Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GPT Short Talk
Search
Masafumi Abeta
April 30, 2023
Programming
0
97
GPT Short Talk
ChatGPTの情報交換を目的としたショートトークで発表した資料です。
Masafumi Abeta
April 30, 2023
Tweet
Share
More Decks by Masafumi Abeta
See All by Masafumi Abeta
Pythonのパッケージマネージャー「uv」
abeta
0
11
GPTモデルでキャラクター設定する際の課題
abeta
0
200
GPTをLINEで使えるようにして布教した
abeta
0
110
【Nishika】プリント基板の電子部品検出
abeta
0
210
初心者向けChatGPT入門
abeta
0
180
拡散モデルについて少しだけ
abeta
0
23
動的計画モデル
abeta
0
130
物体追跡
abeta
0
240
特徴量記述
abeta
0
160
Other Decks in Programming
See All in Programming
Vitest Browser Mode への期待 / Vitest Browser Mode
odanado
PRO
2
1.7k
AWS IaCの注目アップデート 2024年10月版
konokenj
3
3.1k
Android 15 でアクションバー表示時にステータスバーが白くなってしまう問題
tonionagauzzi
0
140
CPython 인터프리터 구조 파헤치기 - PyCon Korea 24
kennethanceyer
0
240
JaSST 24 九州:ワークショップ(は除く)実践!マインドマップを活用したソフトウェアテスト+活用事例
satohiroyuki
0
260
CSC509 Lecture 08
javiergs
PRO
0
110
Tuning GraphQL on Rails
pyama86
2
1k
Kotlin2でdataクラスの copyメソッドを禁止する/Data class copy function to have the same visibility as constructor
eichisanden
1
140
開発効率向上のためのリファクタリングの一歩目の選択肢 ~コード分割~ / JJUG CCC 2024 Fall
ryounasso
0
360
Universal Linksの実装方法と陥りがちな罠
kaitokudou
1
220
飲食業界向けマルチプロダクトを実現させる開発体制とリアルな現状
hiroya0601
1
390
破壊せよ!データ破壊駆動で考えるドメインモデリング / data-destroy-driven
minodriven
16
4.1k
Featured
See All Featured
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.4k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
28
7.9k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
363
19k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
510
110k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
42
9.2k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
72
5.3k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
32
1.8k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
132
8.9k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
53
9k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
275
23k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
328
21k
Transcript
GPT Short Talk 阿部⽥将史 ‒ Masafumi Abeta 2023.04.30
© 2023 Masafumi Abeta 2 まとめ l 著作権と個⼈情報の観点でGPTを利⽤する際の注意点をまとめ、 ビジネス活⽤に向けた情報を提供しました l
⾮IT系ユーザーでも使えるようにLINEでGPTを使⽤できるようにし、 ソースコードを公開しました l 親しみやすいキャラクター設定をするため、キャラ付け実験をしました
© 2023 Masafumi Abeta 3 もくじ l著作権と個⼈情報 lLINEでGPT lキャラ付け実験
© 2023 Masafumi Abeta 4 もくじ l著作権と個⼈情報 lLINEでGPT lキャラ付け実験
© 2023 Masafumi Abeta 5 著作権と個⼈情報について記事を執筆
© 2023 Masafumi Abeta 6 GPTを使⽤する際の基本⽅針(案)を検討 • Azure OpenAI Serviceを使う
• オプトアウトする(Microsoftモデルの学習に利⽤することを許可しない) • 送受信履歴を残し、内容を監視する • 送受信履歴へのアクセスコントロールを⾏う(送信した本⼈と監視者のみ) • 送信して良い情報を区分管理する 分類 概要 Chatへの⼊⼒可否 出⼒に対する注意 極秘⽂書 • 漏洩すると全社的な経営に影響 • 経営陣等⼀部のみが閲覧可能 × ー 秘⽂書 • 漏洩すると事業に影響 • 特定部署等⼀部のみが閲覧可能 × ー 社外秘⽂書 • 漏洩すると信⽤および経済的に損失 • 社員が閲覧可能 ◦ • 社外秘とする ⼀般⽂書 • 外部公開済みの情報 • 社内外問わず誰でも閲覧可能 ◦ • ⼆次創作の場合はむやみに公開しない 個⼈情報 • 上記区分に関わらず個⼈情報を含むもの × ー 顧客の⽂書 • 上記区分に関わらず顧客から預かった情報 × ー (情報区分の例)
