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Amazon VPCでの IPv6利用に向けた はじめの一歩/first-step-towar...

Amazon VPCでの IPv6利用に向けた はじめの一歩/first-step-towards-using-ipv6-in-amazon-vpc

YukihiroChiba

August 01, 2024
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  1. 本⽇のアジェンダ 11 1. IPv6の簡単なおさらい 〜このあとの話の⼟台になる話〜 2. VPCでのIPv6利⽤ 〜VPCやサブネットでの関連付け〜 3. IPv6

    on VPCでのゲートウェイ 〜3つのゲートウェイを押さえよう〜 4. IPv6 on VPCへのインバウンド 〜リソースの対応状況を意識しよう〜 5. IPv6 on VPCからのアウトバウンド 〜サービスエンドポイントの対応状況を意識しよう〜 6. EC2でIPv6を使う時のTips 〜細かいあれこれをまとめて〜
  2. ⽣成AIに聞いたIPv6の特徴 18 IPv6の特徴を10個あげてください 1. 128ビットアドレスによる約340澗個の巨⼤なアドレス空間 2. 簡素化されたヘッダ構造による処理効率の向上とオプションヘッダの分離 3. IPsecプロトコル組み込みによる強化されたエンドツーエンドセキュリティ 4.

    ステートレス⾃動アドレス設定(SLAAC)によるDHCP不要の⾃動設定機能 5. フローラベルフィールドを⽤いた効率的なQoS(Quality of Service)サポート 6. Mobile IPv6によるネットワーク間移動時のシームレスなセッション維持 7. 効率的なグループ通信を実現する改善されたマルチキャスト機能 8. 将来の機能拡張に対応する柔軟な拡張ヘッダの導⼊ 9. エンドポイントのみでのフラグメンテーションによるネットワーク効率の向上 10. グローバルアドレスの豊富さによるNAT(Network Address Translation)の不要化
  3. ⽣成AIに聞いたIPv6の特徴 19 IPv6の特徴を10個あげてください 1. 128ビットアドレスによる約340澗個の巨⼤なアドレス空間 2. 簡素化されたヘッダ構造による処理効率の向上とオプションヘッダの分離 3. IPsecプロトコル組み込みによる強化されたエンドツーエンドセキュリティ 4.

    ステートレス⾃動アドレス設定(SLAAC)によるDHCP不要の⾃動設定機能 5. フローラベルフィールドを⽤いた効率的なQoS(Quality of Service)サポート 6. Mobile IPv6によるネットワーク間移動時のシームレスなセッション維持 7. 効率的なグループ通信を実現する改善されたマルチキャスト機能 8. 将来の機能拡張に対応する柔軟な拡張ヘッダの導⼊ 9. エンドポイントのみでのフラグメンテーションによるネットワーク効率の向上 10. グローバルアドレスの豊富さによるNAT(Network Address Translation)の不要化 👇特に注⽬
  4. CIDRブロックのIP範囲 28 • 関連付けられるIPv6 CIDRブロックの基本的なサイズは以下です ◦ VPC…/56(IPAMを利⽤すれば/44 〜 /60 (/4単位)を指定可能)

    ◦ サブネット…/64(VPCより⼩さい範囲で、/44 〜 /64 (/4単位)で指定可能) • 💡2023年11⽉のアップデート前は、上記の「基本サイズ」固定でした ◦ 特に要件がなければ、気にせず基本サイズを利⽤して問題ありません
  5. CIDRブロックのIP範囲(サイズの⽬安) 29 • 関連付けられるIPv6 CIDRブロックの基本的なサイズは以下です ◦ VPC…/56(IPAMを利⽤すれば/44 〜 /60 (/4単位)を指定可能)

    ◦ サブネット…/64(VPCより⼩さい範囲で、/44 〜 /64 (/4単位)で指定可能) • 💡2023年11⽉のアップデート前は、上記の「基本サイズ」固定でした ◦ 特に要件がなければ、気にせず基本サイズを利⽤して問題ありません 実質無限✨
  6. IPv6で使うゲートウェイ 33 • ✍以下の3つのゲートウェイを押さえてください ◦ インターネットゲートウェイ ◦ Egress-Only インターネットゲートウェイ ◦

