Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

文献紹介:Fake it Till You Make it: Self-Supervised Semantic Shifts for Monolingual Word Embedding Tasks

文献紹介:Fake it Till You Make it: Self-Supervised Semantic Shifts for Monolingual Word Embedding Tasks

Taichi Aida

May 31, 2021
Tweet

More Decks by Taichi Aida

Other Decks in Research

Transcript

  1. Fake it Till You Make it: Self-Supervised Semantic Shifts for

    Monolingual Word Embedding Tasks Maurício Gruppi, Sibel Adalı, Pin-Yu Chen AAAI2021 論文紹介
  2. 問題点 - 教師なし学習 - 正解データ(意味が変化した/変化しない単語)がないた め、対象の文書に対して単語分散表現だけを使う →意味変化の有無を分類問題として捉え、自己教師ありの手法 を提案 - 全ての単語を用いて回転(Global

    alignment) - 意味変化した単語が使われることで、各ベクトル空間の特 徴を捉えた対応付けができない - 各文書で意味が変化しない単語(landmark)が良い →学習した分類器で landmark だけを抽出 3
  3. 本論文での解決策 - 教師なし学習 - 正解データ(意味が変化した/変化しない単語)がないた め、対象の文書に対して単語分散表現だけを使う →意味変化の有無を分類問題として捉え、訓練データを擬似的に 作成する自己教師ありの手法を提案 - 全ての単語を用いて回転(Global

    alignment) - 意味変化した単語が使われることで、各ベクトル空間の特 徴を捉えた対応付けができない - 各文書で意味が変化しない単語(landmark)が良い →学習した分類器で landmark だけを抽出し、回転させる 4
  4. 提案手法:S4-D 自己教師あり学習で分類器を獲得 - 自己教師あり学習(今回は分類問題) - 意味変化しない:回転行列の学習に使う単語(landmark) から抽出 - 意味変化する:回転行列の学習に使わない単語 (non-landmark)ベクトルに別の

    non-landmark の単語 ベクトルを足して意味変化した単語を生成する - 分類器 - 1層100ユニット、ReLU関数とsigmoid関数から構成 - 入力:結合した両時期の単語ベクトル - 出力:意味変化の有無 6
  5. 提案手法:S4-A 分類器で landmark を獲得して回転 - 分類器を学習する S4-D と大体は同じ - 回転行列の計算に使う

    landmark を更新 - S4-D で学習している分類器を使い、全ての単語から意味 変化の有無を予測 - 意味変化しないと予測された単語を landmark に - 最終的に得られた landmark で両ベクトル空間を 回転して対応付ける 7
  6. 実験 British vs. American English - 意味変化の検出は時期間で調査するのが多い が、ここでは時期を揃えて地域の違いを分析 - 回転行列の計算に使う

    landmark の選び方 - Global:全ての単語を使う - Top-5%, 10%:頻度の高い単語の上位5%, 10% - Bot-5%, 10%:頻度の低い単語の上位5%, 10% - S4-A(提案手法):分類器に基づいて更新する 8
  7. 実験 British vs. American English - 意味変化の検出は時期間で調査するのが多い が、ここでは時期を揃えて地域の違いを分析 - 意味変化の予測方法

    - COS:余弦類似度。閾値は 0.3, 0.5, 0.7 とした - S4-D(提案手法):学習した分類器で予測 - Noisy-Pairs:言語間の単語ベクトルを対応付ける。EM アルゴリズムで landmark を選定し、確率に基づいて意味 変化の有無を予測する。 9
  8. 実験 4つの言語で意味変化の有無を分類 - 2つの時期間で通時的な変化を検出する (SemEval-2020 Task 1) - 英語、ドイツ語、スウェーデン語、ラテン語で性能 を評価する

    - 回転行列の計算に使う landmark の選び方 - S4-A(提案手法) :分類器で予測して更新 - Noise-Aware:EM アルゴリズムで予測 - Top/Bot 5%, 10%:頻度の上位/下位5%, 10% - Global:全部使う - 余弦類似度に基づいて分類した 13
  9. 実験 人工知能分野 vs. 物理 - arxiv で AI と物理の文書を比較 -

    各手法で意味変化の度合い(余弦類似度の低い 順)で単語を順位付けし、手法間でスピアマンの 順位相関を計算 - 回転行列の計算に使う landmark を選ぶ手法 - Global - Noise-Aware - S4-A(提案手法) 15
  10. 19