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GitHub Copilot CLI 現状確認会議(2026年2月のすがた)

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February 18, 2026

GitHub Copilot CLI 現状確認会議(2026年2月のすがた)

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February 18, 2026
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  1. コーディングエージェントに対する多様なニーズ  対話式でコーディングしたい / 別作業の裏や夜間にやっておいて欲しい  細かくチェックしたい / 成果物はまとめて得たい 

    作業はひとつずつ進めたい / 並列で作業したい  ローカルで実行したい / クラウドで動かしたい  GUI / CLI/TUI  個人的なアシスタントにしたい / チームの一員と位置づけたい  設計はClaude Opus 4.6を、実装とレビューはGPT 5.3 Codexを使いたい
  2. GitHubのビジョン: Agent HQ Introducing Agent HQ: Any agent, any way

    you work - The GitHub Blog • 単一のエージェント、モデルではソフトウェアライフサイクル全体をカバーできない • GitHubは多様なエージェントやモデルを制御する本拠地(HeadQuaters)となる
  3. GitHub Copilot 3種のエージェント  Local: GitHub Copilot Agent mode 

    Visual Studio Codeなどのエディタ/IDEにプラグイン  対話型、同期  提案されたコードをIDE上で確認しながらコーディングできる  Local Background: GitHub Copilot CLI(Preview)  GitHub Copilot Coding Agent と共通のコア機能 + CLI  対話的にも、ジョブ型でも使える  UIを簡素化しているため、エージェントが問題解決に集中できる。複雑なコーディングや分析に向く  Cloud: GitHub Copilot Coding agent  GitHub Actionsで動く、GitHubワークフローに溶け込むエージェント  Issueに要件を書きCoding Agentに割り当てると、コードをPull Requestしてくれる  ジョブ型、非同期 この会議の対象。高まる CLI型の需要に合わせて、 2025/9にリリース
  4. Agentic DevOps での位置づけ (Azureとの組み合わせ例) Code Build & Maintain Operate IDE/Terminal

    Local/Background Agent + GitHub Actions GitHub Issues GitHub Repos Cloud Coding Agent Tools/Skills + AI Foundry Azure SRE Agent Tools/Skills + CLI
  5. 活発に開発されている github/copilot-cli: GitHub Copilot CLI brings the power of Copilot

    coding agent directly to your terminal. Releases · github/copilot-cli
  6. この資料の主な対象範囲  基本的な機能・位置づけ・カスタマイズファイルなどは1月版をご覧ください  GitHub Copilot CLI 現状確認会議 (2026年1月のすがた) 

    この資料は、2026/1/20〜2/17の間に追加・改善された機能を紹介します  この期間に25回リリース (v0.0.387 → v0.0.411)
  7. プラグインマーケットプレイス (v0.0.392〜)  プラグインでCLIの機能を容易に拡張できる仕組み  拡張できるもの:  MCPサーバー / カスタムエージェント

    / スキル / フック / LSP設定  CLIに登録済みのマーケットプレイス  awesome-copilot: https://github.com/github/awesome-copilot/tree/main/plugins  copilot-plugins: https://github.com/github/copilot-plugins/tree/main/plugins  例: WorkIQプラグインのインストール  /plugin install workiq@copilot-plugins  WorkIQプラグイン: M365 Copilot連携  「昨日のTeams会議で実装が決まった機能をリストして」  シェルから直接 copilot plugin install/list/update も実行可能  CI/スクリプトでの自動化に
  8. プラグインマーケットプレイスの使い方 マーケットプレイス管理  /plugin marketplace list  一覧表示  /plugin

    marketplace add <repo-or- url>  マーケットプレイスを追加  /plugin marketplace remove <name>  マーケットプレイスを削除 プラグインの操作  /plugin install <name>@<marketplace>  インストール  /plugin list  インストール済み一覧  /plugin update <name>  更新  /plugin uninstall <name>  削除
  9. /diff - 変更差分の確認 (v0.0.389〜)  セッション中の変更差分を表示  ファイル一覧はカルーセルナビゲーショ ン 

    指定の行でコメントし、エージェントに 指示、フィードバックが可能  スクロール加速・ビジュアルインジケー ターで快適な操作
  10. /review - コードレビューエージェント (v0.0.388〜)  セッション中のコード変更をAIが分析 ・レビュー  大規模な変更セットにも対応 

    ビルド成果物を自動除外  最大100ファイルまでの変更を処理  コミット前のセルフレビューに  /diffで差分を確認 → /reviewで品質チェック  複数モデルでの並列レビューが容易  例: /review Opus 4.6 と Codex 5.3 でレビュー してください
  11. Alt-Screenモード (v0.0.404〜)  通常モードの課題:  CLIの長い出力がターミナル履歴に残り、以前のコマンドが埋もれる  ターミナルの途中からTUIが描画される  Alt-Screenモードの価値

     別スクリーンバッファで動作  Copilot CLIが終了すると元のターミナルに戻る  vim/lessの終了と同様  設定  copilot --alt-screen on/off  フラグ使用時にconfigに保存される
  12. MCP (Model Context Protocol) 強化 (v0.0.389〜)  MCPサーバーのOAuth 2.0認証対応(自動トークン管理) 

    /mcp show でサーバー詳細・利用可能ツールを表示  MCP instructionsサポート(サーバーからの指示を反映)  .vscode/mcp.json によるワークスペースローカル設定  VS Code Agent modeと同じ設定ファイルを共有  structuredContent対応(リッチUI表示)  MCP serverのエラー・ロード状態がタイムラインに表示
  13. ACP - Agent Client Protocol (v0.0.397〜)  copilot --acp でACPサーバーとして起動

