前半|現在|グリゴリー・ペレルマンの功績 23 l ロシアの数学者(1966〜) l 2002年〜2003年︓ リッチフローにおけるエントロピーの公式と リーマン多様体の崩壊理論という微分幾何学の⼿法を⽤いて、 ミレニアム問題であるポアンカレ予想を証明した論⽂を発表した。 l 2006年︓ 他の数学者達によって 論⽂の内容が基本的には正しいと判定された。 l 2007年︓ 多様体学習や情報幾何学を背景とした scikit-learnを始めとするPythonライブラリがリリースされた。 https://opc.mfo.de/ https://github.com/scikit-learn
前半|未来|シンギュラリティ(2045︖︖︖2029︖︖︖) 34 RAY KARZWEIL(2005) 『THE SINGULARITY IS NEAE』Penguin Books l Singularity(技術的特異点) l When humans transcend biology with the power of technology l ⼈間が技術の⼒によって ⽣物学的な限界を超越する時 l 2045年問題(2029年問題) l ⼀部の職業がAI(⼈⼯知能)に置き換わる l BI(ベーシックインカム)が導⼊される l 脳や臓器が⼈⼯化・代替可能になる
後半|数学×AI(1/3)|線形代数 36 l 情報系学部において「線形代数」を使う例 l イメージモザイキング(iPhoneで⾔うパノラマ写真)は 4ブロック×4ブロック×8⽅向=128次元のSIFT特徴量を⽤いる。 イメージモザイキング@グランドキャニオン 撮影︓⼤林由弥 ⾼校指導要領の関連分野︓数学C「ベクトル」
後半|物理×AI(1/2)|古典⼒学 41 l ゲームプログラミングにおいて「古典⼒学」を使う例 l FINAL FANTASY VII REMAKEの「慣性補間によるアニメーション遷移」には ⼈間⼯学に基づいた計算式(速度や加速度を含む)が⽤いられている ⾼校指導要領の関連分野︓物理「⼒学」情報「プログラミング」 https://www.gamer.ne.jp/news/202009030009/
最後に|情報系学部を卒業した後の国内の就職先 46 l ⼤学院(修⼠・博⼠) l SIer(システムインテグレーター) l Web系 l メーカー(⾃動⾞・家電・ゲーム) l 通信(ソフトバンク・docomo・au) l 広告(電通・博報堂) l ⾦融(野村證券・JCB) Web系(重要なのは技術⼒) Zホールディングス(ヤフー)+LINE リクルート 楽天 サイバーエージェント メルカリ SIer(重要なのはコミュニケーション能⼒) NTT系列(特にNTTデータ) 野村総研(NRI) 富⼠通 NEC SCSK https://www.it-career-navi.com/entry/
最後に|まとめ 48 l 皆んなの⼈⽣をより良いものにするために、 AI(⼈⼯知能)負けないレベルの「⼈間らしい知性・創造⼒」を⾝につけて欲しい。 l その第⼀歩として、中学と⾼校で良く学び、良い総合⼤学に⼊学して欲しい。 l さらに余⼒がある場合、 熱中できる学問領域(情報系に限らない)を⼀つ以上⾒つけて欲しい。 l 「〇〇×AI」のような「異分野の融合」にチャレンジしてみて欲しい。