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出社回帰で30〜40代マネジメント層の転職希望者が急増。企業の中核を担う人材が、いま求める働き...

 出社回帰で30〜40代マネジメント層の転職希望者が急増。企業の中核を担う人材が、いま求める働き方とは?【ワーキングペアレンツの転職動向調査2023|XTalent株式会社】

※7/20追記※
9ページ目の【30〜40代のリーダー層以上】フル出社の割合について誤植がありましたので修正版に差し替えております。ご了承ください。

緊急事態宣言によってリモートワークが当たり前となった2020年以降、多くの企業がリモートワークを採用するようになりました。

新型コロナウイルス発生から3年あまりが経ち、今春、政府は新型コロナウイルスの感染法上の分類を、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げました。
これを機にリモートワークを廃止もしくは縮小し、「出社回帰」の道を辿る企業が急増しており、労働者からの反発も各所で見られます。

そんな中、「リモートワークがなくなり、子育てと仕事の両立が難しくなる…」という理由から、転職を検討しはじめています。ワーキングペアレンツのための転職サービス『withwork』にも、同様の理由でご登録いただく30〜40代の子育て中の男女が急増しています。
つまり、出社回帰の企業から離れるという現象が起きているのです。企業にとっても、即戦力であるミドル層に選ばれないことは、組織運営の面から大きな痛手になります。

私たちは、「#キャリアとライフをトレードオフにしない」というメッセージを掲げ、子育てや介護などライフイベントによる制限がある中でも「キャリアを諦めたくない」と願う皆さまのご支援をしています。

世の中の潮流に対するリアルな声を集め、発信することで企業の意思決定に変革をもたらす一歩となればと思い立ち、この調査を実施いたしました。ご協力いただいた皆さまには、改めて心から感謝申し上げます。

XTalent株式会社 代表取締役
上原 達也

■調査概要

・調査テーマ:コロナ禍におけるワーキングペアレンツの転職動向の変化
・調査方法:Webアンケート
・調査対象者:全国の20代〜50代男女
・調査実施日:2023年6月2日(金)~2023年6月18日(月)
・調査主体:XTalent株式会社

XTalent株式会社

July 13, 2023
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Transcript

  1. 目次 はじめに 02 調査概要とデモグラフィックデータ 03 調査結果 04 - 16 48.7%

    が出社回帰へ全面的に反対 反対派の意見 賛成派の意見 一部賛成 / どちらでもない派の意見 リモートの有無は、満足度に直結 出社頻度の理想は週1 以下、許容は週2 許容範囲に関する意見 出社回帰を理由とする転職検討者が急増 「リモート可」が企業選びの重要項目に リモートワークのメリット / デメリット ...04 ...05 ...06 ...07 ...08 ...09 ...10-11 ...12 ...13-14 ...15-16 まとめ 17 本レポートに関するお問い合わせ 18 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  2. ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 緊急事態宣言によってリモートワークが当たり前となった2020 年以降、多くの 企業がリモートワークを採用するようになりました。 新型コロナウイルス発生から3 年あまりが経ち、今春、政府は新型コロナウイル スの感染法上の分類を、季節性インフルエンザと同じ「5 類」に引き下げまし た。 これを機にリモートワークを廃止もしくは縮小し、「出社回帰」の道を辿る企

    業が急増しており、労働者からの反発も各所で見られます。 そんな中、「リモートワークがなくなり、子育てと仕事の両立が難しくな る… 」という理由から、転職を検討しはじめています。ワーキングペアレンツ のための転職サービス『withwork 』にも、同様の理由でご登録いただく30 〜40 代の子育て中の男女が急増しています。 つまり、出社回帰の企業から離れるという現象が起きているのです。企業にと っても、即戦力であるミドル層に選ばれないことは、組織運営の面から大きな 痛手になります。 私たちは、「# キャリアとライフをトレードオフにしない」というメッセージを 掲げ、子育てや介護などライフイベントによる制限がある中でも「キャリアを 諦めたくない」と願う皆さまのご支援をしています。 世の中の潮流に対するリアルな声を集め、発信することで企業の意思決定に変 革をもたらす一歩となればと思い立ち、この調査を実施いたしました。 ご協力いただいた皆さまには、改めて心から感謝申し上げます。 はじめに 0 2 XTalent 株式会社 代表取締役 上原 達也 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  3. 0 3 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 概要とデモグラフィックデータ ▪調査概要 ・調査テーマ:コロナ禍におけるワーキングペアレンツの転職動向の変化 ・調査方法:Web アンケート ・調査対象者:全国の20 代〜50

