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freeeのQA組織の現在地とこれから-freee技術の日2025
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ymty
December 05, 2025
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freeeのQA組織の現在地とこれから-freee技術の日2025
freee技術の日2025の登壇スライド
ymty
December 05, 2025
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Transcript
freeeのQA組織の現在地と これから ymty(ゆもつよ) 2025年11⽉30⽇
ymty(ゆもつよ) 横断QA部 部⻑ ▼略歴/Brief History 1991.03 ~ ⼤学卒業 2013に社会⼈⼤学院⽣になり2018 年に博⼠号取得(⼯学) 1991.04
~ 社会⼈スタート テスター、テストリード、テスト マネージャー、テストツールプリセー ルス、テストコンサルタント etc. 今⽇に⾄るまでテストの仕事⼀筋 2019.07 ~ フリー株式会社 ▼趣味/Hobby ‧ビール⇨⼈間ドックの前⽇以外毎⽇飲む ‧エレキギターの練習:週末練習してる ‧好きな⾷べ物:⽇本そば
⽬次 1. freeeのQA組織と事業環境 2. なぜ組織を変えたのか?(旧体制の課題) 3. 新体制の狙いと乗り越えるべき課題と対策 4. これからのfreee
QA組織
01 freeeのQA組織と事業環境
5 freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、 統合型経営プラットフォームを開発‧提供し、 だれもが⾃由に⾃然体で経営できる環境をつくっていきます。 起業やビジネスを育てていくことを、もっと魅⼒的で気軽な⾏為に。 個⼈事業や中⼩企業などのスモールビジネスに携わるすべての⼈が、 じぶんらしく⾃信をもって経営できるように。 ⼤胆にスピード感をもってアイデアを具現化できるスモールビジネスは、 今までにない多様な価値観や⽣き⽅、
新しいイノベーションを⽣み出す起爆剤だと私たちは考えています。 スモールビジネスが⼤企業を刺激し、社会をさらにオモシロク、 世の中全体をより良くする流れを後押ししていきます。 Mission スモールビジネスを、世界の主役に。
6 だれもが⾃由に経営できる 統合型経営プラットフォーム。 だれもが⾃由に⾃然体で経営できる環境をつくるために、「統合型経営プラットフォーム」を開発‧提供します。 バックオフィス業務を統合することで、⾃動化と業務全体の効率化。さらに経営全体を可視化することで、 これまでにないスマートかつ最適なアクションまで実⾏できるプラットフォームへと進化させていきます。 また外部サービスとも連携したオープンプラットフォームとして、多様なビジネスニーズに対応。 ユーザーネットワークの中における相互取引の活性化も強化していきます。 プラットフォームの提供のみならず、スモールビジネスに携わる⼈の環境そのものを
より良くしていく取り組みを⾏うことで、世の中の変化を促します。 Vision
2019年 6月期 2020年 6月期 2017年 6月期 2018年 6月期 2021年 6月期
有料課⾦ユーザー企業数(件) 有料課⾦ ユーザー企業数(1)は 約 60万事業所 2022年 6月期 45.1万 2023年 6月期 ※(1) 2025年3⽉末時点。有料課⾦ユーザー企業数には個⼈事業主を含む 37.9万 29.3万 22.4万 16万 12.1万 8.3万 ユーザー基盤拡⼤に向けた取り組み 54.7万 2024年 6月期
ポイント • プロダクト数、規模が急拡⼤している。それぞれのプロダクトはステー ジが異なり、状況を理解して最適にQA活動することが必要となる。 • 「統合型」 ゆえにプロダクト間の連携機能が多く、QAの難易度が⾮常に ⾼い 。
QA(Quality Assurance)エンジニア 開発したプロダクトが「お客さんに使ってもらってOKだ!」 ってわかる情報提供をするエンジニアたち
freee QAのミッション‧ビジョン ミッション ◦ 起こしちゃいけないハッピーが起きにくい体質にすることでマジ価値※を継続的に届け続ける ※マジ価値:ユーザーにとって本質的に価値があると自信を持って言えること ◦ ▪ 込めた意志
• 当たり前品質にフォーカス。品質という⾔葉は広くいろいろやると中途半端に なってしまうので、どこに⼒を⼊れていくかが重要 • 起きにくくするために品質をプロセスやマインドに組み込むのが重要 • リリーススピードにこだわりたい。継続的にマジ価値を届けていくことが重要 ビジョン ◦ 当たり前品質の⾼速フィードバックの実現 ▪ どのフェーズでも⽬指すべき品質とのGAPを⾼速フィードバックすることで、 ⼿戻りがなく⾼頻度にユーザに価値を届けられるようにしていく
もっと速く、もっと⼿前で! 仮説定義 課題整理 設計 実装 テスト コード レビュー リリース 効果測定
振り返り QA テスト フィードバック フィードバック フィードバック フィードバック QAテストもフィード バックの⼀つ もっと速く、 もっと⼿前で!!
