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プロダクトデザイナーに学ぶ、『見る気が起きる』ダッシュボードの作り方 / Creating E...
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yamamoto-yuta
December 01, 2025
Design
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プロダクトデザイナーに学ぶ、『見る気が起きる』ダッシュボードの作り方 / Creating Engaging Dashboards: Lessons from Product Designers
primeNumber DATA SUMMIT 2025
Theater Session 登壇資料
https://primenumber.com/data-summit/2025
yamamoto-yuta
December 01, 2025
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Transcript
プロダクトデザイナーに学ぶ、 『⾒る気が起きる』 ダッシュボードの作り⽅ 2025.11.26 in DATA SUMMIT 2025 株式会社ヤプリ ⼭本 雄太
SPEAKER 開発統括本部 プロダクト開発本部 データサイエンス室 ⼭本 雄太 • 2023年に新卒⼊社 • dbt導⼊に際したリリースフロー構築、データカタロ
グ‧ドキュメント整備を担当 • コミュニティ運営にも携わらせていただいてます ◦ primeNumber User Group (pUG) ◦ dbt Tokyo Crew
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Yappli導⼊顧客向けにアナリティクスサービスを提供 ヤプリの製品 CMSレポート Yappli 管理画⾯に表⽰される レポート画⾯ Yappli Data Hub アプリ内の⾏動データや属性データを
ユーザ単位で分析を可能にする データ連携サービス Yappli Analytics アプリログを網羅した分析や、 機能別に特化した分析が可能な ダッシュボード 無償 有償
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「データ」の話も、 「AI」の話も 全然しません❌
「デザイン」の話をします
Yappli導⼊顧客向けにアナリティクスサービスを提供 ヤプリの製品 CMSレポート Yappli 管理画⾯に表⽰される レポート画⾯ Yappli Data Hub アプリ内の⾏動データや属性データを
ユーザ単位で分析を可能にする データ連携サービス Yappli Analytics アプリログを網羅した分析や、 機能別に特化した分析が可能な ダッシュボード 無償 有償
今年8⽉にビジュアルアップデート ? (後でお⾒せします)
プロダクトデザイナー(PdD)による再デザイン
PdD⽬線でのダッシュボード作りが とても勉強になったので、その学びを共有します!
みなさんのダッシュボードを振り返るきっかけに なれば嬉しいです!
INDEX ⽬次 1. PdD⽬線で⾒たダッシュボードの課題点 2. どう改善したか? 3. PdD⽬線だからできた「データ可視化の⼯夫」
PdD⽬線で⾒た ダッシュボードの課題点
担当PdDに訊きました
Yappli Analyticsを初めて⾒た時、 どう思いましたか?
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⽔⾊だなぁ…
弊社のブランドカラーをただ使っているだけで、 ⾊に重要度が設定されていない →本当に重要な箇所がどこなのか分かりにくい…
セクション名 ページタイトル コントロールの輪郭線 区切り線 グラフ 注釈 弊社のブランドカラーをただ使っているだけで、 ⾊に重要度が設定されていない →本当に重要な箇所がどこなのか分かりにくい…
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セクション名 ページタイトル グラフ
図表を置いただけ ⾒る⼈のことをしっかり考えきれてなさそう…
サマリー的な情報が 真っ先に⽬に⼊る位置(左上)に 置かれていない →⾒⽅‧⾒る順番が分からない
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② 続いて、詳細 ① まず、サマリー
⾔葉が難しい… これでYappli顧客に通じるんだろうか…
データ分析⽤語‧業界⽤語を使⽤ →Yappli顧客が精通しているとは限らないので伝わらない
Yappli Analyticsを初めて⾒た時の感想 • ブランドカラーをただ使っているだけで、⾊に重要度が設定されていない → 本当に重要な箇所がどこなのか分かりづらい • サマリー的な情報が真っ先に⽬に⼊る位置に置かれていない → ⾒⽅‧⾒る順番が分からない • データ分析⽤語‧業界⽤語を使⽤
→ Yappli顧客が精通しているとは限らないので伝わらない
どう改善しましたか?
前提:PdDへ伝えた制約条件 • 図表の仕様変更などは⾏わず、⾒た⽬の変更だけに留める ◦ そこまで変更してしまうと、顧客やCSMの業務への影響が⼤きすぎるため • ページサイズは変えてOK ◦ ダッシュボード誕⽣当初は印刷‧PDF化して使うシーンを考慮してページサイズを決めていた が、数年運⽤してみてそんなシーンは発⽣しなかったことが分かった
どう改善しましたか?
? こうしました!
こうしました!
Before After
どう改善したか? をお伝えします!