    代男女 ・調査実施日:2023 年6 月2 日(金)~2023 年6 月18 日(月) ・調査主体:XTalent 株式会社 ・分析対象回答数:1,085 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  4. 0 4 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 出社回帰に対し、 48.7% が「全面的に反対」 一方的な制度変更は反発を呼ぶ。 本調査のテーマでもある「出社回帰」現象について、回答者へは「全面的に賛成 / 一部賛成

    / 全面的に反対 / どちらでもない」のいずれかの意見を求めた。全体で割合を見ると、「全 面的に反対」という意見が48.7% と半数近くを占める中、「一部賛成」や「どちらでもな い」という意見も多い。一方で、子育て中の30 〜40 代のリーダー層以上に絞ってみると、 「全面的に反対」は4 割を切っており、「一部賛成」の意見が上回る結果に。 次頁で紹介する、自由記述の「なぜそう思ったのか?」に寄せられた声を見ると、自身や家 庭の都合だけを考えるのではなく、企業の在り方や組織運営において大切にするべきことを ふまえて、客観的に本現象を注視している。 「コロナが明けたから」という一方的な理由での「出社回帰」は反発を呼ぶ。企業は、コロ ナ禍を経て変化した従業員の声を聞き、柔軟な働き方を取り入れていく必要があると言え る。 Copyright XTalent, Inc. All right reserved Q. 現在、リモートワークを廃止 / 縮小する企業が増える「出社回帰現象」が起きています。あな たのご意見をお聞かせください。
  5. 出社回帰に対し、 全面的に反対 派の意見 0 5 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 リモートワークだからこそ仕事を続けられたり、仕事がしやすくなった人も多い のではないでしょうか。 コミュニケーション等で不都合があるかもしれないのですが、意思疎通やコミュ ニケーションは工夫次第でリモートワークでもできるはず。

    今後、育児や介護で「週5 出社・一日8 時間」しっかりと働ける人は減るのではと 思っています。その中で、一方的なリモートワークの廃止や縮小は反対です。 (40 代女性|エンジニア系|リーダー層) 働き方への柔軟性が低い、ということ自体が人材採用の競争力の低下を引き起こ すと考えるため (30 代男性|その他|経営層) せっかくコロナによって「リモートでも仕事はできる、むしろメリットも多い」 ということがわかったのに、それをまた単純に元に戻す流れをとるというのは、 明らかに発展性がなく、コロナ前の固定概念に縛られているだけではないかと思 います。 高齢化、人口減とますます働き手が少なくなる日本において、このコロナで得た 「リモートワーク」という強い武器をしっかり活かして、多様な人、多様な働き 方を企業が積極的に活用していくべきだと思います。 (40 代女性|セールス系|マネージャー層) オフィスに払っていた高い賃料を福利厚生やリモートワーク環境の設備投資に回 せば企業の体面ではなく社員の心身の充実につながると思う。 (30 代女性|マーケティング系|経営層) コロナを経てリモートワークでも業務が回る仕組みづくりは工夫次第だと証明さ れたと思っています。また毎日社員全員で顔を合わせて話す訳ではないので、毎 日出社は無意味だと思います。ただし、リモートワークがライフスタイルに合わ ない人もいると思うので、自由に選択できるのが良いと思います。 さらにリモートワークをすることで子育てがしやすくなったり、移動時間がない のでジムなどの運動を増やすことで健康管理上のメリットも大きいと思います。 業績が悪いのはリモートワークが原因であると決めつけるのではなく、しっかり と本質的な課題を見つけ解決していくことが重要だと思います。 (30 代男性|セールス系|リーダー層) Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  6. 出社回帰に対し、 全面的に賛成 派の意見 0 6 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 合理的な理由がある場合を除き、多くのケースでは上長の判断には必然性がない と考えるため (30 代男性|セールス系|経営層)

    サービス業、小売業になるので出社する人たちが増えた方が経済が回る(お金を 使う頻度)が増えると感じるため。(30 代男性|セールス系|リーダー層) 出社のほうが捗ることもあるのは理解しているので (30 代女性|マーケティング系|リーダー層) リモートワークは作業効率が悪い (40 代男性|セールス系|リーダー層) Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  7. 0 7 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 ある程度の対面でのコミュニケーションは必要と考える。ただしコロナ禍で各社 員で工夫して作り上げたリモート環境は今後も維持するようにしたい。せっかく 作り上げた仕組みなのに、すぐにフル出社に戻すのは勿体無いと考える。 (30 代男性|セールス系|リーダー層) 今の会社はリアルコミュニケーションを好むため、出社の有無だけではなくケー スバイケースに感じる

