Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Rubyの日本語リファレンスマニュアルの現在と未来
Search
Kazuhiro NISHIYAMA
October 05, 2024
Programming
0
9
Rubyの日本語リファレンスマニュアルの現在と未来
[松江Ruby会議11](
https://matsue.rubyist.net/matrk11/)での発表資料です
。
Kazuhiro NISHIYAMA
October 05, 2024
Tweet
Share
More Decks by Kazuhiro NISHIYAMA
See All by Kazuhiro NISHIYAMA
devise-two-factorを4.xから5.xに上げた話
znz
0
49
docs.ruby-lang.org/ja/ の生成方法を変えた
znz
0
39
Ubuntuのriscv64版をqemuで動かした
znz
0
40
lilo.linux.or.jpをbusterからbullseyeに上げた
znz
0
47
小規模個人アプリをRails 7.xにバージョンアップした話
znz
0
32
Ruby リファレンスマニュアル改善計画 2022 進捗報告
znz
0
98
Rubyist Magazine Reboot
znz
0
120
History of Japanese Ruby reference manual, and future
znz
0
1.6k
qemuのriscv64にDebianを入れてみた
znz
0
100
Other Decks in Programming
See All in Programming
推し活としてのrails new/oshikatsu_ha_iizo
sakahukamaki
3
2k
cXML という電子商取引の トランザクションを支える プロトコルと向きあっている話
phigasui
3
2.3k
とにかくAWS GameDay!AWSは世界の共通言語! / Anyway, AWS GameDay! AWS is the world's lingua franca!
seike460
PRO
1
790
JavaでLチカしたい! / JJUG CCC 2024 Fall LT
nhayato
0
120
CSC509 Lecture 11
javiergs
PRO
0
180
弊社の「意識チョット低いアーキテクチャ」10選
texmeijin
5
24k
Jakarta EE meets AI
ivargrimstad
0
120
[PyCon Korea 2024 Keynote] 커뮤니티와 파이썬, 그리고 우리
beomi
0
120
Make Impossible States Impossibleを 意識してReactのPropsを設計しよう
ikumatadokoro
0
130
Webの技術スタックで マルチプラットフォームアプリ開発を可能にするElixirDesktopの紹介
thehaigo
2
1k
タクシーアプリ『GO』のリアルタイムデータ分析基盤における機械学習サービスの活用
mot_techtalk
4
600
ペアーズにおけるAmazon Bedrockを⽤いた障害対応⽀援 ⽣成AIツールの導⼊事例 @ 20241115配信AWSウェビナー登壇
fukubaka0825
2
220
Featured
See All Featured
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
67
10k
Unsuck your backbone
ammeep
668
57k
Statistics for Hackers
jakevdp
796
220k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
88
5.7k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
65
4.4k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
404
65k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
46
2.1k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
10
700
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
364
19k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
7
560
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
Transcript
Rubyの日本語リファレンスマニュ アルの現在と未来 Kazuhiro NISHIYAMA 株式会社Ruby開発 松江Ruby会議11 2024-10-05 Powered by Rabbit
3.0.3
self.introduction 西山 和広 株式会社Ruby開発 www.ruby-dev.jp github など: @znz Ruby のコミッター
https://github.com/rurema の管理者 1/17
アジェンダ るりまの説明 現状 やりたいこと 手伝ってほしいこと 2/17
るりまとは? Japanese Ruby reference manual Rubyリファレンスマニュアル刷新計画 https://github.com/rurema rurema/doctree - ドキュメントのソース
rurema/bitclust - るりま用の独自システム rurema/generated-documents - 生成したHTML 3/17
