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スクラムの取り組みと「全員同席」の真価

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September 22, 2017

 スクラムの取り組みと「全員同席」の真価

2017/09/22 DevLOVE関西~大きなSIerの中で「アジャイル開発で飯を食う」までの歩み

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September 22, 2017
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  1. DevLove関西 2017-09-22 ~大きなSIerの中で「アジャイル開発で飯を食う」までの歩み スクラムの取り組みと 「全員同席」の真価 2017年09月22日 株式会社野村総合研究所 生産革新本部 森 一樹

    〒 220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目 横浜野村ビル
  2. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 1 おはなしすること

    SIerがスクラム導入してみた 全員同席って何? スクラム部屋はいいぞ
  3. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2 自己紹介

    森一樹 (@viva_tweet_x / Facebook) 株式会社野村総合研究所 2013年入社 テクニカルエンジニア 金融→保険→公共→保険→流通 なぜか火消しが多い 開発環境、ライブラリアン、 構成管理など足回り系+ カンバン、カイゼン系推進
  4. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 3 SIerあるある?

    全然現状把握できてない →誰が今なにやってるんだっけ? タスクをやりとりするだけのドライな関係 →かけもちしてるし、みんな忙しいし・・・ →スクラムやるといいよ、って言われる
  5. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 4 そもそもスクラムとは

  6. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 5 現状把握の

    フレームワーク →自分達なりの(会社にあった) 工夫が必要 とは言ってもスクラムの原理原 則・セレモニーを導入するだけだ とうまくいかない 形だけのなんちゃってスクラム
  7. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 6 そこでスクラムの手助けとなったのが

    全員同席
  8. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 7 全員同席とは

    チーム全体が入れる十分な広さの オープンスペースで開発すること 引用:Kent Beck・Cynthia Andres共著 角 征典 訳(2015) エクストリームプログラミング オーム社 pp.35 +α 情報満載のワークスペース
  9. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 8 情報満載のワークスペースとは

    仕事の内容が分かるようなワークスペース を作ること。 プロジェクトに関心のある人がチームのス ペースを見たときに、15秒で状況を把握で きるようにすべきである。 引用:Kent Beck・Cynthia Andres共著 角 征典 訳(2015) エクストリームプログラミング オーム社 pp.37 ※あわせて「全員同席」と定義します
  10. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 9 情報満載のワークスペースとは

    仕事の内容が分かるようなワークスペース を作ること。 プロジェクトに関心のある人がチームのス ペースを見たときに、15秒で状況を把握で きるようにすべきである。 引用:Kent Beck・Cynthia Andres共著 角 征典 訳(2015) エクストリームプログラミング オーム社 pp.37 ※あわせて「全員同席」と定義します 情報満載の全員同席スペースを作ろう
  11. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 10 経緯

    スクラムやりたい でもフリーアドレス文化 コミュニケーションロス!!
  12. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 11 どうしたか?

  13. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 12 スクラム部屋、作ろう

  14. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 13 スクラム部屋

    (Before)
  15. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 14 スクラム部屋

    (After)
  16. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 15 スクラム部屋

    (After) 会議室一室を半年予約 チームメンバー集結 壁に情報を張りまくる →半年間で見えてきたパターンがある
  17. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 16 全員同席のパターン

    場所 ルール 楽しさ 情熱
  18. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 17 全員同席のパターン

    場所 ルール 楽しさ 情熱 導入の強力な手助けになる
  19. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 18 全員同席には場所が必要

  20. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 19 全員同席には場所が必要

    チームの作業場 →議論や会話する場所 個人の作業場 →掛け持ちの場合でも集中できるようなスペース
  21. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 20 全員同席には場所が必要

    <場所の例> 会議室 オープンスペース ブース 島(席を近くにする)
  22. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 21 全員同席にはルールが必要

  23. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 22 全員同席にはルールが必要

    What 部屋で何をするか どんなことをしていいか Who だれが部屋にいるか When いつ部屋で仕事するか Why どんな理由で部屋から出るか Where 部屋にいないときはどこにいるか How 外にいる人に話しかけるには
  24. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 23 全員同席にはルールが必要

    What チームのタスクは部屋でやる Who スクラムマスター、開発メンバー (POは部屋の外) When チーム外のタスクをするとき以外は部屋にいる Why 集中したいときは部屋をでる How 呼びかけるときはチャット
  25. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 24 全員同席には楽しさが必要

  26. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 25 全員同席には楽しさが必要

    働いて楽しい →部屋にいたいと思える 見て楽しい →周りの人の興味を引く 変えて楽しい →気軽に変更・追加ができる
  27. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 26 全員同席には情熱が必要

  28. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 27 全員同席には情熱が必要

    チームのためによりよい使い方を模索 できる人 面白そうな/みんなが興味を持ってく れそうなレシピを取ってきて実践する行 動力のある人(※自発的にやる人) 一度作り上げたものを壊す勇気
  29. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 28 全員同席のパターン

    場所を決めよう ルールを決めよう 楽しさをつくろう 情熱を求めよう
  30. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 29 全員同席のエッセンス/プラクティス

