見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine
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見積もり、していますか?見積もる人見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 2
見積もりは難しい見積もり、難しいですよね。よくある悩みとしては不確定要素が多い期限だけは決まっている未知で手本がないこんな感じでしょうか。しかしもっと根深い課題があります。それはどうすれば上達するのか分からない!どんぶり勘定をやめたい。確度の高い見積もりをしたい。けれどそのためのスキルはどう鍛えればよいのでしょうか?本登壇ではその方法のひとつを提案します。見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 3
予定工数と作業時間ス キ ル筋力の向上で大切なのは適切な反復トレーニングです。そのための機能が Redmine には標準で用意されています。Redmineの工数管理機能 | Redmine.JP Bloghttps://blog.redmine.jp/articles/time-tracking/予定工数作業時間これらを活用することで見積もりスキル筋が鍛えられます!!見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 4
予定工数チケット作成の際に予定工数を入力しましょう。しかしいきなりは難しいはず。なので入力内容を限定します。一日 = 8 時間、N 日なら N x 8 時間半日 = 4 時間下限 = 1 時間これ以上の精度は不要と割り切りましょう。バーベルの重さみたいなものだと理解してください。見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 5
作業時間チケットに着手したら作業の切りがよいところ、または一日の終りに作業時間を記録してゆきます。記録を習慣づけることが大切です。こちらはできる限り正確な時間を入力しましょう。作業時間は累積されます。総計はそのまま予定工数の答え合わせになります。見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 6
反復予定工数の設定と作業時間の記録を繰り返す。これは反復トレーニングです。結果として見積もりスキル筋が鍛えられます。予定工数 = 見積もり作業時間 = 実態これらの一致と乖離を体感実態から見積もり達成の阻害要因を把握できるようになる阻害要因を解決するための方法を強く意識するようになるただし筋力トレーニングがそうであるように負荷を適切に保つ必要があります。そうしないと壊れます。見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 7
適切な負荷見積もりスキル筋のトレーニング負荷はチケット粒度と相関します。粒度が大きい = 予定工数が長すぎる工数が長すぎ = 作業時間の記録が雑になりやすい反復が難しい = ス キ ル筋力反映の機会が減るこれを防ぐためには予定工数の上限を決めるとよいです。最大でも数日にしましょう。経験上、一週間や一ヶ月に及ぶチケットは放置されがちです。トレーニングでいう挫折の要因になります。いきなりバーベル 100kg へ挑戦するのは無謀ですよね?見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 8
実践トレーニング方法は理解した。ではいつどこでやるのか?いますぐ目の前のプロジェクトに対してやりましょう。既にある程度の見積もりを経たチケットがあるはず。それらは格好の題材です。予定工数を後から入力するのはい ま さ ら い え な い政治的な理由などにより厳しいかもしれません。とはいえ作業時間だけでも記録しましょう。これは実態なので可能なはずです。見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 9
自主練いきなり本番プロジェクトでやるのは怖い!のだとしたら個人プロジェクトを用意して雑務チケットでトレーニングするのがオススメ。環境が用意できなければテキスト ファイルに2021/5/22 (土)昼食 1.0h => 0.5hこんな感じで記録するのもよいでしょう。反復してゆけば立派な見積もりスキル筋トレーニングになります。見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 10
プロジェクトの現状把握にも有用プロジェクトにロードマップを設定していると、それに紐付けたチケット群の予定工数と作業時間の総計が自動算出されます。個々のチケットで積み上げたものがプロジェクトの現状を浮かび上がらせます。この例だと現時点では安全圏ですね。見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 11
まとめというわけで予定工数を設定しましょう作業時間を記録しましょうこれらの一致と乖離を体感しましょう乖離の解決方法を強く意識しましょうその反復がトレーニングとなりますRedmine は養成ギプスとして有用です見積もりスキル筋をパ ン プ ア ッ プモリモリ増強してゆきましょう!見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 12
ご清聴、ありがとうございました!見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 13