ブランドカラーは 要所だけに絞る
ブランドカラーは要所だけに絞る →「どんなページ?」が直感的に分かるように メニュータイトル ページタイトル グラフの線
他の⾊は、弊社でよく使っている⾊をベースに 背景カラー‧アクセントカラーを選定 メニュー背景 前回値からの増減量 ページ背景⾊
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サマリー的な情報は 真っ先に⽬に⼊る場所に配置
サマリー的な情報は真っ先に⽬に⼊る場所に配置 →「⾒る順番」を意識する ② 続いて、詳細 ① まず、サマリー
業界⽤語などをあえて使わず、 直感的にわかりやすい⾔葉を選択
業界⽤語などをあえて使わず、直感的にわかりやすい⾔葉を選択 →Yappliで初めてデータ分析に⼊⾨される⽅にも親しみやすく セッション回数 平均セッション時間 セッションあたりの平均スクリーンビュー
使えるスペースが増える = 情報設計の⾃由度が上がり、⾒やすさUP↑ ⾒せたい情報を⼤きく 余⽩を⼗分に取って、 情報をグルーピング ページサイズを拡⼤
改善ポイント • ブランドカラーは要所だけに絞る → 「どんなページ?」が直感的に分かるように • サマリー的な情報は真っ先に⽬に⼊る場所に配置 → 「⾒る順番」を意識する • 業界⽤語などをあえて使わず、直感的にわかりやすい⾔葉を選択 → Yappliで初めてデータに触れる⽅にも親しみやすく
• ページサイズを広くすると、使えるスペースが増える = 情報設計の⾃由度が上がり、⾒やすさUP↑
< 学び💪 > 「データ可視化の⼯夫」以外でも ダッシュボードの利⽤体験は向上できる!
PdD⽬線だからできた 「データ可視化の⼯夫」
「データ可視化の⼯夫」にも PdD⽬線が活きた
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• Yappliが持つ年間180億件以上の膨⼤な⾏動データと照合 • セッション数、PV数などを全Yappli製アプリの中で相対⽐較 → 約900アプリの中での⾃アプリの⽴ち位置が分かる!
ベンチマークの⾒⽅
ベンチマークの⾒⽅ 指標の値
ベンチマークの⾒⽅ 四分位のどの区分に属しているか? 四分位の各境界値
ベンチマークの⾒⽅ 四分位のどの区分に属しているか? 四分位の各境界値 PdD「⾒⽅が難しい…😣」
ベンチマークの⾒⽅ どっちが⾼い/低いのか分かりづらい… (例: 上位25%の区分は左端/右端どっち?)
ベンチマークの⾒⽅ ⽬盛の⾒⽅で混乱しやすい… (例: 「“75%”の”87.8%”って何…?」)
ベンチマークの⾒⽅ ⾔葉が難しい…
どう改善する?
PdDが考えた改善⽅針 • ベンチマークページで⼀番⼤切なことは? → ⾃アプリの「ポジション」が分かること • それに対して、現状の(デザイン設計上の)課題は? → 「数値」にフォーカスされている 「ポジション」にフォーカスされていない
PdDが考えた改善⽅針 • ベンチマークページで⼀番⼤切なことは? → ⾃アプリの「ポジション」が分かること • それに対して、現状の(デザイン設計上の)課題は? → 「数値」にフォーカスされている 「ポジション」にフォーカスされていない • 「ポジション」が最初に伝わるようにする
• 視覚表現でポジションの「⾼い/低い」を表現する ◦ テキストで意味を補完しすぎない
様々なデザイン検討🙏
再デザインされたベンチマーク
Before After
再デザインされたベンチマーク
再デザインされたベンチマーク 「ポジション」を 最初に⽬に⼊る位置に!
再デザインされたベンチマーク ⾼い/低いが直感的に 分かるように!
再デザインされたベンチマーク ⽬盛は境界値のみ
再デザインされたベンチマーク 7⽇以内再訪率 ⾔葉も分かりやすく
再デザインされたベンチマーク 理解しやすくなった!🥳
PdD⽬線ナシでは出せなかった可視化⽅法
得られた学び💪 • このページ‧図表で⼀番⼤切なことは何か? • それを伝えるためには、何にフォーカスしてデザインを設計すべきか? を意識する
まとめ
まとめ • 「データ可視化の⼯夫」以外でもダッシュボードの利⽤体験は向上できる ◦ ⾊に重要度を設定する ◦ ⾒る順番を意識して図表を配置する ◦ ダッシュボード利⽤者にとって分かりやすい⾔葉を選ぶ •
PdD⽬線で考えることで「データ可視化の⼯夫」もレベルアップできる ◦ このページ‧図表で⼀番⼤切なことは何か? ◦ それを伝えるためには、何にフォーカスしてデザインを設計すべきか?
補⾜:デジタル庁がガイドラインを公開中 https://www.digital.go.jp/resources/dashboard-guidebook
みなさんのダッシュボードを振り返るきっかけに なれば嬉しいです!
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