Act faster, Align earlier! Val. Hyp. Design Dev. Testing Code
Review Release Impact Msmt. &Retro. QA Testing Feedback Feedback Feedback Feedback QA testing is a form of Feedback Act faster, Align earlier!
仮説定義 課題整理 設計 実装 テスト コード レビュー リリース 効果測定 振り返り
QA テスト フィードバック フィードバック フィードバック フィードバック QAテストも フィードバック の⼀つ もっと速く、 もっと⼿前で! freee QAの活動の特徴 ※重篤度:Severity ➢ 事象のひどさであり、ユーザーのもと で発⽣してはいけない度合いを⽰す • リリース頻度が⾼いので、リスクベースドテストを中⼼に⾏っている ◦ 各プロダクト、サービスごとに重篤度:Severity※を定め、開発チーム全体で認識をあわせている ◦ 重篤度が高い事象が起きる可能性(リスク)があるかを話し合い、高いリスクを確実に潰すようにテストする • QAエンジニアが上流⼯程から参加している ◦ QAエンジニアが各開発チームにアサインされているため、企画段階から関わり、さまざまな意見を言い合える環 境がある ◦ ドメイン知識のない領域にチャレンジするメンバーも少なくないため、開発チームで勉強会を開催するなど、チー ムで知識を高めていく活動も盛ん • リグレッションテストを⾃動化し、QAエンジニアも⾃動テストをコーディングし て活⽤している ◦ Playwrightなどいくつかのオープンソースを活用してfreee独自のテストフレームワークを構築している
freee QAの軌跡 - QAチーム誕⽣ - ⾃動E2Eテスト運⽤開始 - 不具合データをJIRAに⼀ 元化 -
品質KPI誕⽣ - リスク洗い出し会の運⽤ 開始 - 網羅的テストから⽬的重 視のテストチャーターへ - 全プロダクトの重篤度を 定義 - SEQチーム誕⽣ - ジュニア採⽤と育成体制構築 - QAテストプロセス標準化 - グローバルQA誕⽣ - 新卒QA採⽤開始 - 品質企画が誕⽣ 仮説定義 課題整理 設計 実装 テスト コード レビュー リリース 効果測定 振り返り QA テスト フィードバック フィードバック フィードバック フィードバック QAテストも フィードバック の⼀つ もっと速く、 もっと⼿前で!
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ポイント • このミッション/ビジョンを、急拡⼤する組織と複雑化するプロダクト の中でどう実現していくか? が我々の問い
02 なぜ組織を変えたのか?(旧体制の課題)
[歴史]QAのテスト実⾏体制の考え⽅の変遷 開発チー ム 開発チー ム 開発チー ム 開発チー ム
プロダクト プロダクト B P B P ア ミー ゴ B P B P B P ア ミー ゴ FTE FTE BP管理 2019年10月頃まで 派遣型組織 FTE JM 自分ごと感ス ピード感の欠 如 からの脱却 開発チー ム 開発チー ム 開発チー ム 開発チー ム プロダクト プロダクト B P B P B P B P FTE FTE 2019年11月頃から 一体型 ア ミー ゴ B P ア ミー ゴ FTE JM
[歴史]テストするだけのチームからの脱却を⽬指した • ミッションとビジョンの定義 ◦ ミッション ▪ 起こしちゃいけないハッピーが起きにくい体質に することでマジ価値を継続的に届け続ける ◦
ビジョン ▪ 当たり前品質の⾼速フィードバックの実現 ・定義、尺度を決定(目線合せ) ・集計、計測 ・(QAとしての)テスト実施 ・技術的負債の解消 ・仕組み化、ツール活用 ・標準(アウトプット定義) ・(開発者自身による)テスト、レビュー ・報告(テストや計測結果) ・障害/ハッピー振り返り ・対策立案 ・周知 このサイクルで品質をよくしていくカルチャーの定着 QAは、まだまだリリース直前のテストにほとんどの工数を使っている リリース直前にはテストがほとんど終わっているようにQAをしていく 仮説定義 課題整理 設計 実装 テスト コード レビュー リリース 効果測定 振り返り QA テスト フィードバック フィードバック フィードバック フィードバック QAテストもフィー ドバックの一つ もっと速く、もっと手前で!! 開発 QAによる テスト実行 本番リリース 現状 開発完了 QA完了 開発 QAによるテスト実行 本番リリース 目標 開発完了 QA完了 QAがテスト以外の方法で品質向上に寄与 テスト開始を早める
