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チケット文化定着までに気をつけたこと
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yuki476
May 18, 2019
Education
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チケット文化定着までに気をつけたこと
2019/05/18 第16回Redmine Tokyo
https://redmine.tokyo/versions/33
yuki476
May 18, 2019
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Transcript
チケット文化 定着までに 気をつけたこと
2 @yuki476 (ゆき) Redmine管理者5年目 インフラエンジニア10年、チームリーダー7年目。 NW/サーバー構築、検証、保守運用を一通り実施。 CISSP.
Redmineを使いだした経緯 業務の致命的なボトルネック 3 1
なぜRedmineを使いだしたか? ❖ 属人化したことによる業務停滞 ❖ メールで飛び交い氾濫する業務情報 ❖ 増加するコミュニケーションコスト (色々な理由もあって仕方がなかったが) リーダーを経由しないと進まない状況と仕組み 4
Excelとメールが憎い 探す、確認する、調べる、状況整理 etc. とにかく何をするにも面倒くさかった。 5
何を実現したかったか メールとExcel管理表を駆逐する 6 2
実現したかったこと 7 ❖ 余計な手間は掛けたくない ❖ 情報共有をスムーズにしたい ❖ ナレッジを非属人化したい 見たら『何をどうするか』 分かるものを作る
今のままだとリーダーが死んでしまう……
どう進めていったか 仕組みづくりから定着まで 8 3
9 第一段階 まず始める(動かす) ❖ とりあえずBitnamiで使う ❖ リーダーだけチケット書く ❖ 機能も削る ❖
メンバーとお客様は何も変わらない ルールを作るために使ってみた。 手間なく使える境界を見極める
10 第二段階 とりあえずのルール運用開始 ❖ メンバーもチケット切る ❖ ルール遵守より動いてることを重視 ❖ お客様は見るだけ 『チームが使える』ようにする。
当初の目的だけに注力する。 ・見たら『何をどうするか』分かるもの ・キレイより動いてることを重視
11 第三段階 ブラッシュアップして定着させる ❖ 段々と決まっていくルール ❖ お客様も巻き込む ❖ 不満や対策は『当初の目的』を考慮して 『使うことが当たり前』にしていく
人が増えても目的を見失わないように ・キレイではなく動きづつけることを重視 ・使うことで得する状態を維持
12 最終的にどうなったか? ❖ メンバーも楽なので使う ❖ お客様も『見たほうが早い』ので使う ❖ 情報共有と整理、ナレッジ蓄積が進む 『この仕組みが無いと仕事できない』 『なんで書いておかなかった過去の俺!』
『それチケット切っておきます』 等の言葉がメンバーから出てくる
実現まで守ったこと 絶対に譲らなかったこと 13 4
何に気をつけたか? 時間が無いのでサラッと書きましたが 色々苦労してます。 14
目的を忘れない なんのために始めたか? コストに注意 変化は面倒くさい。小さく簡素に キレイより動かす 使われなければ意味がない 15
Simple is Best 常にリターンが上回る範囲で変化を 16 楽で便利なら勝手に使ってくれる 必ずどこかでリターンが上回る
17 THANKS! リーダーの経験を技術同人誌にして販売中 『 理想のチームの作り方 』 https://owl-eng.booth.pm/