     IDE等からの接続を受け付けるバックエンドとして動作  JSON-RPC 2.0ベースの双方向プロトコル  セッションモード・モデル変更・パーミッション設定に対応 IDE等クライアント Copilot CLI (ACPサーバー) ACP (JSON-RPC 2.0)
  14. 新モデル追加  Claude Opus 4.6 (v0.0.404)  Claude Opus 4.6

    Fast - Preview (v0.0.406)  Claude Sonnet 4.6 (v0.0.411)  Reasoning summariesがデフォルトで有効 (v0.0.403)  Ctrl+T でReasoning表示のトグル  モデルファミリー間の切り替え時にチャット履歴を保持 (v0.0.401)  モデルピッカーにファジー検索・2カラムレイアウト (v0.0.400)
  15. 自動アップデート (v0.0.396〜)  copilot version / copilot update コマンド 

    起動時に自動アップデート可能  設定や環境変数で有効/無効化できる  ほぼ毎日リリースされるため、運用負荷を大きく軽減
  16. Autopilotモード (v0.0.400〜, v0.0.411で全ユーザー開放)  Shift+Tab でモードを切り替え: Interactive → Plan →

    Autopilot  タスク完了までエージェントが自律的に作業を継続  v0.0.411で全ユーザーに開放(--experimental不要)  Interactiveモードとの違い  ツール実行ごとの確認が不要(許可設定に基づく)  例: 「テストが通るまで修正して」→ コード生成→テスト→失敗→修正を自動循環
  17. サブエージェントとタスク管理の強化  バックグラウンドエージェントが全ユーザーに開放 (v0.0.404)  /tasks でバックグラウンドタスクの表示・管理  サブエージェントの信頼性向上: 

    ポリシーブロック時のフォールバック  異なるモデル使用時に正しいツールを受け取る  agentStop / subagentStop フックで完了制御  /usage にトークン消費量を表示
  18. セッション管理とCopilot coding agent連携  copilot --resume でセッションピッカーを開き過去のセッションを再開  copilot --continue

    で直前のセッションを即座に再開  Copilot coding agentとの連携:  GitHub.comのAgentsタブから「Continue in Copilot CLI」  コマンドをコピーしターミナルで実行  クラウドで開始した作業をローカルのCLIで継続可能
  19. Docker Sandboxサポート  Docker Desktop 4.58+でSandbox内で実行  MicroVMベースの隔離 — ホストに影響なし

     --yolo モードをSandbox内で安心して使える  エージェントがnpmやpipでホスト環境を汚すのが嫌な人にも  Sandboxとホストの間でファイルは同期される  コマンド例: docker sandbox run copilot ./project -- --yolo  DevContainerを作るほどでもないな、という状況に合う  現状、GitHub Copilot CLIのフル機能は使えない  例: IDE連携  対応: macOS / Windows
  20. LSP (Language Server Protocol) サポート  go-to-definition、hover、diagnostics等を利用可能  LSPサーバーはバンドルされない 

    ユーザーが個別にインストール  設定ファイル:  ~/.copilot/lsp-config.json  .github/lsp.json  注意: 現状かなりExperimental
  21. /fleet - 並列エージェントオーケストレーション (v0.0.411で開放)  /fleet <プロンプト> でタスクを並列実行  タスクの分解や依存関係、並列実行可否はエージェントにお任せ

     動作フロー  1. タスク分解と状態追跡開始  2. サブエージェントをバックグラウンドで並列起動  3. 結果を収集・統合 プロンプト Explore Task Code-review 結果統合
  22. そのほかの改善  /theme - テーマピッカー(Dark/Light等)  /init - Copilot instructionsを自動生成

     /changelog - リリースノートをその場で表示  /instructions - カスタム指示の表示・切替  /tasks - バックグラウンドタスクの表示・操作  ? キーでクイックヘルプ  /streamer-mode - プレビューモデル名・クォータ詳細を非表示(配信・画面 共有向け)  gitコミットに Co-authored-by: Copilot トレーラー自動追加  Copilotが関与したコミットを後から識別可能
  23. 新しいスラッシュコマンド一覧 (v0.0.387〜v0.0.411) コマンド 説明 バージョン /diff セッション中の変更をレビュー v0.0.389 /review コード変更を分析

    v0.0.388 /plugin プラグインマーケットプレイス管理 v0.0.392 /init Copilot instructions生成 v0.0.396 /experimental 実験的機能のオン/オフ v0.0.396 /theme テーマピッカー v0.0.400 /allow-all, /yolo 全パーミッション自動承認 v0.0.399 /tasks バックグラウンドタスクの表示・操作 v0.0.404 /changelog リリースノート表示 v0.0.406 /instructions カスタム指示の表示・切替 v0.0.407 /on-air, /streamer-mode プレビューモデル名・クォータ非表示 v0.0.407 /ide IDE連携(現在はVS Code) v0.0.409 /rename セッション名変更 v0.0.392 /models /model のエイリアス v0.0.389
  24. 安定性・パフォーマンス改善  メモリ使用量の改善  ストリーミングチャンクのエンコーディング最適化  コンパクション後の一時イベント退避でメモリ成長を抑制  大量セッション読込・シェル大量出力時の改善 

    grep/globの大量結果のメモリ対策  自動コンパクション改善  拡張思考(extended thinking)をコンパクション後も保持  スキル・ツール呼出シーケンスをコンパクション後も維持  サーバーエラー時のストリーミング応答を自動リトライ