閲覧用サイト 公式サイト https://docs.ruby-lang.org/ja/ https://docs.ruby-lang.org/ja/latest/ 常に最新安定版 https://docs.ruby-lang.org/ja/3.3/ バージョンごと https://docs.ruby-lang.org/ja/3.2/ バージョンごと https://docs.ruby-lang.org/ja/master/
常に開発版 るりまサーチ https://docs.ruby-lang.org/ja/search/ Groonga, Rroonga を使った専用検索システム 4/17
ドキュメント更新の流れ rurema/doctree のドキュメントを更新 RD という「Rubyリファレンスマニュアル刷新計画」以前のドキュ メントで使われていた記法ベースにした bitclust 独自記法 bitclust で変換
バージョンごとの独自データベースに変換 るりまサーチ もこのデータベースを参照している rurema/generated-documents の GitHub Actions で HTML 生成して rurema/generated-documents に反映 docs.ruby-lang.org に反映 git pull して反映、るりまサーチのインデックス更新 5/17
ドキュメントの内容の現状 最近のバージョンにおいついていないところがある 何がおいついていないのかもまとまっていない メソッドごとの対応はしやすいので、かなりおいついている? 文法の変更などの対応状況は未確認 NEWS の翻訳もおいついていない 6/17
今後の予定 bitclust の Markdown 対応 貢献してもらいやすくするため bitclust の使い方のドキュメントをまとめなおし `docs.ruby-lang.org/ja/ の改善
7/17
Markdown 対応の残作業 bitclust への型付けをしつつコードリーディングの続き 現在作業中 kramdown への型付け (まだなければ) 開発環境の devcontainer
化 (bitclust 開発者向けと doctree 執筆者向け) devcontainer の設定は入れた bitclust の markdown 対応 8/17
rurema の markdown 対応 bitclust に markdown 対応機能追加 markdown 移行前に
doctree の pull request 一掃 doctree で markdown に一部書き換え doctree の書き換えでわかった bitclust で markdown 対応の問題点修正 rurema-search の markdown 対応 9/17
rurema の markdown 対応 doctree で全面的に markdown 対応 doctree の
RDベース記法のドキュメント削除 bitclust から RD 対応を削除 10/17
同時やること bitclust の使い方のドキュメントをまとめなおし コントリビュートしてもらうときの手順など 現在は使えなくなっているツールなども残っているかも ドキュメント執筆補助ツール (bitclust の tools) 再整備
使えないものを削除するなどの整理 11/17
その他のやりたいこと irb でのドキュメント表示対応 サンプルコードの ruby.wasm での実行対応 rurema/generated-documents の生成済ファイル汎用化 埋め込まれているタグなどの関係で docs.ruby-lang.org
専用 → うまく分離したい 12/17
docs.ruby-lang.org関連 docs.ruby-lang.org の環境軽量化 HTML 生成部分は GitHub Actions 化完了 https://github.com/ruby/docs.ruby-lang.org にある
ansible の playbook も現状と合わないので EC2 インスタンス作り直し? 別環境へ移行? 脆弱性のある古い js の対処 (あれば) 古い jquery などが残っているかどうかなどの確認から 13/17
docs.ruby-lang.org関連(できれば) 古いバージョンの db-* の再生成 るりまサーチで古いバージョンの検索ができない HTML 配信元を EC2 から S3
バックエンドか 何かに移行(?) rurema-search は生成されるインデックスだけで 600M 越え (heroku の slug の 500M 制限超過) で 静的ファイルのホスティング + Heroku への移行は無理そう 14/17
今でも手伝ってほしいこと ドキュメントの更新 メソッドの追加・変更・削除あたりは手をつけやすい 「Ruby x.y 対応」の issue の作成やメンテナンス 未翻訳の NEWS
などの翻訳 文法などのクラスやメソッド以外のドキュメントの構成 開発ドキュメントの更新 bitclust の使い方のまとめなおし pull request 作成までの動作確認方法など よく使うコマンド一覧の作成など 現在は使えない機能や制限があれば追記 15/17
MD 対応で手伝ってほしいこと Markdown 対応前 型に詳しい人は ruby-jp Slack の #types で相談にのってほしい
Markdown 対応時 RD から Markdown への書き換え 書き換え時にあった問題点の報告 Markdown 対応後 Markdown でのドキュメント更新 16/17
最後に ドキュメントの誤字脱字なども含めて https://github.com/rurema/doctree/issues でいつでも受け付け中 issues に対応してくれる人も増えてほしい 人が少ないので放置されがちかも pull request のレビューをしてくれる人も増えてほしい
pull request 作成までの手順とかもまとまっていると良さそう 何かあれば ruby-jp Slack の #rurema もどうぞ 17/17 Powered by Rabbit 3.0.3