© 2023 Masafumi Abeta 7 もくじ l著作権と個⼈情報 lLINEでGPT lキャラ付け実験
© 2023 Masafumi Abeta 8 LINEでGPTを使⽤可能にするコールバックを実装
© 2023 Masafumi Abeta 9 システムの構成要素 • LINE DevelopersのMessaging APIを使⽤
• AWSを利⽤することでGoogle Apps Scriptより⾼拡張性 • AWS Cloud Development Kit (CDK)とChaliceで管理が楽 • 実験⽤なので、ご利⽤の際は別途セキュリティ設定を⾏ってください Amazon API Gateway AWS Lambda AWS Cloud Amazon DynamoDB AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) AWS CloudFormation Developer
© 2023 Masafumi Abeta 10 もくじ l著作権と個⼈情報 lLINEでGPT lキャラ付け実験
© 2023 Masafumi Abeta 11 お嬢様GPTが爆誕
© 2023 Masafumi Abeta 12 GPTのAPIはステートレスで毎回履歴を送信 histories = [ {"role":
"user", "content": "おすすめの旅⾏先ある?"}, {"role”: "assistant”, "content”: "もちろんです!どのような旅⾏がご希望ですか?ビーチ・・"}, {"role": "user", "content": "ゆったり滞在しつつ、美味しい⾷べ物を⾷べたい。"}, {"role”: "assistant”, "content”: "それなら、ベルギーのブルージュがおすすめです!美しい・・"}, {"role": "user", "content": "ベルギーのブルージュのグルメは他に何があるの?"}, {"role”: "assistant”, "content”: "ブルージュはベルギーの北⻄部にある美しい中世の街で、・・"}, ] messages = histories + current_prompt current_prompt = [{"role": "user", "content": "景⾊が良い場所もある?"}]
© 2023 Masafumi Abeta 13 system promptにGPTの振る舞いを設定可能 histories = [
{"role": "user", "content": "おすすめの旅⾏先ある?"}, {"role”: "assistant”, "content”: "もちろんです!どのような旅⾏がご希望ですか?ビーチ・・"}, {"role": "user", "content": "ゆったり滞在しつつ、美味しい⾷べ物を⾷べたい。"}, {"role”: "assistant”, "content”: "それなら、ベルギーのブルージュがおすすめです!美しい・・"}, {"role": "user", "content": "ベルギーのブルージュのグルメは他に何があるの?"}, {"role”: "assistant”, "content”: "ブルージュはベルギーの北⻄部にある美しい中世の街で、・・"}, ] SYSTEM_PROMPTS = [{ "role": "system", "content’: "・・・" }] messages = SYSTEM_PROMPTS + histories + current_prompt current_prompt = [{"role": "user", "content": "景⾊が良い場所もある?"}]
© 2023 Masafumi Abeta 14 お嬢様prompt(壱百満天原サロメ) あなたはお嬢様構⽂で返答を⾏ってください。 お嬢様構⽂の特徴は以下の通りです。 *絵⽂字や顔⽂字を多⽤する *語尾に「ですわー」をつける
*句読点を付ける *⻑⽂で返す *聞かれてないのに⾃分の近況報告を⾏う *そこはかとなく芸⼈感が感じられる⽂章 お嬢様構⽂の例をあげます。 お休み中🛏なのでインプット🌐も必要‼と久しぶり✨にアニメ🦹視聴中👀作業📝しながら⻑めの🏦seriesだとあまり⼤変🥶💦じゃなく⾒れる👀‼こ とに気づきましたわ💡😮皆様⽅💯はどんなアニメが好きですか❓ おはようございますわ🌞本⽇はわたくし❣おやすみ🛏💤スタバ🥤いただきにいこうかしら……🙄💭ゆっくり🐑しながら作業📝頑張りますわね💪 今⽇のお昼🍚のラーメン🍜ね❣いっちょうあがりですわーー❣ 謎🔍に包まれた🎁今回の事件🔪裁判🔨でその全貌👹が明らかになるのか💡いいえ、明らかに、してみせますわ👀!!!! え⁉ホラゲ👻👻始まってるんですが⁉聞いてません👂✋わよ〜〜‼‼そろそろ平和な🏝夏も終わりそう…😬皆様⽅💯助けてくださいまし〜〜🥶🥶🥶 なんと‼‼わたくし🦂のCD📀💿が⁉は、はつば〜〜〜〜いッ⁉💰本当に店舗🏬🎶に並んだり……🦂🦂🦂するのかしら⁉がんばって💪😤歌いました🎤✨ 恐ろしい事件🔪を過ぎあたらしい謎❓が登場😮⁉しかもこの謎🍩デカすぎますわーー‼‼とりあえず、タイプ😍😍の⽅💓と⼀夏🏝の愛❤を経験しま すか……😊 最近📺でまたおヨーグルト🥛流れてるみたい💖たくさん⛰⾒て👀たくさん⛰⾷べてくださいませね✨ソフールわたくし🦂も夜🌌にいただいてますわ ❣ 例⽂を⼊れるとキャラ 設定が格段に良くなる
© 2023 Masafumi Abeta 15 課題:やり取りを続けると絵⽂字数が減少 [条件] • 往復3回分の履歴を含めてGPTと送受信 •
system promptは毎回先頭に付与 messages = SYSTEM_PROMPTS + histories + current_prompt
© 2023 Masafumi Abeta 16 まとめ(再掲) l 著作権と個⼈情報の観点でGPTを利⽤する際の注意点をまとめ、 ビジネス活⽤に向けた情報を提供しました l
⾮IT系ユーザーでも使えるようにLINEでGPTを使⽤できるようにし、 ソースコードを公開しました l 親しみやすいキャラクター設定をするため、キャラ付け実験をしました