Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Ruby on Rails と私
Search
Kazuhiro NISHIYAMA
June 29, 2025
Programming
0
16
Ruby on Rails と私
[関西Ruby会議08 After Party: 叡電LT 🚃](
https://ruby-tuesday.doorkeeper.jp/events/185048)の発表資料です
。
Kazuhiro NISHIYAMA
June 29, 2025
Tweet
Share
More Decks by Kazuhiro NISHIYAMA
See All by Kazuhiro NISHIYAMA
riscv64.rubyci.org internal
znz
0
13
Rubyの日本語リファレンスマニュアルの現在と未来
znz
0
60
devise-two-factorを4.xから5.xに上げた話
znz
0
260
docs.ruby-lang.org/ja/ の生成方法を変えた
znz
0
76
Ubuntuのriscv64版をqemuで動かした
znz
0
95
lilo.linux.or.jpをbusterからbullseyeに上げた
znz
0
99
小規模個人アプリをRails 7.xにバージョンアップした話
znz
0
88
Ruby リファレンスマニュアル改善計画 2022 進捗報告
znz
0
150
Rubyist Magazine Reboot
znz
0
210
Other Decks in Programming
See All in Programming
202507_ADKで始めるエージェント開発の基本 〜デモを通じて紹介〜(奥田りさ)The Basics of Agent Development with ADK — A Demo-Focused Introduction
risatube
PRO
6
1.4k
Understanding Kotlin Multiplatform
l2hyunwoo
0
250
変化を楽しむエンジニアリング ~ いままでとこれから ~
murajun1978
0
690
新世界の理解
koriym
0
130
実践!App Intents対応
yuukiw00w
1
220
中級グラフィックス入門~効率的なメッシュレット描画~
projectasura
4
2.5k
Vibe coding コードレビュー
kinopeee
0
420
なぜ今、Terraformの本を書いたのか? - 著者陣に聞く!『Terraformではじめる実践IaC』登壇資料
fufuhu
4
520
GUI操作LLMの最新動向: UI-TARSと関連論文紹介
kfujikawa
0
690
CEDEC 2025 『ゲームにおけるリアルタイム通信への QUIC導入事例の紹介』
segadevtech
3
810
リッチエディターを安全に開発・運用するために
unachang113
1
360
自作OSでDOOMを動かしてみた
zakki0925224
1
1.2k
Featured
See All Featured
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
51
8.8k
Faster Mobile Websites
deanohume
308
31k
Balancing Empowerment & Direction
lara
1
540
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
126
53k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
51k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.8k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.6k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
8
550
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.9k
Building an army of robots
kneath
306
45k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Transcript
Ruby on Rails と私 Kazuhiro NISHIYAMA 関西Ruby会議08 After Party: 叡電LT
2025-06-29 Powered by Rabbit 3.0.5
最初に ラジオ感覚で軽く聞いてもらるような内容の つもり 途中で切られるのを想定して後ろの方の内容 は薄い 1/17
自己紹介 西山 和広 Ruby のコミッター GitHub など: @znz 株式会社Ruby開発 www.ruby-dev.jp
Ruby関西初期メンバー 2/17
Rails を知った頃 2005年5月14日(土) の第3回Ruby関西勉強会で 紹介されていた https://github.com/rubykansai/workshops/wiki/ KansaiWorkshop003 名前はもうちょっと前からみかけていた https://rubygems.org/gems/rails からバージョ
ン履歴をみると当時は 0.12.1 3/17
その頃の印象 いくつかある Ruby を使っているもののひとつ 流行るかどうかはまだわからないので、とり あえず知っておく GET と POST を区別しないとか
Web に詳し くない人が作ってそう 4/17
HTTP メソッドについて 1995 年頃に読んだ CGI の本で区別が書いて あった 当時はライブラリを作るような人はみんな RFC とかちゃんと読んでいると思っていた
実際にはそうではないし、全部読めるような 量ではない(今はもっと無理) その本の10年後なのに区別してないのは大丈 夫なのか? と思った 少なくとも当時の状態では使いたくないもの だった 5/17
RESTful Rails 2.0 あたりで REST 重視になった GET POST 問題は解決していた 6/17
Rails 2.2 で i18n 対応 gettext に慣れていたので機能不足では? とい う疑問があった 英語と日本語だけなら
i18n でも困らない 複数形などのルールが複雑な言語に対応した くなったときに困るのでは? という疑問は今で もあるが、必要になったことがないので未調 査 7/17
RubyGems Rails は RubyGems より後にでてきた (setup.rb より後発だが C 拡張などへの対応が 雑で今でも困ることがあるらしい…)
RubyGems は同じパッケージの複数バージョ ンを同時インストール可能 deb や rpm では不可能だったので驚く (同時インス トール可能にするにはバージョンごとにパッケージ がわかれていた) (当然のように) Dependency hell が起きる 8/17
RVM と Bundler RVM の gemset で分離 RVM 以前は ruby
に program suffix をつけて同じ prefix にインストールしていたが、RVM 以降は別 prefix にインストールするのが主流に Bundler の登場で gemset が不要に Bundler のリリース時期は Rails 2.x 時代で Rails 3.0 で正式対応 9/17
Rails 3 Merbとの統合など Bundler 対応以外は大きな影響はなかった気が する 10/17
JavaScript 関連 初期は prototype.js と script.aculo.us いつの間にか jQuery だらけ Angular.js,
Vue.js など軽く使うこともあった YUI とか Backbone.js とかメンテナンス用に みたことがある 古いとドキュメントが公開されなくなるライブラリ は書き直すにも解読困難で辛い 11/17
その後 気になる新機能もあるけど今までのやり方で もなんとかなっていることが多い ここからどこでも切られても良い感じの話に 12/17
Rails 4 系 今は変わったりなくなったものも新しく入った頃 4.0 Strong Parameters → params.expect (Rails
8) Turbolinks → Turbo など 4.1 アプリケーションプリローダーSpring → rails new で Gemfile に入らない config/secrets.yml → credential 13/17
Rails 5 系 気になる新機能もあるけど今までのやり方で もなんとかなっている Action Cable form_with Active Storage
belongs_to の required: true がデフォルトに なった対応が必要だった semgrep で , optional: true を追加した 14/17
Rails 6 系 大きな新機能は特に使わず Webpacker がデフォルト化 Action Mailbox Action Text
15/17
Rails 7 系 コンテナ系などでも rails new で生成される ファイルも参考にするようになった 7.0 Dockerfile
7.1 Dev Container (Development Container) Webpacker に移行していなかったらさらに変 わっていた Hotwire の公式サポートも気になる 16/17
Rails 8 params.expect が良さそう 標準で作成するデータベースが4個になった CREATE DATABASE の権限が悩ましい 17/17 Powered
by Rabbit 3.0.5