[歴史]テスト数は激減し、より多くのハッピーを検出できるように! QAが参画する案件数 3.6倍 テスト数80%削減 QAハッピー検出数 2.9倍
[歴史]FY20-FY25の各指標の変化(⽐率)
[歴史]FY20-FY25のWebの全サービスの⾃動テスト実⾏回数 2025年11月11日時点 10/20-12/31の実績 から推定 2025年11⽉11⽇時点で、テストファイル数は約1000
[歴史]FY22-FY25のQAエンジニアの成⻑
[歴史]旧体制(2022年頃) • 組織図上の位置 ◦ 開発組織のいち部署 • QA組織の中のグループと主な担当領域 ◦ QA1(財務会計)
◦ QA2(債権債務、外部連携) ◦ QA3(A-SaaS) ◦ QA4(モバイル、各基盤、公式APIなど) ◦ QA5(⼈事労務、グローバル開発) ◦ SEQ QA部 QA SEQ 横断で基盤を開発 ・自動テスト基盤の 開発・運用 ・テスト環境の開発 プロダクト別で担当 ・品質可視化・課題特定 ・リスク洗い出し ・テスト計画/設計/実行
[歴史]QA三年⽅針(2022-2024) 起こしちゃいけないハッピーが起こりにくい体質にすることで マジ価値を継続的に届け続ける 当たり前品質の高速フィードバック 重篤度高以上のハッ ピー減らす ミッション ビジョン 課題
人材の流動により ノウハウを貯めていけ ない QAの品質/生産性をUPさせる ための可視化/企画ができてい ない 力をいれるべき ところにリソース 集中できない 方針 内製化 品質企画 立ち上げ 標準化 課題 かつてない 規模の採 用 方針 ジュニア中 心採用 育成体制 構築 フィードバック にかかる時 間を減らす 最初の3年はここ を組織として優先 的に行う QAが入っていな いリリースからの ハッピー流出 リグレッションテ スト自動化の普 及 もっと手前で フィードバック
三年間で取り組んだことと、もっと⽬指すべきこと • 取り組んだこと ◦ 標準化、⼈材育成 ▪ QAセルフスキルアセスメント ▪ QAオンボーディング
▪ QA標準プロセス ◦ 品質企画 ▪ 重篤度と障害レベル ▪ 品質⽬標KPI(障害削減) ◦ リグレッションテスト(SEQが実施) ▪ SeleniumからPlaywrightへ移⾏ ▪ APItests普及 ▪ カバー率の計測 • もっと⽬指すべきこと ◦ freeeのミッションを最速で実現できるチームを理想ドリブンで⽬指す ◦ QAのミッション‧ビジョンを実現するためには、Whole QAの概念が重要 ※WholeQA ➢ 各⼯程( = みんな)で品質よくするぞ! ▪ 松プラン(開発各⼯程で品質確保の活動を⾏い、 ボトルネック解消) ▪ ⽵プラン(要求要件定義と、みにポチ会で速く品 質の良い開発を⾏う) ▪ 梅プラン(重篤度⾼の案件にQAリソースを集中さ せるためにQA参画要否判断をする)
03 現体制の狙いと乗り越えるべき課題と対策
現体制(2025年7⽉から) エンジニアリング基盤事業部 プロダクト組織 プロダクト組織 XX開発部 横断QA部 プロダクトQA ‧品質可視化‧課題特定 ‧リスク管理
‧テスト設計/実⾏ 品質企画&SEQ ‧開発全体でやるべきこ とをQAでやるべきことに 解釈して横展開 - AI駆動QA - 品質⽬標KPI ‧採⽤、育成、評価 プロダクトQA(基盤) ‧品質可視化‧課題特定 ‧リスク管理 ‧テスト設計/実⾏ 同じOKRを追って、理解しあった上で最適なアプローチを考えていく
このQA体制での狙い=WholeQA • プロダクトへのコミットメント強化: ◦ QAがプロダクト組織の⼀員となり、プロダクトのOKRとQA活動が直結。 ◦ 「もっと速く、もっと⼿前で!」 のフィードバックループ を、プロダクト内で完結させや
すくなった。 • 迅速な意思決定: ◦ 品質に関する議論と判断がプロダクト内で完結し、開発スピードが向上。 • 専⾨性の分化と深化: ◦ プロダクトQAは「ドメイン知識」を深化、横断QAは「QA技術(WholeQA各プランの適⽤、 テストアーキテクチャやAI)」の事例を取り上げ、横展開する分業体制を⽬指す。 昨年度、財務会計でこの組織体制にして、多くのよい実績があった!