    (30 代女性|事務・バックオフィス系|リーダー層) 規模が大きい会社だとマネジメントや新卒の育成が難しいため、経営者視点では 一概に悪とは言えない。あくまでもその人の状況に合わせて選べるようにするの が重要だと思う。 (30 代女性|マーケティング系|経営層) 業務自体はフルリモートでも可能ですが、高品質な業務遂行には同僚とのコミュ ニケーションも必要なため、出社が必ずしも悪いものとは思っていません。両方 の良いところを取れば良いと思います。 (30 代男性|専門職系|リーダー層) ポジティブ影響> ネガティブ影響が明確なのであれば、経営判断として回帰とな るのはやむを得ない。一方で出社回帰によって、住まいの選択肢を絞る、エリア による雇用格差を生んでいる、都心部の住宅費高騰に賃金は追いつかない、業務 のための通勤時間の扱い、などの問題は説明を果たして欲しいと強く感じる。 (30 代女性|セールス系|リーダー層) 若手や中途社員などまだ人間関係が出来ていない状態、スキル的に成熟していな 人材は、フルリモートでなかなかオンボーディングできていない現実も見ている から。本来は、フルリモートが問題なのではなく、フルリモートにあった教育や オンボーディングの仕方が確立されていないことが問題であり、そちらを整える べきであると考えている。 (40 代女性|事務・バックオフィス系|マネージャー層) 出社しなくても成り立つ業務や、リモートワークであれば確保できる人材の広が りを経営層が理解していないと思うため。また、都心に住まなくても高収入が実 現できれば、日本全体の行政の財源を産むなど、視座を上げればいい点も多くあ ると考えるため。 (30 代女性|事務・バックオフィス系|マネージャー層) 出社回帰に対し、 一部賛成 / どちらでもない 派の意見 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  8. 0 8 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 リモートワークができることは、 働き方の満足度に直結。 フル出社は、76% が不満と回答。 Q. 【働く場所について】現在お勤めの企業について、最も当てはまるものをお選びください。 「【働く場所について】現在お勤めの企業について最も当てはまるものをお選びくださ

    い。」と「現職の働き方の満足度を教えてください。」を合わせて回答を求めた。結果とし て、全体・子育て中の30 〜40 代リーダー層以上のいずれも、フル出社環境にいる人とフルリ モート環境ないしはハイブリッドワーク(出社とリモートワークをミックスしたスタイル) にいる人と比べて、現状の働き方に対して「不満」「とても不満」と答えた割合が2.5 倍も高 かった。多くの企業が導入を検討、もしくはすでに実施しているハイブリッドワークだが、7 割が肯定的であることも分かった。また、フルリモート環境下では、「とても満足」が約 74% と満足度の高さが改めて判明した。リモートワークの需要は確実に高まっている一方 で、出社とのバランスを取ることでニーズを満たせる可能性もあることが分かる。 【ALL 】 【30 〜40 代のリーダー層以上】 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  9. 0 9 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 出社頻度は週1 以下が理想、 許容できるのは週2 まで。 Q. 「理想の出社頻度」と「許容できる出社頻度」について、それぞれお選びください。 働く場所について、「フルリモート」「出社とリモートワークのハイブリッド」「フ

    ル出社」のいずれかで回答を求めたところ、89% がリモートワークを含んだ働き方を 望んでいることが分かった。 その上で、出社頻度について理想と許容できる範囲について、「週0 日(=フルリモ ート)」から「週5 日(=フル出社)」からの選択式で回答を求めた。 理想の出社頻度では、「週1 日」までを希望する人が約65 %と半数を超えた。 一方、許容できる出社頻度では、「週2 回」までを含めて約85% となり、出社頻度は 週の半分を超えない範囲が、従業員の満足度に繋がるといえる結果となった。 次頁に頻度に関する意見もまとめたので参照してほしい。 【30 〜40 代のリーダー層以上】 【ALL 】 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  10. 1 0 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 出社頻度の許容範囲に関する意見① 家庭を考慮すると、理想的には保育園に預けられてかつリモートワークであれ ば、昼休憩で少し家事が出来るので、仕事終わりの家事負担がかなり違う。全 体的な負担が減ると、結果、仕事も持続可能となる。現実的に、フル出社でな いと保育園に預けられないならフル出社となってしまうがそうでないならフル リモートを希望する。 (30

