Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
React Queryは非同期の状態管理ライブラリだ
Search
ytaisei
July 13, 2023
Technology
2
1.4k
React Queryは非同期の状態管理ライブラリだ
HRBrain Fly High #4 -Frontend-にて使用した資料
ytaisei
July 13, 2023
Tweet
Share
More Decks by ytaisei
See All by ytaisei
TanStack Routerで型安全かつ効率的なルーティングを実現
ytaisei
4
690
BunがCommonJSをサポートする理由
ytaisei
2
120
TanStack Router SPA開発の選択肢になるか(+TanStack Query)
ytaisei
1
660
【2023】SWR vs TanStack Query
ytaisei
1
1.3k
アウトプットが与える影響 〜価値を最大化するための学習サイクル〜
ytaisei
2
1.6k
OpenAPIコード生成ライブラリを 『Orval』に移行した理由
ytaisei
1
2.6k
Other Decks in Technology
See All in Technology
M5stackで使用できるpHセンサの開発
shinrinakamura
1
300
能動学習のいろは:書籍「Human-in-the-Loop機械学習」3〜5章
hiroyoshiito
0
260
複雑なビジネスルールに挑む:正確性と効率性を両立するfp-tsのチーム活用術 / Strike a balance between correctness and efficiency with fp-ts
kakehashi
5
2.7k
cgroup v2 で何が変わったのか / TechFeed Experts Night #28
tenforward
2
140
データ分析力を高めるSQL研修サービス『SQL Everyone』
hikarut
1
300
中年男性がメインフレームから クラウドへキャリアシフトしてみた
uechishingo
1
450
20240509 CloudWatch でいろいろなものを監視してみよう
masaruogura
1
110
Rustで「プリズモイダル法」を利用して「土量計算」をガチでやる
nokonoko1203
1
370
個人のAWSアカウントをマルチ運用してみた
miura55
2
280
Shinagile 2024
kawaguti
PRO
1
110
ハードウェアを動かすTypeScriptの世界
9wick
2
1.1k
ルーターでプレゼンする
puhitaku
1
3.4k
Featured
See All Featured
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
80
44k
Creatively Recalculating Your Daily Design Routine
revolveconf
211
11k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
273
22k
Faster Mobile Websites
deanohume
300
30k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
238
11k
Web development in the modern age
philhawksworth
203
10k
Atom: Resistance is Futile
akmur
260
25k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
43
6.8k
5 minutes of I Can Smell Your CMS
philhawksworth
199
19k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
261
12k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
501
140k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
15
1.6k
Transcript
React Queryは非同期の 状態管理ライブラリだ HRBrain 長期インターン 安井大晟
自己紹介 01. 02. 03. 04. 05. 状態管理の種類 Client State vs
Server State 非同期の状態を 管理する キャッシュを 管理する Table of contents
自己紹介 01.
経歴 2019年 早稲田大学教育学部入学 2021年 42Tokyo入学 プログラミングを始める 2022年 技育展優秀賞 2022年 HRBrain長期インターン開始 2023年 春のJavaScript祭りLT登壇 2023年 社内Qiita Engineer Festa運営中
02. 状態管理の種類
Reactの状態には 何種類ある? Redux Context API Recoil jotai useState React Query
SWR
A. 3種類
株式会社ナレッジワークよしこさんの 記事をお借りします
Client State Global State Server State Reactの状態には3種類ある 各Component内で 管理される状態 ページをまたいで
保持し続ける 必要のある状態 サーバーデータ のキャッシュ
Client State Global State Server State Reactの状態には3種類ある UIの状態 トースト表示 APIレスポンス
Client State Global State Server State Reactの状態には3種類ある UIの状態 トースト表示 APIレスポンス
クライアントの状態 サーバーの状態
本来、サーバーの状態は クライアントの状態と 分けて管理されるべきである
Client State Global State Server State Reactの状態には3種類ある UIの状態 トースト表示 APIレスポンス
クライアントの状態 サーバーの状態
Client State Global State Server Stateが存在しない UIの状態 トースト表示 APIレスポンス
Redux
Client State Global State Server Stateが存在しない UIの状態 トースト表示 APIレスポンス Reduxでは、
Server Stateを Global State として管理している
03. Client State vs Server State
Client StateとServer State の違いは? 以後、Client State = Client State +
Global State
Client State vs Server State Client State Server State 所有者
クライアントが完全に所有している リモートに操作されうる 同期性 同期的に使用することができる 非同期的に使用する必要がある 最新性 常に最新の状態である 状態が古くなる可能性がある
Client State vs Server State Client State Server State 所有者
クライアントが完全に所有している リモートに操作されうる 同期性 同期的に使用することができる 非同期的に使用する必要がある 最新性 常に最新の状態である 状態が古くなる可能性がある
04. 非同期の状態を管 理する
ReduxとReact Queryでの 非同期な状態の実装を比較 loadingで検証
Reduxの場合
React Queryの場合
React Queryの場合
React Queryは非同期の 状態管理ライブラリだ
05. キャッシュを 管理する
Client State vs Server State Client State Server State 所有者
クライアントが完全に所有している リモートに操作されうる 同期性 同期的に使用することができる 非同期的に使用する必要がある 最新性 常に最新の状態である 状態が古くなる可能性がある
状態をなるべく 最新に保ちたい
useQueryを使用した データフェッチの流れ 1. useQueryがコンポーネントで呼ばれ、データフェッチを開始 2. queryKeyを参考にキャッシュを確認する - キャッシュヒットした場合、キャッシュされたデータをコンポーネントに返却 - キャッシュヒットしなかった場合、または、キャッシュヒットしたがキャッシュが
stale状態の場 合は3に進む 3. バックグラウンドで新しいデータを fetchしてアップデートする 4. 新しいデータをキャッシュに保存して再レンダリングする
なるべくキャッシュを 返してfetchを減らしたい
StaleTimeとcacheTime • staleTime ◦ キャッシュをstale(古くなったとみなす) 状態にするまでの期間 ◦ デフォルト:0 • cacheTime
◦ キャッシュをガベージコレクション(メモリ領域の開放)するまでの 時間 ◦ デフォルト:5分
StaleTimeを使用する • staleTime:0 ◦ 常に最新のデータを取得する • staleTime:Infinity ◦ キャッシュが常にfreshなのでネットワークのリクエストが走らず、 キャッシュからデータを取得する
◦ 自分しか変更できないデータに有効
StaleTimeを使用する • staleTime:0 ◦ 基本はこの設定で良い • staleTime:Infinity ◦ データが更新されるタイミングがわかっていれば Infinityにして、更新時に明示的にinvalidateする
最新性を優先する
Client State vs Server State Client State Server State 所有者
クライアントが完全に所有している リモートに操作されうる 同期性 同期的に使用することができる 非同期的に使用する必要がある 最新性 常に最新の状態である 状態が古くなる可能性がある
Thanks!!!
Thanks!!! • Twitter ◦ https://twitter.com/ytaisei_ • Qiita ◦ https://qiita.com/taisei-13046 •
Zenn ◦ https://zenn.dev/taisei_13046