乗り越えるべき課題(採⽤、育成、評価) • ①QAとしての期待値‧評価にばらつきがでるリスク => 「QAのIM期待値の⾔語化」と「キャリブレを⼀緒に実施」 • ②今までよりも横断的な動きがしにくくなるリスク ◦ 中途採⽤/新卒採⽤
=> 今まで通りQAみんなで総⼒戦。 ◦ 流動性 => プロダクトQAの中での流動性確保、そのほかはエンジニアと同様の異動戦国を予定 ◦ 品質⽬標KPI(障害削減のための指標)遵守 => 全QA共同OKR推進担当を決めて、定例で状況共有を実施 ◦ 技術⼒強化AI駆動QAを全QAへ浸透 => AI駆動QAチーム新設(今⽇の16:35-KATARIBAステージでのrenさんの発表聞いて!)
04 これからのfreeeのQA組織
今年度のQA組織の⽅針 リソースの選択と集中 → 全プロダクト • QAの関与にメリハリをつける、ちょうどいい品質への⽬利き ◦ Whole QA梅プラン(QAやるやら判断チャート) →施策のためにAI活⽤ 開発⽣産性にマッチしたQAをする → ネクスト領域 •
提供したい機能をより早くリリースできる ◦ Whole QA松⽵プラン、テストアーキテクチャー →施策のためにAI活⽤ リリースが増えても安⼼して使ってもらえる品質のプロダクトであり続ける → コア領域 • ターゲット層の満⾜が得られるちょうどいい品質(メインストリーム層、エコサイクル(会計事務所の顧問先)) ◦ 障害、ハッピーから学ぶ(障害DeepDive) →施策のためにAI活⽤ • リリースが増えても障害が増えない(チャーン削減に貢献) ◦ リグレッションテストカバー率向上(Playwright,runn) →施策のためにAI活⽤ freee flywheel →統合体験のための全プロダクト ◦ ENGとQAが同じ⽬標を追って、理解しあった上で最適なアプローチを考えていく組織 (サイロ化にならないように越境も推奨) →今回の組織再編はこの効果も狙っている ◦ flywheelの動⼒源を全⽅位的に⼈⼒からAIにシフト → 施策のためにAI活⽤
05 まとめ
背景 • プロダクト数、規模が急拡⼤している。それぞれのプロダクトはステージ が異なり、状況を理解して最適にQA活動することが必要となる。 • QAのミッション/ビジョンを、急拡⼤する組織と複雑化するプロダクトの中 でどう実現していくか? が我々の問い •
freeeのミッションを最速で実現できるチームを理想ドリブンで⽬指しなが ら、QAのミッション‧ビジョンを実現するためには、Whole QAの概念が重 要なので現在の組織体制になった
「分離」のメリットと「横断」による課題解決 • 課題:組織の急拡⼤とプロダクトの複雑化 ◦ [分離 (プロダクトQA)] → 各プロダクト配属へ ▪
メリット: コミットメント強化、迅速な意思決定 • 新しい課題:サイロ化、評価のバラつき、横断技術の推進 ◦ [横断 (横断QA部)] → 新課題を解決 ▪ 対策: 採⽤‧育成‧評価の「標準化」、技術(AI駆動QA)の「横展 開」
良い品質を〜
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