    代男性|医療系|リーダー層) 地方都市在住だが、地方にはやりたい仕事・経験を存分に活かし望む収入を得 られる仕事があまりないため。 (30 代女性|その他|リーダー層) コロナ禍で出社しなくても仕事が回っていたのにもかかわらず、敢えて出社す る必要性は基本的にないと考えているため。ただし、集中してオフサイトの合 宿などを実施することで、チームの生産性が高まったり創造的なアイディアが 出ることはあると思うので、月3 回以下ならば許容できると思います。 (30 代女性|マーケティング系|マネージャー層) リアルで会いたい時には行ける場所はあるが、育児との両立を考えると出社し ないと仕事が成り立たないという状況は避けたいため。 (40 代女性|その他|経営層) 週1 程度であれば支度・移動時間捻出しても業務に耐えられる。業務上のやり取 りはリモートでも可能、ネットワーキングに必要な時間と考えると週1 程度でよ いと思う。 (30 代女性|事務・バックオフィス系|リーダー層) 子供の保育園送り・迎えや病児対応を考えると、週に1 日程度が限度と考える。 (30 代男性|マーケティング系|マネージャー層) Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  11. 1 1 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 出社頻度の許容範囲に関する意見② 出社頻度が週3 回以上を必須ないしは目安になっている場合、結局のところ出社 ベースで情報の共有がなされたりするため。週1 〜2 までであれば、本当に対面 で行う価値があることのみ出社で行われると感じるため。

    (30 代女性|事務・バックオフィス系|リーダー層) 共働きフルタイムだと子どもの送迎対応を平等に分担するには、特に迎えの、 時間を確保する必要があり、月の半分以上の出社は正直体力面や時間面から不 安がある。 (30 代男性|エンジニア系|経営層) 仕事柄リアルコミュニケーションの必要性を感じるところもありながら、フル 出社だと育児家事への負担が大きく、週半分程度が適度だと思うため。 (40 代男性|マーケティング系|リーダー層) 会社側に規定されるのではなく、必要があれば、週3 日程度は出社できると思 う。出社した方がコミュニケーションが取りやすく、早く仕事が終わることも 多い。ただ、子育て中は一日の時間が足りないので、作業時間を確保したい時 はフルリモート等柔軟にできると良いです。 (40 代女性|その他|マネージャー層) フルフレックス等で出社時間に柔軟性を持たせられるのであれば出社でも構わ ない。 (30 代男性|セールス系|リーダー層) 許容はできるが、理想ではない。リモートワーク拡大時に会社としては売り上 げも生産性も上がったが、「管理ができない」という理由で廃止され、時間単 位で成果が求められる制度が導入されたため、非常に働き辛くなった。生産性 も下がった。顧客との直接のコミュニケーションが減り、仕事がし辛い。 (40 代未回答|その他|リーダー層) 出社の有無を個人判断にすると、同調圧力でフル出社が基本となってしまう (従い出社日が減る傾向にあるワーママが目をつけられる)ため、出社の日、 出社しない日をチーム単位ででも確定させられる文化であれば、出社の日は何 日でもよい。そうしたルールが実際の現場でどのように運用されているかを転 職活動で知りたいところ。 (30 代女性|セールス系|リーダー層) Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  12. 0 0 1600000 1200000 1400000 200 300 100 2020 年

    2021 年 2022 年 2023 年 72 83 204 252 33 26 67 72 Q. 「転職を考えた / 実際に転職をした」と回答した方について、そう思った時期について教 えてください。 1 2 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 2022 年以降、出社回帰が起因と なる転職検討者は急増。 売り手市場が到来。 「新型コロナウィルス流行以降、お勤めの企業(現職・前職に限らず)「リモートワ ークが導入されていない / 廃止 / 縮小した」ことを理由に、「転職を考えた / 実際に 転職をした」ことはありますか?」という設問に対して、「ある」と答えた人は子育 て中の30 〜40 代リーダー層以上である407 人中198 人と半数を占めた。 併せて、「検討した / 実際に転職した」時期についても回答を求めた。緊急事態宣言 などが発令され、コロナ真っ只中といえる2020 年から2021 年は転職を考えた/ 実際に 転職したという声は少なかった。一方で、アフターコロナが叫ばれ始め、徐々に出社 回帰の潮流が目立ち始めた2022 年以降、転職を検討した人は倍以上に跳ね上がって いる。 厚生労働省が公表している有効求人数によると、2020 年に前年に比べ大幅に減少。 その後、2022 年にかけて復調の兆しを見せている。2023 年4 月の有効求人倍率は 1.32 倍となっており、売り手市場だといえる(※ )。次頁でコロナ前後で変化した企 業選びの軸についても述べている。 ※ 参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33283.html Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  13. 1 3 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 この4 年間でリモートワーク制度 の有無は、企業選びで最も重視す る項目に。 Q. 新型コロナウィルス発生前後で、企業選びにおいて重視していたもの上位3 つを教えてく

