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エキスパートRails基礎

yokoto
August 03, 2020

 エキスパートRails基礎

20200803社内勉強会資料。

yokoto

August 03, 2020
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  1. Railsの考え方を深く理解するための、 アプリケーションとアーキテクチャに関する用語 1. ドメイン - アプリケーションが対象とする問題領域 - 例)ユーザー、求人、物件、etc 2. ドメインモデル

    - ドメインの構成概念に関連する属性と振る舞いを持ったオブジェクト - 例)User(id:, name:, email:, telephone:) 3. アクティブレコード - ドメインモデルとデータベースを対応付けるライブラリ - テーブル => クラス - レコード => クラスのインスタンス - カラム => インスタンスの属性
  2. 単一責任の原則 - オブジェクト指向設計のための5つの設計原則である『SOLID』のS - Single Responsibility Principle(単一責任の原則) - Open-Closed Principle(オープン・クローズドの原則)

    - Liskov Substitution Principle(リスコフの置換原則) - Interface Segregation Principle(インターフェース分離の原則) - Dependency Inversion Principle(依存関係逆転の原則) - クラスやメソッドを1文で説明できる - クラス(オブジェクト)が担う責任は1つに限定すべきである - クラスを変更するときの理由付けは、1つしかあってはならない - 1つのクラスは1つの仕事しかしない
  3. サービスオブジェクト導入時のポイント - モデルに実装すべきロジックまで実装しない - オブジェクトの属性の値を直接参照・更新しているような箇所があれば、その 操作を対応するモデルのインスタンスメソッドとして定義すべきではないか考え る。 - イベント(create, destroyなど)の見落としがないか確認する

    - ロジックではなくイベントに注目して実装する場合、サービスオブジェクトではな くイベントを表現するモデルを導入する。 - サービスオブジェクトを実装するクラスの名前は、ある1つのドメインロジックを指す ものにし、このロジックを実行するためのクラスメソッド を1つだけ公開する - サービスオブジェクトを肥大化させないようにする - 例)callメソッド
  4. PORO(Plain Old Ruby Object) - ActiveRecordを継承しないふつうのオブジェクトのこと - services/配下に作成するサービスオブジェクトもPOROと言えるが、models/ 配下にPOROを作成するルールの現場もあるっぽい -

    Railsの太ったモデルをダイエットさせる方法について - 俺が悪かった。素直に間違いを認めるから、もうサービスクラスとか作る のは止めてくれ - ドメインモデルを記述するディレクトリとして、models/、services/以外にfinder/、 validator.、callback/、parameter/などを作成する現場もあるっぽい - Railsでやってしまいがちな保守性を下げてしまうコードとその解決策