    NAT ゲートウェイ IPv6特有か ⽤途 インターネットゲートウェイ いいえ IPv6でのインターネットとの双⽅向通信 Egress-Only インターネットゲートウェイ はい IPv6でのインターネットへの⽚⽅向通信 NAT ゲートウェイ いいえ IPv6クライアントからIPv4への通信時のNAT IPv6特有でないゲートウェイはIPv4で利⽤するものと同⼀。 ゲートウェイで特別に機能を有効化する必要もない
  7. 主なAWSリソースでのIPv6対応状況 39 • 主要なリソースのIPv6対応状況は以下の通りです ◦ EC2:IPv6のみにも対応 ◦ ALB:パブリックIPv4なしのデュアルスタックにも対応 ◦ NLB:⼀部条件付きでデュアルスタック対応

    ▪ インターネット向けであり、TCP or TLSリスナー ◦ CloudFront:インターネット⾯はデュアルスタック対応 ▪ オリジンへのアクセスはIPv6⾮対応 ◦ Global Accelerator:⼀部条件付きでデュアルスタック対応 ▪ ターゲットがデュアルスタックALB or NLB
  8. AWSサービスエンドポイントの対応状況に注意 48 • EC2インスタンスからAWS CLIやAWS SDKでプログラムアクセスする際、 IPv6のみだと困るケースがあります ◦ そもそもサービスがIPv6に対応していない(NAT64などが必要) ◦

    明⽰的にエンドポイントの指定が必要(デフォルトでない) ◦ リージョンによってIPv6対応状況が違うことがある 👉AWSサービスへのアクセスが多い場合、  EC2にはIPv4も共存させる必要があります
  9. EC2でのIPv6あれこれ 50 • 💡EC2インスタンスへのIPv6割り当て ◦ サブネットの「⾃動割り当て」属性によりインスタンス作成 時に⾃動割り当てできます ◦ ⼿動での割り当てもできます •

    💡IPv6⾮対応のインスタンスタイプ ◦ マネジメントコンソールの「インスタンスタイプ」から確認 できます ◦ 2024年7⽉時点で⾮対応 ◦ 👉t1,c1,m1,m2,m3
  10. EC2でのIPv6あれこれ 51 • 💡OSでのIPv6認識 ◦ EC2インスタンスにIPv6を割り当てれば、現⾏のOSであれば ⾃動的にOSでもIPv6が認識されます ◦ OSが古い場合、OS上で別途有効化が必要な場合があります •

    💡デュアルスタックにおける優先度 ◦ OSによるが、デフォルトではIPv6が優先されるケースが多い ◦ OS上で明⽰的に優先度を設定も可能
  11. ふりかえり 53 1. IPv6の簡単なおさらい - IPv6はインターネット疎通⽤のNAT不要 - IPv6とIPv4は直接通信できない - IPv6とIPv4の同居をデュアルスタックと呼ぶ

    2. VPCでのIPv6利⽤ - VPCやサブネットにIPv6 CIDRブロックを関連付ける - VPCではIPv6のみは不可、サブネットでは可能 - IPv6 CIDRブロックめっちゃ広い 3. IPv6 on VPCでのゲートウェイ - 2種のインターネットゲートウェイで双⽅向、⽚⽅向のインターネット疎通 - NAT64/DNS64でIPv6クライアントからIPv4に通信可能
  12. ふりかえり 54 4. IPv6 on VPCへのインバウンド - クライアント側でIPv6に対応している必要がある - 「IPv6のみ」に対応しているサービスは少ない

    5. IPv6 on VPCからのアウトバウンド - AWSサービスエンドポイントのIPv6対応状況を意識する必要がある - サービスによっては専⽤のエンドポイントを使⽤する必要がある 6. EC2でIPv6を使う時のTips - 新し⽬のOSであれば⾃動でIPv6が認識される - IPv4/v6の優先度はOS側で設定可能