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2024年度SecHack365 アシスタントを囲む会

2024年度SecHack365 アシスタントを囲む会

HiroyukiYagihashi

August 28, 2024
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  1. 八木 橋 拓之 / yagipy • 株式会社サイバーエージェント AI事業本部 アドテクDiv ProFit-X

    ソフトウェアエンジニア • 広告配信システム(SSP)の開発 • OSS開発 • maintidx (Owner) • ソースコードの保守性を計測する静的解析ツール • Althea (Owner) • 所有権付き参照カウントを備えたプログラミング 言 語 • golangci-lint (Maintainer) • Goの静的解析ツールをまとめて実 行 するツール • etc … @yagipy @yagipy_ 2
  2. 1 . 自身 の成果物について紹介 2 .7 月 時点のスライド 3 .開発の進め

    方 4 .重要視していた観点 5 .おまけ: プログラミング 言 語独 自 の有 用 性の出し 方 3
  3. 使 用 ライブラリ • https://github.com/yagipy/althea • inkwell • llvm-sys(LLVM C

    APIのbinding)のラッパー • structopt • オプションのハンドリング • codespan/codespan-reporting • エラーレポート 6
  4. 開発初期 • Kaleidoscope: Implementing a Language with LLVM • https://llvm.org/docs/tutorial/

    • 10 日 くらいでできる!プログラミング 言 語 自 作 入門 • https://essen.osask.jp/?a 2 1 _txt 0 1 • 低レイヤを知りたい 人 のためのCコンパイラ作成 入門 • https://www.sigbus.info/compilerbook 10
  5. ベースの実装が完成した後 以下 手 順で作成 1 . Altheaに欲しい機能をC 言 語で実装 2

    . 1で実装したソースコードからLLVM IRを出 力 (clangを使 用 ) 3 . 2で出 力 されたLLVM IRをLLVM Language Reference Manualを元に読み解 きつつAltheaに実装( 言 語仕様はここで考える) 後半はLLVM IRを直接書いて実装 11
  6. 重要視していた観点 • 課題が明確かつ重要か • 解決しようとしている課題が具体的に再現できているか( 手 元で再現できるコードなどがあるとベスト) • 課題が解決されることによって誰がどの程度有益か •

    競合はあるか(課題の解決策も含める) • ある場合 • 競合と 比 較して優れている点は何か • 優れている点はどういったユースケースで価値を発揮するのか • ない場合 • なぜないのか(競合調査が 足 りてないケースが多い) • 別のより良い解決策はないか(解決策が妥当か) • 川合ゼミの場合 • プログラミング 言 語でやる必要があるか(ライブラリなどで解決できないか) 13
  7. プログラミング 言 語独 自 の有 用 性の出し 方 • 主要なプログラミング

    言 語が提供している機能に着 目 する • 自 動メモリ管理(GCや所有権など) • グリーンスレッドやスレッド間通信 • ランタイム(スレッドスケジューリングなど) • 型システム • エラーレポート • プログラミング 言 語の構造に着 目 する • トークナイザーとパーサーは独 自色 を出しにくい&機能の差異を作りにくい • AST以後の処理は独 自色 を出しやすい 15
  8. 参考資料 • https://sechack 3 65 .nict.go.jp/achievement/ 2022 / • https://blog.yagipy.me/althea

    • https://blog.yagipy.me/sechack 3 65 -diary • https://github.com/yagipy/althea 17