    ださい。 【ALL 】 ▼新型コロナウィルス発生以前(〜2019 年) ▼新型コロナウィルス流行以降(2020 年〜2023 年6 月時点) Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  14. 1 4 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 【30 〜40 代のリーダー層以上】 ▼新型コロナウィルス発生以前(〜2019 年) ▼新型コロナウィルス流行以降(2020 年〜2023

    年6 月時点) 企業選びの軸はコロナ禍を経て、大きく変化した。その違いを見るため「新型コロナ ウィルス発生以前(〜2019 年)」と「新型コロナウィルス流行以降(2020 年〜現 在)」において企業選びにおいて重視するようになったもの上位3 つの回答を求め た。 2019 年以前、最も重視する項目は「仕事へのやりがい」で、それ以外にも「成長環 境」や「人間関係」を重視する人が大多数だった。ところが、2020 年以降、以前は 最下位だった「リモートワーク可」が最も重視する項目に。勤務時間の柔軟さや子育 てに理解のあるカルチャーを求める傾向は、コロナ禍において休園・休校なども相次 いだため、より臨機応変に対応できる環境を求めるようになったためではないか。 コロナを経て、誰もが柔軟に働くことが当たり前の環境は、もはや企業選びの前提と なっている。 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  15. 1 6 ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 Q. リモートワークで感じるデメリットを教えてください(複数選択可) 「リモートワークのメリット・デメリット」を、それぞれいくつでも選択可能とし、 回答を求めた。まずはメリット、デメリットそれぞれ1 人当たりが選んだ個数を算出 したところ、メリットは平均2.0 個、デメリットは平均1.1

    とメリットを+1.1 個多く 選んでいた。 より多くの人がメリットと感じているのは「出勤の負担軽減」「仕事と育児・介護の 両立のしやすさ」「プライベートや家族と過ごす時間が増える」だった。注目すべき は、「フルタイムで働ける」も多くの票を集めている点だ。withwork でも、時短勤務 を希望していたユーザーが、リモートワーク制度がある企業へ転職することでフルタ イムを再開することができた事例も多くある。 リモートワークがあることで、「作業効率が上がる」という答えは多数である一方、 デメリットとして「作業効率が下がる」と答えた人はほとんどいなかった。リモート ワークは作業効率や生産性向上に寄与するものだと考えられる。 デメリットとしては「同僚とのコミュニケーションが減る/ 難しさを感じる」「運動 不足」「オンオフ切り替えのしにくさ」を選択した人が多かった。出社回帰を選ぶこ とによる、企業側のメリット・デメリットも今一度検討が必要だ。 724 715 486 274 193 173 147 94 54 33 290 257 190 97 80 64 56 38 22 11 Copyright XTalent, Inc. All right reserved
  16. 1 8 【作成者】 XTalent 株式会社 広報マーケティングチーム 【レポートの引用・転載について】 本調査データは、広くご活用ください。データの引用・転載時には「引用 元:XTalent 株式会社」と引用元を明記していただくようお願いいたします。

    【取材等のお問い合わせ】 ・メールアドレス:[email protected] ・担当者名:栗林 【会社概要】 XTalent 株式会社 〒106-0047 東京都港区南麻布3 丁目20-1 Daiwa 麻布テラス5F 代表: 上原 達也 https://xtalent.co.jp/ ▪ワーキングペアレンツのためのハイクラス転職サービス『withwork 』: https://withwork.com/ ▪計測とトレーニングでDEI の理解・改善に伴走する『DEI コンサルティング』: https://dei.xtalent.co.jp/ 本レポートに関する お問い合わせ ワーキングペアレンツの転職意識調査2023 Copyright XTalent, Inc. All right reserved