体験を向上させよう!
moongift
PRO
0
450
Google Cloud Next 2025 Recap アプリケーション開発を加速する機能アップデート / Application development-related features of Google Cloud
ryokotmng
0
270
Cursorを全エンジニアに配布 その先に見据えるAI駆動開発の未来 / 2025-05-13-forkwell-ai-study-1-cursor-at-loglass
itohiro73
2
620
問 1:以下のコンパイラを証明せよ(予告編) #kernelvm / Kernel VM Study Kansai 11th
ytaka23
3
590
分解し、導き、託す ログラスにおける“技術でリードする” 実践の記録
hryushm
0
390
転職したらMCPサーバーだった件
nwiizo
10
8.4k
kernelvm-brain-net
raspython3
0
620
SRE本出版からまもなく10年!〜これまでに何が起こり、これから何が起こるのか〜
katsuhisa91
PRO
0
350
LLMの開発と社会実装の今と未来 / AI Builders' Community (ABC) vol.2
pfn
PRO
2
160
Featured
See All Featured
Making Projects Easy
brettharned
116
6.2k
KATA
mclloyd
29
14k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
40
7.3k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
54
5.5k
Done Done
chrislema
184
16k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
177
9.7k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
48
5.4k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
200k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
129
19k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
45
7.2k
Transcript
ITなんもわからん素人が アジャイルと出会うまで Scrum Fest Kanagawa 2025
自己紹介 名前:おぎ 所属:カオナビ 職種:開発者(PHPer) 好きなプラクティス: ふりかえり 住んでるところ: 秘境グンマー
ジョブチェンでWebの世界へ • コロナ禍を機に30代でキャリアチェンジ • IT業界は景気がいいらしい • PHPは案件多いし、比較的簡単らしい?ヨシッ! 技術力つけたいし、受託開発だな! 😤
地方受託から出発 • レガシー案件(コード読めない...) • チケット駆動、オンプレ開発サーバー、手動デプロイ • 「長く続けるために頑張らない」文化 IT業界って思ってたんと違うな ...🤨
「怠惰」な人たちが こんなことやってるはずがない
そんな中、一冊の本と出会う
None
小さく始めればいいんだな! • 一人ふりかえり、勝手に学習、社内勉強会立ち上げ • 自走を続けるうちにコミュニティに辿り着く • 自動テスト?CI/CD?アーキテクチャ? 好奇心から再度の転職活動へ
都内の受託開発に転職 • CI/CD、コンテナ、モダンフロントエンド • テックリードが退職 → 業務が回らなくなった... • 非エンジニアも巻き込んで業務フローを整理 事業側の事情で転職を考える
→ 内製開発やってみたい! ✨
コミュニティつながりで現職へ
毎日最高か? • 社内LTイベント • 社内OST(オンライン・オフライン) • 社内Slackが「カンファレンスの廊下」 ここは桃源郷では ...?👼
いいことばかりでもなかった • 入社、オンボーディング中のプロジェクトに違和感 • 原因はわからないけど、何かがうまくいってなさそう... • このままだとまずい、だけど自分はリーダーじゃない... それでも、やる! 💪
カイゼン!カイゼン!カイゼン! • ふりかえり • 相対見積もり • デリバリーの指標可視化 • FeatureToggle x
トランクベース開発 • チームへTDD導入、社内勉強会立ち上げ こうかはないようだ ...😭
どうして...?
直線思考の限界 “私たちは「目の前に見える出来ご と」だけに注目し 、「問題の原因と結 果はすぐ近くにある」と無意識のうち に思い込み、問題の近くに解決策を 探そうとする傾向がああります ”
理由を深掘り • PO不在で決められない → POに意思決定を丸投げ • 職能のリードがいない → 境界を設けて染み出そうとしない チームのマインドセットが原因では
...?🧐
技術課題と適応課題 技術課題 知識や技術で解決できる 適応課題 ものの見方や関係性を変えながら状 況に適応しないと解決できない
本当は適応課題だった!
透明性!検査!適応! • ワイヤーレベルから仕様見直し(To Be) • 開発環境を触る会(As Is) • FEとBEのリードで再見積もり(仮説) •
意思決定者のみを集めた週次の状況確認(検証) オーナーシップを取り戻したことで 開発サイクルが回り始めた ♻
結果:驚くような変化が起きた • プロトタイプが決め手でチャーン防止 • メトリクスが大幅に改善 • 毎週山ほどの変更...! チームに笑顔が戻ってきた! ✨
無事リリース! • リスケ後のデッドラインから約2ヶ月前倒し✌ • リリース後2週間で1ヶ月分のKPI達成🎉 • お客様からの反響大🤩 ユーザーに価値を届けることができた! 🙌
この体験を通して自分の中で 「アジャイル」が腹落ちした
リリースが終わって • 新しいチームへ異動 • 自律したチーム、ディスカバリーから関与 • 新しい環境へ適応しきれていない 自己効力感がなくなってしまった ☔
初参加のScrum Kanagawaでもらった「勇気」と「熱量」 “結果を出した上で、真のリーダーは誰かを問う” by 川口さん “ファシリテーターはカオスを楽しめることが大事” by びばさん “n=1の話が、どう実践しているかという話が大事” by
正義さん たくさん背中を押してもらった! 😍
🔥これからもやっていき!🔥
ご清聴ありがとうございました🙇