    カイゼンボード 爆弾レーン Try カイゼン たいへんよく できました 分かったこと 妨害リスト Todo / Doing 妨害リスト Done 賞賛の壁 Kudos Wall チーム憲章 (サイン入り)
  31. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 30 全員同席のエッセンス/プラクティス

    ポータブルカンバン+アバター ホワイトボードシートでカンバンを作成 個人のマグネットでDoingを表現 <効果・結果> ・配置換えが容易 ・パートナーとのセレモニーに持ってい ける←大事! ・誰が何やっているかがすぐ分かる アバター
  32. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 31 全員同席のエッセンス/プラクティス

    他プロジェクトのタスク(妨害)用カンバン チーム外のタスクを見える化 WIP / STOP中 / 確認中 / Done WIPは付箋の枚数で制限 週次の定例タスクはマグネット化 <効果・結果> ・1日にどれくらいチームの作業がで きるか/割り込みがどれくらい多いか がわかる ・妨害が多い人の見える化→スクラム マスターの出番
  33. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 32 全員同席のエッセンス/プラクティス

    勤務時間表 メンバーの ・1日の稼働時間 ・チーム関連タスクの作業時間 の比率を見える化 <効果・結果> ・割り込みが多い人へのアプローチが しやすくなった ・ある程度アプローチがしやすくなっ た時点で役目を終え、終了
  34. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 33 全員同席のエッセンス/プラクティス

    がんばった付箋 スクラム部屋で使い終わった付箋を 入れる透明なゴミ箱 <効果・結果> ・達成感 ・みんなでがんばった感 ・12スプリント経過した今、 とんでもない重さに
  35. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 34 全員同席のエッセンス/プラクティス

    付箋ルール 付箋の種類と使い方を明確化する どこに何を置くかを制限 <効果・結果> ・自然と整理整頓するようになる ・見た目きれいになる ・カンバンが見やすくなる
  36. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 35 全員同席のエッセンス/プラクティス

    レール 航空機整備場の道具置き場からイン スパイア ラインを引くことで、視覚的なスッキリ さ、ホワイトボードシートの配置場所を 心理的に誘導 <効果・結果> ・キレイにシートを貼るようになる ・部室感の脱却
  37. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 36 全員同席のエッセンス/プラクティス

    貼り付け標語 チームの価値感や、 共通認識を貼る <効果・結果> ・心のよりどころ
  38. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 37 全員同席のエッセンス/プラクティス

    スキルマップ ドラクエ風スキルマップ 誰がどんなスキルを持っているかの チェック <効果・結果> ・スキルの見える化 ・スキル移転の促進
  39. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 38 全員同席によるシナジー

  40. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 39 全員同席によるシナジー

    コミュニケーションの改善・活発化 誰が何やっているか5秒でわかる 情報の洗練 →欲しい情報だけ残っていく カイゼンスピードの向上 →見える化の効果大
  41. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 40 全員同席の課題

    ・島形式は微妙かも →ディスプレイのせいで顔が見れない 背中合わせ・六角形構造などがよさそう ・遠隔地パートナー問題 →To Be:一緒のフロアで働く →パートナーのオフィスに行く/オープン会議室借りる →As Is:Skypeでつなぎっぱなし ・狭い →考え事をするのにもホワイトボードを使うので、 どこかに考え事用のスペースを最初から確保
  42. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 41 スクラム部屋~成長の歴史~

    5/10 カンバ ン ver.1.0 5/19 妨害リスト + KPTボード 6/7 カンバン ver2.0 + KPTボード 5/19 ユーザストーリーマッピング ←6/7 PBLリスト 6/7 付箋ルール→ 5/1 勤務時間表 5/7ニコカレ 5/19がんばった付箋
  43. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 42 スクラム部屋~成長の歴史~

    7/14 カイゼンボード ver2.0 7/4 カンバン ver.4.0↓ 6/22 付箋ルール ver2.0 6/21 レール設置 6/21 カンバン ver.3.0 7/4カイゼンボード ver1.0 9/13 移動式カンバン ver1.0 作業しやすい形 にどんどん成長 していく!
  44. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 43 スクラム部屋~成長の歴史~

    7/14 カイゼンボード ver2.0 7/4 カンバ ン ver.4.0↓ 6/22 付箋ルール ver2.0 6/21 レール設置 6/21 カンバン ver.3.0 7/4カイゼンボード ver1.0 9/13 移動式カンバン ver1.0 作業しやすい形 にどんどん成長 していく! スクラム部屋も 1人のチームメンバー
  45. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 44 まとめ

  46. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 45 まとめ

    スクラムがしたい?
  47. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 46 まとめ

    スクラム部屋はいいぞ
  48. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 47 まとめ

    チームに「部屋」を Joinしよう
  49. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 48 まとめ

    Let’s 全員同席!
  50. Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 49 おわりに

    カンバン、全員同席、チーム部屋について、 社内展開のために事例収集中です! 「うちではこんなことをやっているよ!」という情報が ありましたら是非是非情報交換させてください。
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