Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロダクトバックログリファインメントで 健康にごはんを食べよう
Search
yattom
May 21, 2020
Business
1
1.5k
プロダクトバックログリファインメントで 健康にごはんを食べよう
スクラムのプロダクトバックログリファインメントのアプローチについてのスライドです。
yattom
May 21, 2020
Tweet
Share
More Decks by yattom
See All by yattom
テストのスライド(内容なし)
yattom
0
58
チームで壁をひとつ越えるためにインテグラル理論を使ってみよう
yattom
1
430
ペアプログラミング復習スライド
yattom
0
480
TDD Boot Camp 2020 Online #1 基調講演/ライブコーディング 復習
yattom
0
360
モブプログラミング 復習スライド
yattom
0
300
アジャイルとスクラムとは ~価値、原則、プラクティス~
yattom
0
14k
テストの自動化とテスト駆動開発
yattom
37
16k
アジャイルの風味をお持ち帰り
yattom
1
300
Happy! Lucky! XP!
yattom
4
1.5k
Other Decks in Business
See All in Business
pmconf2024 意思決定の質とスピードを上げるドキュメントの極意
issei123
1
6.5k
ダイナミックプラス株式会社 CompanyDeck20241201
plus0601
0
200
KRAF Impact Report 2024(日本語版)
kraf
0
210
re:Infrastructure_for the NextGen AI/ML and Beyond
ichichi
0
150
WHITE CROSS inc. - Recruiting deck
yutanagahata
2
9k
株式会社miibo|採用デック
natsumidnx
0
140
経営に囚われ_現場が見えなくなってしまったPMの奮闘記.pdf
akihiro0038
2
6k
GA technologies Co.,Ltd. Corporate Story
gatechnologies
2
910
株式会社カオナビ】会社紹介資料 for business / kaonavi/introduction-for-business
kaonavi
0
100
20241211_CMCNagoya_9
hideki_ojima
0
400
株式会社JMDC データウェアハウス開発部 採用ピッチ資料
jmdc
3
1.2k
アークエルテクノロジーズ株式会社 会社説明資料
aakel
0
120
Featured
See All Featured
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
326
24k
Code Review Best Practice
trishagee
65
17k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
22
1.2k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
17
2.2k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
29
2k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
73
9.1k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
33
2.4k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
341
39k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
88
5.7k
Transcript
プロダクトバックログ リファインメントで 健康にごはんを食べよう やっとむ Copyright(C)2020 やっとむ、合同会社やっとむ屋
プロダクトバックログリファインメント プロダクトバックログに含まれるアイテムに対して、詳細の追加、見積り、並び替えをす ることを、プロダクトバックログのリファインメントと呼ぶ。これはプロダクトオーナーと開 発チームが協力して行う継続的なプロセスである。プロダクトバックログのリファインメン トによって、アイテムのレビューと改訂が行われる。いつどのようにリファインメントをする かは、スクラムチームが決定する。リファインメントは、開発チームの作業の 10%以下に することが多い。 (『スクラムガイド 2017年10月』)
DEEPなプロダクトバックログ よくできたプロダクトバックログには、共通す る特徴がある。…それを「DEEP」と名付け た。…適切な詳細度(Detailed appropriately)、創発的(Emergent)、見積も り(Estimated)、優先順位(Prioritized)の頭文 字を取ったものだ。 (『エッセンシャル・スクラム』pp.97-99)
開発チームとベロシティ 実績 未来 イ マ コ コ スプリント5 10pt スプリント6
9pt スプリント7 12pt スプリント8 10pt スプリント9 8pt スプリント10 4pt スプリント11 13pt PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
開発チームとベロシティ スプリント5 10pt スプリント6 9pt スプリント7 12pt スプリント8 10pt スプリント9
8pt スプリント10 4pt スプリント11 13pt PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 足らない 大きすぎ 実績 未来 イ マ コ コ
実績 未来 イ マ コ コ 開発チームとベロシティ スプリント5 10pt スプリント6
9pt スプリント7 12pt スプリント8 10pt スプリント9 8pt スプリント10 4pt スプリント11 13pt PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 足らない 大きすぎ リファインメントでPBIを作る、見つける、READYにする リファインメントで分割する
開発チームはちゃんとごはんを食べたい スプリント5 10pt スプリント6 9pt スプリント7 12pt 今日の ごはん 明日の
ごはん あさっての ごはん 明明後日の ごはん PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 実績 未来 イ マ コ コ
開発チームはちゃんとごはんを食べたい スプリント5 10pt スプリント6 9pt スプリント7 12pt 今日の ごはん 明日の
ごはん あさっての ごはん 明明後日の ごはん PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 足りない! 調達しないと! 実績 未来 イ マ コ コ
開発チームはちゃんとごはんを食べたい スプリント5 10pt スプリント6 9pt スプリント7 12pt PBI PBI PBI
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 今日の ごはん 明日の ごはん あさっての ごはん 明明後日の ごはん 実績 未来 イ マ コ コ
開発チームはちゃんとごはんを食べたい スプリント5 10pt スプリント6 9pt スプリント7 12pt PBI PBI PBI
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 生だ! 食べられない! 今日の ごはん 明日の ごはん あさっての ごはん 明明後日の ごはん 実績 未来 イ マ コ コ
よくあること • 直近のスプリントのPBIが足らない ◦ 考案しないと ◦ フィードバックを集めないと ◦ 先のやつを持ってこないと •
PBIが大きすぎる、準備ができていない ◦ 分割しないと ◦ スパイクしないと ◦ ステークホルダと調整しないと いずれにせよ時間とパワーが必要 → リファインメントで発見、解消しよう
リファインメントのやり方は多様 わたしが目にした例: • スプリント中、定期的にPO+開発チームでミーティングをする ◦ 開発チームの全員/一部のメンバーだけ参加する • 不定期にPOが呼びかけてミーティングする • 調査事項を開発チームが持ち帰る
◦ 調査時間もリファインメントの時間あつかい • POがステークホルダを呼んでアイデアを出してもらう ◦ スプリントレビューの補助的な位置づけ • 直近のPBIを考える回と将来の見通しを考える回を分ける ◦ そうしないと直近の話しかできなくて。。。という工夫 • POが自分でやらないといけないことを整理する • 開発チームが自主的にPBIを出す
開発チームがどれくらい関わるのか ― 考え方のヒント プロダクトの状況に応じて、学 びを優先するのか、デリバ リーを優先するのか、バランス が変化する。 POが大変なら開発チームも 手伝って、スクラムチーム全 体として「前に進む」ようにす
ればよい。 ただし、学びも進捗であると見 えるよう透明化しないと、開発 チームが働いていないように 見えてしまう。 “Passionate Product Leadership Course Guide” Jeff Patton https://www.jpattonassociates.com/handouts/
見える化のアイデア すぐに来るREADYな PBIたち スプリント スプリント スプリント スプリント スプリント 準備期間 必要な作業
開発までに準備が 必要なPBIと 開発の見積もり 準備期間 必要な作業 途中で発生する開発チームのやること 開発チームにも 準備を手伝ってほしい たいへんなPBI ここでPBIが足りなく なりそうだな。。。 未来 イ マ コ コ
見える化のアイデア 未来 イ マ コ コ スプリント単位 月単位 四半期単位 リファインメントで
準備すること 長期的な準備、調整 事業計画、パートナーシップ、 組織づくり リードタイムが 必要なPBI スクラムチーム外の作業や準備、ス テークホルダとの調整が必要な PBI 戦略やビジョン
見える化の例 GoogleDrawingで 作って毎週更新、 「作戦会議」と呼ん でいる